懸案の映像翻訳、本数を勘違いしていて、お、けっこう楽勝かもと気がついたので小休止。
フィギュア、安藤美姫、ようがんばった。ひと頃の彼女とはまるで別人。
フィギュア大好きの母と電話で銀盤の彼女たちの話になり、毎日毎日練習が待っていて１日だってホッとする日はないのじゃないか、大変な仕事だ、そうだそうだ、テレビ観戦する全世界のひとたちの前で滑るなんて、どんな気分で朝目覚めるのだろう、なんて他愛ない会話を交わしましたが、この会話は無意味ではないのだ。
実のところ大勢の人の前で通訳しなければならない朝はいまだにブルーです。でも、彼女たちに比べればたいしたことないな、と思う。ほんと、たいしたことないのだ。
ノーミスで滑り終えた彼女たちの晴れやかな笑顔はそういう意味で素晴らしい。プレッシャーから解き放たれて、自分の力を出し切れた充実感。ええなあ、そうや、この充実感を求めてがんばらなあきまへん。
ところで高校野球、応援していた福知山成美、わたしが途中から応援できなかったせいもあって（ナイナイ）０－１で負けてました・・。ちょうどスクイズで清峰に１点先制されたイニングで、泣く泣くテレビを消したのだ。悲しい。でも次は早稲田実業を応援する！と言いながら、やはり見てるヒマはないのだ。今は亡き阿久悠さんが高校野球の大ファンでほぼ全試合をごらんになっていたらしい。見習うべきだ。３月末はしばし仕事の手を止めるべきではなかろうか。春休みじゃないか。
と言ってるまに、阪神も開幕戦が近づいている。ああ大変だ。「アグリー・ベティ」も録画がたまりにたまっている。
と言ってるまに、母が上京だ。これはあぶない。阪神開幕戦どころではないではないの。でも、きのう母の誕生日うっかり忘れちゃってたし、ちゃんとフォローしなきゃね。がんばります。
この仕事は一寸先は闇。
新居の片づけをゆっくりやろうと思っていたら、ドカンと大変な映像翻訳がとびこんできて、あっというまにヒーヒー状態です。
しかも、カナダ人のフランス語です・・・。めまい。
なので、しばらく籠もります・・・。この週は関西の母も上京する予定なので、それまでに仕上げてしまわないと大変なことになるのです。
ほな、がんばります。Bon Dimanche et bonne semaine a tous !
京都での大学時代、中原淳一の絵葉書とレターセットをどこかで手に入れた。
その頃展覧会があったのかどうかすっかり忘れてしまったけれど、あの頃たしかにわたしは中原淳一が好きだったはず。
あれから２０数年。
こないだの日曜の朝、高校野球は雨で順延。じゃあ新日曜美術館でもつけておくか。チャンネルをあわせると池田理代子。なんだろうと思ったら、中原淳一の特集。途中から見たのが悔やまれるくらい、ぐいぐい引き込まれてしまった。
忙しい、疲れた、そんな泣き言ばかりが頭で渦巻いている時に、中原淳一の「美しいものを愛する心」にハッとさせられたのだ。
あ・・忘れてたよ。目の前に希望の光が灯った気がした。
行かなきゃ。
なんとか時間を作り出して松屋銀座へ。
私の母親の世代の女性たちがたくさん。若い女性の姿も少なくない。
わたしは中原淳一の影響を受けた母からの第二次影響しか受けていないけれど、なんだかとても懐かしい。
そういえば三つ編みをくるっと耳の横でドーナツにするヘアスタイル、小学生の頃、わたしもしていたよ。そう、マーガレットっていうんだよね。中国娘からのインスピレーションかと思ってたけど、そっか、中原淳一なんだ、と今回、発見。
展覧会は30日まで。だれパンダになりがちな私の背筋も思いっきり伸びました！今も乙女な貴女にはぜひともおすすめします！
ここ数日の寒の戻りで桜も足踏みしていますね。
暖かい３月に慣れていたせいか、この寒さこたえるわ。なので夜の外出がぐっと減って、NHK-BS2の『アグリーベティ』の再放送を一気に観てます。アメリカのTVドラマってクセになるとは聞いていましたが、うまーく続きが気になるようになってるんですねえ。毎晩４話連続再放送なので、ついついみちゃいますよ、あああ、わたしもはまった。
ベティも最初は、ほんまにアグリーやなあ、と思ってましたが、ちょっとずつ可愛くみえてくるんですよねえ。応援したくなる。プレイボーイのMODE編集長も、え～彼がもてるってほんまかいな、と鼻で笑ってましたが、だんだん魅力的にみえてくるからドラマってずるいずるい。
木曜夜10時も山田太一脚本の『ありふれた奇跡』、毎週欠かさずみていましたが先週終わっちゃったしな。岸部一徳と風間杜夫（が演じる父親たち）の傑作な女装癖がばれるのかばれないのか毎週楽しみにしてたんですけどね。
良いドラマはやっぱり良いのだ。でも今晩は女友だちのお誕生日ディナー。心地よいからといって毎晩TVの前に座っていてはいけないのだ、ちょっとはおしゃれして＊1)出かけてきます！
＊1)いや、最近、インテリアに莫大な（pour moi）お金が投入されているので、おしゃれの予算が果てしなくゼロです！悲しい。
はい、スウェーデン家具メーカーのイケアのことです。
パリでもIKEAはHABITATと並んで有名でしたが、私はどちかというとHABITAT派で、郊外タイプのIKEAには一度も行ったことがなく、日本上陸のニュースにも、北欧家具はちょっと自分の感性とは違うしまあ縁はないやろな、と思っていました。でも、日本で白い家具が欲しい、と思うと、やっぱり避けて通れない！
このたび初乗り込み果たしました。
じゃ～ん。
行ったことを証明するだけのベタな写真ですみません。
うちからは田園調布駅で無料シャトルバスに乗ると港北店は意外と簡単に行けるのです。ネットで目星をつけていた本棚は今ひとつで、う・・・んとうなりつつ徘徊していたら、NEW と貼り紙のついた感じの良い白い本棚が予算の半額以下！迷わずさっさと決めたので滞在時間２時間強。
ホットドッグとドリンクバーのセット180円という学食のカフェ並みの（値段も味も）ランチも食べたしIKEA初体験はこんなもんでええでしょ！
思わぬサプライズは、以前、仕事を通じて一度だけお会いしたことのある女性と再会したこと。
３年ほど前、ドキュメンタリー『合唱ができるまで』の主人公・女性指揮者クレール・マルシャンさんが広尾小学校の合唱部を指揮するというイベントがありました。わたしはマルシャンさんの通訳でしたので、小学生たちの練習から渋谷の山手教会での発表会までおつきあいしたのですが、その時、合唱部にまだ低学年の可愛らしい女の子の双子がいたんですよ。
発表会が無事終わって、マルシャンさんと子供たちのお別れの場面で、「先生とお別れするのはさみしい」と号泣したのが双子の女の子でした。
そのときの双子のお母さんに声かけていただいたのですよ。わたしは最初気がつかなくて、カートを押す女性の後ろ姿をみながら「紫のサテンのステキなコート着たはるなあ」とコートに見とれてたんですけどね！
最近、この手の再会がちょくちょくあります。
声をかけていただいて、「あ～あの時の！」
で、名前が思い出せなくて、「お元気ですか！」とごまかすことも多々ありますが、覚えていただいていることはとてもありがたいことです。どこにいてもきちんとしてなきゃ、ダメだわ。
いずれにせよ、信奉者も多いIKEA。
なにかちょっと流行に追いついたような人並みになったようなホッとした気分でした。
