先週末は、風邪でした。
金曜の朝、ん？ ノロ？ 前日、ジムのトイレを使ったのが失敗？？というほどお腹がへん、だったと思ったら、翌日、ノド痛、その翌日、鼻水・・ん？ 早くも花粉？
わけがわからなくなったので、耳鼻咽喉科に直行。
ただの風邪でした。
抗生物質飲んだので、回復は早かった。
皆さんも気をつけて下さい。
金曜から昨日まで、新年会やレセプション、三つ。
しばらく仕事上の華やかな場に出ていなかったので、すっかり「内気なワタシ」になってしまっていて、ほとんど登校拒否児童の気分・・。行きたくない・・。
暗い顔して足どり重く向かった・・・のですが、いったん会場につけば、スイッチが入って、いつもどおりの明るい電灯になってました。
会場を出ると、電灯は消える。ブチっ。
しばらくまた穏やかな日々・・。
あ、でも、グレミヨンの上映には行かなきゃ・・かな。
試写会でも上映会でも、ほんとは苦手ですよ・・。ひとりきままに映画館でぼやあん、超リラックスモードで映画をみて、映画の出来が良くても悪くても、ぼあんと映画館をでて、ふらふらっとカフェでいっぷく、という脱力モードを機能させられませんからね。
街なかの小屋でひとり映画ほど解放されるものはない。
先週は映画を２本。
中国映画の『危険な関係』とジュゼッペ・トルナトーレの『鑑定士と顔のない依頼人』。同じ映画館でかかっていたので、続けて。
『危険な関係』は、ラクロの小説の映画化ですが、わたしがパリで昔見たのはジャンヌ・モローが影で操る女性を演じ、まあ、残酷。映画としては、いまひとつでしたが、小説に勝るはずがないと思って観たので、予想どおりでした。
今回もあまり期待はせずに、とはいえ、美女２人と美男をスクリーンで見続けていられる一時間半なら、まあ、無駄じゃないと思って。
日本の美人女優だと、他の役柄を知っているので、入り込めないのですが、中国の女優だとそれほど知らないので感情移入がしやすいという利点があります。
というわけで、影で操る妖艶な貴婦人を演じていたセシリア・チャン、初めて姿を目にしたんですね、わたくし。この役に限っていえば「好き！」。３０年代の上海のお金持ちですから、洋風のドレスやランジェリーが華奢な肢体にバッチリ似合って、きゃ、いい感じ。ちょっと田舎っぽいチャン・ツィーより、誘惑者を演じた男優（美男ですが）より、わたしの目はセシリア・チャンに釘付けでした。
ニコラス・ツェーの元・妻だと、あとで知る。ああ、彼女か・・。と、納得。
映画としては、はい、やっぱりメロドラマです。
でも、セシリア・チャン、がんばれ、のエールを送りながらの一時間半は有意義でした。
やせがまんなのか、自分の本心さえ見えなくなっているのか、１番切なくて１番複雑なのは、彼女です。ちょっと「シャネルとストラビンスキー」の、アンナ・ムグラリス演じたシャネルの強さを思いましたね。男性にこびない！えらい！ 学ぼうとしてなかなか学べない・・。
ようやく今週はホッとひといき。
というと、なんだかすごく仕事してるみたいですが、そういうわけではなく、ゆっくりやってるから溜まってるんです。
きょうはテレビの話題。
松本清張原作の三億円強盗事件のドラマ、見ました？
というか、ほぼ、田村正和を見るためにしか見てないので、ドラマ自体について語れませんが、田村正和がおにぎり食べてる！ と感動しました。
人前で食事をしない人と聞いておりました。お母さんの作ったおにぎり、という設定で、さすがにそれは召し上がるのだ、と、虚実混同の感想。
NHK の『紙の月』は、つらすぎて見られません。
嘘のスパイラル。他人の年金を横領した金を、遊興費や女性へのプレゼント代で使い果たし、海外に逃亡していた男性の事件もちょうどニュースで流れていて、ああ、悲しい現実だ。
というわけで、今、なにげにチャンネルを回すのは『失恋ショコラティエ』。松潤の妄想が愉快。松潤を翻弄する石原さとみのブリッコぶりにも学ぶ。
（役名が出てこず、役者名ですみません。誤解なきよう）
他に用事ができれば、途中で見るのやめちゃう程度ですが、妄想ナレーションが多いので、部屋のBGMとしては毒がなくて明るくていい。
わたし世代が見るドラマではないと思いますが・・。
フランスの洋服・小物ブランドのファッション展示会に初めて、通訳として３日間参加。
結果、面白かった～～。
うちのブランドには、モデルさんもひとりいて、大阪出身の女の子だったので、セールストークもお上手！ おお、すごい！
わたしも、個性的なコート類をはおって、通訳兼モデルで、がんがんセールスしてました。あることないこと、は言いませんが、ポジティブな話題はハイテンションで披露。商談が成立するとさらにテンションは上がる。
なので３日連続の立ち仕事、セールス、モデル、通訳が終わった昨日は、疲労困憊。朝から、ゾンビのごとく、ぼよ～～んとベッドから立ち上がり、シャワーを浴びてお化粧をしたものの、目が半開き・・・。
まぶたが重い。
もっと寝ていたかったのに美容室の予約が１１時だったので、無理して起きたのだ。
美容師さんにも「パッと入って来られたのを見たら顔が腫れてるから、どうしたのかしらと思ってたんです」と言われ、がくっ。
カットしてもらいながら、目がとろーんと閉じていく・・・。
はあ、年齢はごまかせません。身体が生理学的にしんどい！と言ってるんですね。
ファッションも映画も、仕事の時にテンションかなり上げるので、終わったときの反動が来るわけです。でも、日曜の今日はすでに戻ってます。元の顔に。
はあ、こわかった。
あまりむくむと腎臓疾患を疑えですからね。
なんとか正常のようです。
三連休ひきこもって翻訳に専念したので、昨晩はジムへ。
そうすると・・ああ、体力はこの数か月で確実に落ちている！
いつもの負荷がきついんですもん・・・。
大掃除くらいの運動じゃダメみたい。
確かに新年明けてからかなり動いてない。寒いという唯一のエクスキューズで。
翻訳や通訳の楽しさは、全くもって門外漢だった分野が、リサーチしているうちにおぼろげにでも見えてくることにもあります。うん、良し。
ジムに行く前に、公園脇のパン屋さん「グリオット」で、クロワッサン・オ・ザマンドのレモンククリーム版を買っておいたのは正解でした。
タルト・オ・シトロンに入ってるクリームと同じで甘い！！けど、癒されます・・・。で、ちょっと元気が出たので、ブログで駄弁ってるというわけ・・・。
そうそう、
福島第一原発建設中の写真の入手を手伝っていて、あちこちの新聞社や通信社に問い合わせているんですが、ああ、めんどくさい！と思いながら、見えてくるものがあります。フランスだと絶対、支払が先だと思うんですけど、日本って、写真受け取ってからの支払いでもいいんですね。びっくり。信用取引ですね。アーカイブの人達はおしなべて親切ですし。
平和な社会（＝日本）に住んでいるのだと思います。それを存続させられるかは個人にかかっている。心がけなきゃ。
