ようやっと夜の楽しみが戻ってきた
え、阪神のナイターですよ。先週日曜の交流戦最終試合以来、お休みやったのよ~。もう、長かったわ、この5日間。
でも、ブランク後の体も気力もなまることなく快勝!
ベテラン下柳も危なげない7勝目ですわ、うふふ。
夜のアドレナリン供給源ですからね、がんばってもらわんと!
こないだセルゲイ・シェプキンさんのピアノでアドレナリン大放出だったのですが、今日は京都コンサートホールの午後の公演に母が駆けつけました(母もミーハーですから、わたしが焚きつけるとけっこう乗ってくるのです)。
やっぱり東京同様、拍手が鳴りやまず、アンコール曲まで演奏されたそうですよ!(えー、東京はなかったよ、京都の人、ラッキーやん!)。
実は、母はえらいんです。
グールドの「ゴルトベルク変奏曲」のCDをなんと自分の意志で買ってもってるということが今回発覚したんです。グールドが亡くなった時の追悼番組を見た母は、「この人は、偉い人みたいや、一回、聴いておこう」と直感して、十字屋(京都のメジャーなレコードショップ)で買ったんやて!信じられへんわ。クラシックは疎くても、セレブには弱いミーハーな母なのでした。
しかもバッハのこの曲がカイザーリンク伯爵の不眠症を解消させるために作られたという説があることを母はおぼろげに記憶していて「グールドさんは、王様のために作らはったんや」と言う。
「あのね、グールドさんじゃなくて、作ったのはバッハ。王様じゃなくて伯爵ね」
まあ多少の歪曲はあるにしてもすごいよ、パチパチです。会場ではCDもインターミッション中にちゃんと買って、サイン会の長蛇の列に並んだらしい。
「皆が、サンキューと言うのでママはありがとうございます、と日本語で言ったのよ。そしたらセルゲイさんから握手をもとめてくれはった」と得意そうでした。はあ、さいでっか、みんなに平等に握手したはるんよ、それは。とは言い返しませんでしたけどね。
今日の京都は午後から雨。東京は曇り空がもちました。
エルメスのル・スチュディオでサタジット・レイの『音楽サロン』を観る前に少し時間があったので、数寄屋橋のインテリア雑貨のお店「私の部屋」をのぞいて、前から欲しいなあと思っていたスタンドミラーのサイズをチェック。雨の日は配送料無料サービスです、という親切な店員さんの助言をきき、う~ん、外はまだ曇りかあ、ってことで本日は見送りました。でもね、わざわざ雨の日にそれだけの理由で銀座まで出たら配送料と同額の交通費払うよ、なんのこっちゃ。それって立川志の輔さんの創作落語「はんどたおる」に出てくる、ハンドタオル欲しさにシュークリーム買うオバサンとかわらへんやんね(この落語、CD になってます、傑作です)。でも、そういうのって金額じゃなくて、ちょっと楽しいよね。雨の日のプチ幸福。
そうそう、こないだ話したレインシューズの売り上げ、今年は3倍らしいですえ(今日の毎日新聞夕刊情報)。ポップでキュートなのいっぱい出てるものね。素晴らしいことです。雨の日に水たまりを元気よく歩くのもプチ幸福だ!