B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

ようやっと・・・。

2008-06-28 22:57:44 | ひとりごと

ようやっと夜の楽しみが戻ってきた

え、阪神のナイターですよ。先週日曜の交流戦最終試合以来、お休みやったのよ~。もう、長かったわ、この5日間。
でも、ブランク後の体も気力もなまることなく快勝!
ベテラン下柳も危なげない7勝目ですわ、うふふ。
夜のアドレナリン供給源ですからね、がんばってもらわんと!

こないだセルゲイ・シェプキンさんのピアノでアドレナリン大放出だったのですが、今日は京都コンサートホールの午後の公演に母が駆けつけました(母もミーハーですから、わたしが焚きつけるとけっこう乗ってくるのです)。
やっぱり東京同様、拍手が鳴りやまず、アンコール曲まで演奏されたそうですよ!(えー、東京はなかったよ、京都の人、ラッキーやん!)。

実は、母はえらいんです。
グールドの「ゴルトベルク変奏曲」のCDをなんと自分の意志で買ってもってるということが今回発覚したんです。グールドが亡くなった時の追悼番組を見た母は、「この人は、偉い人みたいや、一回、聴いておこう」と直感して、十字屋(京都のメジャーなレコードショップ)で買ったんやて!信じられへんわ。クラシックは疎くても、セレブには弱いミーハーな母なのでした。

しかもバッハのこの曲がカイザーリンク伯爵の不眠症を解消させるために作られたという説があることを母はおぼろげに記憶していて「グールドさんは、王様のために作らはったんや」と言う。

「あのね、グールドさんじゃなくて、作ったのはバッハ。王様じゃなくて伯爵ね」
まあ多少の歪曲はあるにしてもすごいよ、パチパチ
です。会場ではCDもインターミッション中にちゃんと買って、サイン会の長蛇の列に並んだらしい。

「皆が、サンキューと言うのでママはありがとうございます、と日本語で言ったのよ。そしたらセルゲイさんから握手をもとめてくれはった」と得意そうでした。はあ、さいでっか、みんなに平等に握手したはるんよ、それは。とは言い返しませんでしたけどね。

今日の京都は午後から雨。東京は曇り空がもちました。

エルメスのル・スチュディオでサタジット・レイの『音楽サロン』を観る前に少し時間があったので、数寄屋橋のインテリア雑貨のお店「私の部屋」をのぞいて、前から欲しいなあと思っていたスタンドミラーのサイズをチェック。雨の日は配送料無料サービスです、という親切な店員さんの助言をきき、う~ん、外はまだ曇りかあ、ってことで本日は見送りました。でもね、わざわざ雨の日にそれだけの理由で銀座まで出たら配送料と同額の交通費払うよ、なんのこっちゃ。それって立川志の輔さんの創作落語「はんどたおる」に出てくる、ハンドタオル欲しさにシュークリーム買うオバサンとかわらへんやんね(この落語、CD になってます、傑作です)。でも、そういうのって金額じゃなくて、ちょっと楽しいよね。雨の日のプチ幸福。

そうそう、こないだ話したレインシューズの売り上げ、今年は3倍らしいですえ(今日の毎日新聞夕刊情報)。ポップでキュートなのいっぱい出てるものね。素晴らしいことです。雨の日に水たまりを元気よく歩くのもプチ幸福だ!

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またハマッてしまいそう。

2008-06-26 00:16:24 | 好きなもの

今週は、ミュージック週間です。
って、たまたまライブが2夜続いただけなんですが、ハマる予感で胸が高鳴っております。

月曜の夜は、マヌーシュ・スイングの第一人者にしてジャンゴ・ラインハルトの最大の後継者と誉れ高きチャボロ・シュミットのライブ@渋谷duo music exchange。2年前の来日時は東京にいなくて駆けつけられなかったので、4年ぶりでの再会。トニー・ガトリフ監督の『僕のスウィング』の頃に比べると、ジャズっぽく洗練されてきた感じ。とはいえ、相変わらずエネルギッシュで、弦、何度も切ってるし!(これ、恒例なんです。ファンはそれを見に来ている。予備の弦はもちろんスタンバイ状態)

ヴァイオリン、コントラバス、リズム・ギター、そしてチャボロのリード・ギターのカルテットですが、和気あいあいの掛け合い、絡み合いで、観てる方も嬉しくなってきます。例えば、ヴァイオリンのコステル(彼もルーマニア出身のロマ)とチャボロのアドリブ合戦は、ちゃんと終われるんかいな、とヒヤヒヤしましたが、彼らはそのスリルさえも楽しんでいるようでしたね。かっこよく決めたるで、と気負うよりは、おう、そう来るか、ほな、こっちはこうや、と遊べる鷹揚さが、くつろげます。ライブ中、お客さん、かなり笑ってます。芸人の才能もあるね、あの人たち。

火曜日はうって変わって、もう、水を打ったような静寂と期待と緊張に充ち満ちた、すみだトリフォニーホール。以前、このブログでも宣伝しましたロシア出身のピアニスト、セルゲイ・シェプキン!(Segey Schepkin)。もう、こちらにハマりそうで、恐い恐い!

わたしは毎日新聞の長年の愛読者ですが、音楽の専門編集委員でいらっしゃる梅津さんの記事には全幅の信頼を寄せていて、セルゲイ・シェプキンのCD評に「グレン・グールドの呪縛から解き放たれた」ゴルトベルク変奏曲という文字をみつけ、これは聴かんといかん、と前々から思っておったのでした。去年3月の来日は知らなかったのですよ、その時、すでにフィーバーが起こっていたそうですが。
で、CDから入るより生で聴こうと思っていたら、たまたまこの冬のチッコリーニのリサイタルの時のチラシの束で最もシンプルでシックなチラシがセルゲイ・シェプキンだった!これはもうビビビです。呼ばれてる気配(わたしは演奏者の顔がデカデカとのっているコンサートのチラシは苦手です。聴く前からげんなりします。すみません。シェプキンのチラシは、黒背景にシルバーと赤の文字だけでした。正解だと思います)。

東京の公演は、全曲バッハです。あまり高揚したブログになると困るので、このへんであえてトーンダウンして、ひとこと。

最高でした・・・。グールドに慣れた耳が、およよ、なんじゃこりゃ、とは言ってなかったとは思いますが、もう、最初のイタリア協奏曲からして、なんて繊細で軽やかで、きらきらと煌めく音色。何と言いますか、音がさざめきながらきらめきながら、こぼれては消え、また次の音色に数珠つなぎで続いていくような感じ。森の中の朝の木漏れ日を浴びて、煌めきながら流れる谷川の清流のような、天使がさえずる天国のような。

涙が出そうやったわ、ほんま。この時よ、永遠なれ、と第二部のゴルトベルク変奏曲を身じろぎもせず聴いておりましたが、グールドの録音は53分くらいでわりとあっという間に終わって残念という思いをこれまで何度も味わってきているので、体の感覚から、もう終わりやなあ、さみしいなあ、と準備していると、丁寧にリピートしたはるので、70分越えてました!素晴らしい、ありがたい。

迷わず、会場でゴルトベルク変奏曲とパルティータ(現時点で日本ではこの2枚のみ)のCDを2枚購入し、サイン会にも参加しました。ものすごい長蛇の列でしたが、ひとりひとりに小声でHello, thank youと言い、握手をされるセルゲイさんにまたまた感動いたしました。ちょっと神父さんを思わせるストイックな風貌で、それがまたロシアな感じで、よろしおしたな。

正確な音楽評は出来ないので申し訳ないですが、それはまた梅津さんの記事を待ってご報告します。
そうそう、私自身はグールドのゴルトベルクはとても好きですよ、でもそれとシェプキンのゴルトベルクはまた別物です。だから両方、愛せるのかもしれません。シェプキンは彼のゴルトベルクに影響を受けていないようですが、彼自身はグールドの全てを愛する数少ない人間のひとりだと語っています。なるほど、それはすごい。

28日土曜日は京都コンサートホールで公演ありますよ!わたしは先ほど母に電話して、行くべき、と説得し、たぶん母は行くでしょう、私がチケットとりますから。私の出身大学、京都府立大学の隣にできたコンサートホールです。帰りに北山通りで、お茶して帰らはったら、よろしいわ。ええとこです。

では、本日はハイトーンで失礼いたしました。

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青い紫陽花

2008-06-23 01:34:48 | 好きなもの

Hortensia bleu/オルタンシア・ブルー。
青い紫陽花が好きです。
Photo
本当は写真よりも、もっともっと濃いブルーが好きなのですが、土壌の酸性度で色が違うんですよね。

実家の紫陽花はいつのまにか淡青色から淡紅色に変わってしまって、紫陽花に文句を言ってもしかたがないので、またいつか青に戻る日も来るか、と長い目でみています。
(写真は都内の紫陽花)

プルーストやユスマンスの小説のモデルともなったフランスの伊達男ロベール・ドゥ・モンテスキュウも紫陽花をこよなく愛し、別名「le Prince Hortensia / 紫陽花王子」と呼ばれていたそうですよ(ほんまかいな)。とにかく、詩人でもあった彼の詩集に『Les Hortensias bleus/青い紫陽花』(1896)があります。昔、パリでこのタイトルを知り、なんて美しい響きと感激して、何度も
オルタンシア・ブルーとつぶやいた覚えがあります(このモンテスキュウにはボルディーニが描いた有名な肖像画がありますが、これを見てもほんまに超ダンディーなんですよ。憧れるというよりも、ワタシもああなりたい、と向上心をかきたてられたものです)。

もひとつ昔にさかのぼって、小学生の頃は“さだまさし”氏と吉田正美氏からなるグレープという2人組がいらっしゃいまして、さださんが歌詞にちりばめる漢字の美しさに文学少女予備軍のワタクシなどは、うっとりして、これまた何度も歌詞カードを眺めては自分もまねして、いろいろ難しい漢字からなる植物の名前などをノートに書き留めたものです。でも一番のヒットはやっぱり紫陽花かなあ。

というわけで、紫陽花は梅雨のプリンスです。その風情は水も滴るいい男・・・。しばらくはごいっしょしたく思います。

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魚の目が・・・

2008-06-21 00:11:44 | ひとりごと

昨日、今日と2日間、ヒール8cmの靴で都内を一日中営業で歩き回っていたら、案の定、厳しい魚の目が足の裏に・・・。
私がこんなに必死に営業をするわけがないので、フランスの会社の営業部長のアテンド通訳でいろいろと会社やお店を回っていたわけですが、最近では奈良でも良く歩いたのに続き、極度の足酷使ですよ~。これで、お気に入りの靴もかなりくたびれたなあ・・・。

今週は一歩も外に出ずに家に籠もる日が続いたかと思えば、昨日今日のように一日中、ヒールで歩きっぱなし。メリハリがあるといえばありますが、さすがに足はむくみ、硬化した魚の目が痛み、もう地下鉄の永田町あたりのえんえんと続く地下通路ではネをあげそうになりましたよ。おまけに資料や東京地図、電子辞書を詰めた革カバンは重く、肩は凝る凝る凝りまくり。

う~ん、こういう仕事が増えるとなると、足にやさしい靴も必要かなあ。それは美学上、妥協を意味するので、ちょっと真剣に考えてみます・・・。とにかく早く横になりたい~。体を横たえたとたん、マグロどころか、平目になりそうです。果てしなくお布団に張り付く平目・・・。

客観的にはもっと華やかな話題もあるにはあるんですが、わたしのなかでは魚の目、平目が本日のトピックでした。マル。

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目下の夢

2008-06-18 23:04:31 | ひとりごと

せわしない日々です。
なので、気分に余裕がない。そわそわ。
今日も近所のコンビニにコピーをしに行ったら、店長さんに「これ、レジの前に落ちてました」とローソンさんが扱ってない宅急便会社の送り状を差し出され、うわ、あたしのや!
そうなんですよ、ゆうパックは微妙に遅いので、ついついヨソで送ってますのよ。すんません、いつ落としたかなあ、まるで覚えてないのです。浮気がバレたようなもんですね。ついつい低姿勢になりました。

おわびというわけではないですが、ついでに何か買うものなかったかなあ、と考えて、そうだアイスだ。
ここ数年、夏になると常食している井村屋のあずきバーの箱入りを買うことにしました。

で、ここからが恐い! 帰ってきて、もうアイスを買ったことを忘れている・・・。あぶないところで、あずきバーがバッグの中で、お汁粉になるところでした・・・。

仕事が頭を占領すると、何もかもが、ボーッとなります。食事の時間になって慌てないように、きょうはお惣菜屋さんでおかずだけのお弁当を買っておきましたが、いつもは段取り悪くて、ペコペコになった時にハタと気が付くと何も食べるものがない、あ~もう外に出る力もない~。
疲れが倍増する瞬間です。

でもこんな大人げないことを言っていてはいけません(確か、以前にもこんなグチを書いた気がします。学習してません

今週の仕事が終わったら、立て直しです。ジムにも毎週行って、食生活も改善して、部屋の片づけもして・・・、これが目下の夢ですわ。ささやかだけれど見果てぬ夢よ!

明日は早起き。いつもなら起きる時間に、明日は赤坂見附の弁慶橋をさっそうと歩いていなくてはならぬ・・・。今夜の「東京★カワイイ」は録画だな。
おやすみやす

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