日曜のようで日曜ぽくない日曜。
本日は家から一歩も出ずじまい。ストだ。
きのうはロメール映画の女優さんの通訳で満員のお客さんの前に我が身を露出したので、その反動で地味に籠もりたくなるわけですが、明日〆切の翻訳もあったしね。まずひとつは仕上げた!
最近、翻訳の産みの苦しみを感じます。
先日のTV番組で(前回ふれました)ー
天才詩人・松本隆も昔は2時間で書けた詩が今では2週間かかって、〆切待ってもらってるっておっしゃってたし、ユーミンでさえ自分の中でハードルが高くなっているせいだろうか、と頭をひねってらしたので、わたしもそういうことにしておこう。
とにかく、これだ!という表現が出てくるまでに時間がかかる。
ボキャブラリー発想不全症候群だ。
近頃めっきり刺激的な文学作品に触れていないせいもあるな。
雑誌を買っても読み切らないし、読むのは新聞の連載小説くらいだ。
ところがこれがけっこう気に入っているのである。
長さが(短さが)ちょうどいい。
うちは毎日新聞ですが土曜掲載の吉本ばななの「もしもし下北沢」も日曜の篠田節子の「銀婚式」もこれらを読むときは1日のうちでホッとする瞬間ですし、とりわけ宮本輝の「三十光年の星たち」は京都の人たちの言葉に癒されるのでほぼ欠かさず読んでます。
ただ最近わたしのもとに舞い込む翻訳記事はいつも誰かがフィーチャーされていて、ほぼ賛辞の言葉で埋め尽くされている。頭の中から貧弱な賛辞のボキャブラリーを選びとりながら、うーん、これじゃありふれた広告文だにゃあ、と自分でもげんなりするのである。
退屈してくると、よし、もっと過激に褒めてやれ!というイタズラ心が生まれてくるのをなんとかおさえつつ、許容範囲の最大値をさぐります。
というわけで本日の脳みそはすでに硬化状態。
これからなだらかにボケボケに戻ります。
阪神勝ったし!
深夜にはF1のトルコグランプリとやらをちょっとのぞこうかと思ってます。個人的にほぼ興味はないのだけど、これに夢中になる男性心理をさぐりたい。
こういうのEX 系っていうんだって?
おもわず「EX ? extasie エクスタシー?」って聞き返したら
「いや、exciting でしょ」と軽くいなされてしまった。
たしかにエキスタシーは英語じゃectasyでex じゃない。
赤面。
学びますね。