好きなものといえば、間違いなく機嫌が良くなるのが「ソフトクリーム」。
アイスクリームやジェラートよりも、牛乳感あふれるソフトクリーム。
亡き父の大好物のひとつで、紀州は熊野に家族で旅行したときも鬼ヶ城のお土産物屋さんで、ソフトクリーム。
それまで疲れで不機嫌気味だった父の目が輝き、一心不乱にかぶりついていたので家族で大笑いしたのが懐かしい。
そして父が肺がんで入院していた初期の頃はまだ口から食べられたので、やっぱり病院の売店で抹茶ソフトクリームを買ってきてもらって、美味しそうに食べていた父の姿を写真に納めたのでしたが、携帯電話を変えるたびに、どこかにいってしまったショット。
私も父の血を引き継いだようで、母はあまりソフトクリーム!と叫ばないのに、私はあのソフトクリームの立体看板を目にするたび、ふふふ、と体が引き寄せられます。昨日も有楽町の交通会館の書店に立ち寄って永井荷風の新刊文庫「浮沈」を買った帰り、ああ、甘いもの食べないと帰れない、とおはぎを出す甘味処を会館地下に探しに行くつもりが、一階の北海道どさんこプラザのソフトクリームに、ふふふと体が引き寄せられました。
あらあ、ここはイートインまである。食券式だ。意外にサラリーマン風の男性が何気ない感じでいらっしゃる。
きょうはシンプルにプレーンのソフトクリーム。夕張メロン味は今度にしよう。
その後も次から次からお客さんが・・。みんな、この美しく純真な風貌には勝てないのね。美味しいし、さっぱりしているし、のどの渇きまでおさまります。
あとでホームページを見て知ったのですが、この交通会館の7つの物産館を網羅すると15種類以上のソフトクリームツアーが出来るということで! あぶない、あぶない。
銀座〜有楽町での映画の帰りには必ず立ち寄りそうです。
すぐにかぶりついて、あ、写真だ!と思ったが遅かった。なので、本ブログではあの麗しきソフトクリームの写真なしです。
余談)ただ東尋坊あたりで呑気に食べてると、上空からとんびがピューンと急降下してきてピンポイントでソフトを奪いとりに来ますよ。とんびも、好きなのね。あらら、ライバル多し。