『抒情の奇妙な冒険』

2008-03-27 23:15:08 | books
きょうも原稿をやっつける。月末まで、あと一本。
そして某誌からささやかな原稿料の振込み通知が届く。ほんとにささやかだ。

午後、ふいにNetscapeのブックマークが全部消える? しばし呆然。な、何もしていないけどなあ……。履歴をたどりながら半分ほど復旧。まあ、たいていのサイトはググれば出てくるから問題ないものの、最近なんかたたられてないか? t山さんによれば、わたしの大殺界は3月までだから、4月になったらきっといいことがいっぱいあるに違いない。

笹公人さんの第三歌集『抒情の奇妙な冒険』を読む。早川書房から歌集なんて、すごいなあ。タイトルはもちろん『ジョジョの奇妙な冒険』のパロディだけど、笹さんの短歌は本当に抒情が奇妙な冒険をしているという感じ。すごくいいタイトルだ。
笑える歌も、感心する歌も、普通にいい歌もある。

おしくらまんじゅう押されて泣いた赤鬼がさよならしてる冬の路地裏
   あさま山荘事件
鉄球が俺の部屋までぶっ壊す夢から醒めて外は大雪
16文のリングシューズが鎮座する昭和時代のピリオドとして

栗木さんの解説で笑う。栗木さん、その縄は違うでしょう!


晩ご飯は、里芋と人参と蒟蒻と車麩の煮物、炒り豆腐、ブロッコリーのおかか和え。なんだかヘルシーな献立。しばらく胃が痛かったので、食後はaちゃんから貰ったもろみ酢を飲んだり白湯を飲んだりして、アルコールを控えている(ビールは飲むけどね)。

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