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フランス映画の最近のコメディなら、これかな

2020-09-11 22:20:00 | シネマ&芝居

今日から、フランス映画の社会派コメディ『スペシャルズ!/ Hors normes』が公開です。

監督は、大ヒットした『最強のふたり/ Intouchables』のオリヴィエ・ナカシュ&エリック・トレダノです。

ヴァンサン・カッセル(下にリンクはりました。その写真左)が、ええ、うそでしょ!というほど、良い人ぶりで、女性とのおつきあいは不器用という、これもまた、ええ!という、愛おしい人物を演じています。

映画では相棒(右側)のレダ・カテブも、日本では『永遠のジャンゴ/ Django』のジャンゴ役が主演作として公開されてますが、今月25日公開の潜水鑑サスペンス映画『ウルフズ・コール/ Le Chant du loup』でも、威厳と人間味をあわせもつすばらしい艦長(=原子力ミサイル搭載の潜水艦の艦長!個人的にはかなり好きな題材)ぶりで、彼は彼でなんとも渋い魅力です。

* *  *

脱線しますが、『ウルフズ・コール』は去年のフランス映画祭で上映され、監督と主演俳優のフランソワ・シビルくんの来日取材がありましたが、レダ・カテブは撮影現場でも「威厳に満ちた冷静さ」を漂わせていたようで、あらあ、実生活でも渋いなんて、すてき。

フランス映画の中年俳優層、悪くない。 ブノワ・マジメルも最近、再び(pardon ! )いいですよね。

* * *

『最強のふたり』も同じ監督たちの『セラヴィ!/ Le Sens de la fête』もそうですが、『スペシャルズ!』も、ギャグ満載の爆笑コメディではなくて(=そういうのも嫌いじゃない。昨秋の『シティーハンター実写版』も笑った)、ああ、フランス社会もそうなんだ、という気づきもあって、で、立ち止まることなく奮闘している人たちの姿(=実話)に笑ったり、ほろりとさせられる今おすすめの一本です。

原題はHors normes。hors-norme は規格外とか、通常レベルから良くも悪くも逸脱しているニュアンスですが、複数形というのがミソですね。

 

映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』 公式サイト

『最強のふたり』の監督が贈る〈最強を超えた〉実話に基づく感動作!―9月11日(金)ロードショー

映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』 公式サイト

 

 

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