アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

670 生きてるだけで丸儲け   ⑲ 海原お浜・小浜

2020-02-14 10:12:06 | 日記

 

生きてるだけで丸儲け!

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海原お浜・小浜 おくめ(奥眼)でやせ型のお浜と、恰幅のいい毒舌タイプの小浜の名コンビだった。すでに晩年の完成された漫才しか記憶にないが、小浜のしゃべくりの毒舌に、おくめのお浜が鋭く突っ込んでいた。必ず二人とも和服で通し、お浜の突っ込みは、しばしば小浜の帯に対して強烈に叩いていた。華やかさはないが、お浜の本気で怒っているような凄みと、小浜のとぼけたコンビの味は、筆者は大好きだった。

残念ながら漫才ブームを体験することなく、お浜の眼病で、奥眼をギャグに出来なくなった?為に、引退した。ただ、一方の小浜は長く一人でテレビなど出ていたが、精彩に欠けていた。息子に海原かける・めぐるの「かける」がいる。2代目のかけるは、現在の池乃めだかだが、姻戚関係はなかったと思う。海原やすよ・ともこは直系の孫にあたる。

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因みに、小浜は第10回(2005年度) 、上方演芸の殿堂入りを果たしている。そしてその時「最近の若手は勉強が足りん」と辛口なコメントを残した。戦前のドさ周りの旅芸人の出身の漫才師(ミヤコ蝶々や捨丸・春代など)たちは、芝居や浪曲など色芸も出来た。そのような本当の真打芸に裏づかれた芸人の生き残りだった。足りないのはどんな「勉強」なのだろう?不倫やばくち・薬物は当然御法度、闇営業などでも抹殺される今の芸能界ならばどんな「勉強」をすれば良いのか?

 

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海原千里・万里も、一門の直系弟子だ。数年前、小浜も死亡が伝えられた。上沼恵美子に小浜の毒舌がかぶる。是非「2代目小浜」襲名を検討して欲しい。