今日は日本を去るフランス人の仕事仲間とお別れランチ。仕事で定期的に顔を合わせても、お互い「お疲れさま〜」と心からねぎらい合う、スタッフまじえての打ち上げ夕食はあっても、プライベートを語り合う機会は、この三年間、無かった。コロナもあったしね。
というわけで、きょうはお互いしゃべり倒した!
ランチにコース料理を食べることはほぼ無いけれど、きょうは完食するのが、彼との最初で最後(=ではないことを願う)のさしの食事の礼儀のような気がしたので、もくもくと食べて、立て板に水のように流れ出る彼の話に合いの手を入れて、笑った。我ながら、なかなかのパフォーマンス! 通訳の時は、食べるのがストップするので、ほぼ満腹は無い。きょうは満腹!
それで、夕食時間になってもお腹が空かない。それを見越して、デパ地下で京都の実山椒を買って帰った。
大好きな夏の定番、「なすのごまよごし、実山椒入り」!を作るため。
食欲がなくても実山椒さえあれば、食が進む。ちりめん山椒も好きだけれど、ちりめんの魚臭さはこの料理にはだめなの。というのも、この「なすのごまよごし、実山椒入り」はれっきとした精進料理。
うちでは私の子供の頃から、お盆最終日の8月15日の朝の仏さんのお膳は、これ。そして、おぜんざい。
甘いおぜんざいに、なすのごまよごしを合わせると、甘みと辛味とがあいまって食が進む!
実家では実山椒は、庭の山椒の木から収穫して冷凍しておくのだけど、冷凍しないとそんなに持たないから、東京で、この「京都 味の顔見世 実山椒」をみつけて狂喜乱舞ですよ。高いけど。
そして、長いこと食べてませんが、花山椒(日本語では、はなざんしょう)の浅めの佃煮は、死ぬほど美味しい。
山椒は畑のキャビアですね。大好きです。