アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

1024回 俺にも言わせろ! きつね と たぬき

2023-06-21 11:11:26 | 日記

⑫ きつね と  たぬき

タヌキとキツネ | キャラクター・クリエイター雑貨 | ロフト公式 ...

うどんやそばの話である。関西では油揚げをのせた「うどん」を、キツネという。京都・大阪などでは信太(しのだ)ともいう。一方、油揚げをのせた「そば」をタヌキという。油揚げが好物の狐(きつね)に因んで名を付けたと言われているが諸説たくさんあるようだ。これが関東では油揚げをのせた「そば または うどん」いずれもきつねという。従って、きつねうどん、きつねそばと使い分ける。さらに、関西で言う天かす(揚げ玉)をのせた「そば または うどん」のことをたぬきうどん、たぬきそばと言っている。

きつねうどんの写真

という事は、関西で「きつねそば」は存在しない。ならば、天かすをのせたうどんやそばを関西ではなんというか。これは、ハイカラうどん・ハイカラそばと言っている。天ぷらの上げた後のカスをハイカラというのは意味不明だ。ハイカラの本来の意味は、西洋風・今風という大正時代の流行り言葉だ。

筆者は、初めて東京に行った時、あの麺が見えない程の黒いめんつゆに驚いたと同時に、「たぬき下さい。」と注文したら、「うどんですか。そばですか。」と聞かれて混乱したことを覚えている。現在では、東京でも薄口醤油が多くなったり、関西でもきつねうどん、きつねそばが存在したりしている。これは駅そばや讃岐うどんなど全国チェーンのうどん屋さんが進出してきた影響か。