B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

西洋ゴボウのトラウマ

2015-08-30 14:25:39 | ひとりごと

すっかり9月の雨ですね。

実家の庭の木々たちにはちょうど良いお湿りです。

 

先日久しぶりに再会した女友だちと恵比寿のフレンチレストランのテラスで昼食。

緑のあるテラスはいいなあ、なんですが、もうちょっと広いテラスだともっといいなあ。中庭ほどもなくて、坪庭くらいかな。 室内は女性好みのちょっと古めかしいヨーロピアンロマンチックインテリアで、すこしこそばゆいくらい。

 

前菜の中にあった、今日のスープは何ですか?「ゴボウのスープです」

「ああ、じゃ、ちょっとやめておきます」と即答しましたところ

「ゴボウと言っても、サルスィフィsalsifisという西洋のゴボウで」と、日本のゴボウのイメージとは違い、美味しいですよ、とおっしゃりたいお気持ちはじゅうじゅう理解できたのですが・・・。

このサルスィフィという西洋ゴボウ、日本にはない野菜です、たぶん。

私が何十年もまえにパリでホームステイをした時に、私があまりに少食なものだから、マダムが何を作っていいか困ってしまって、窮してテーブルに登場させたのが、このサルスィフィの水煮。スーパーで缶詰で売ってるんですよ、高くない。セロリの水煮みたいな感じ。縦長の缶。


なんで、パリに来たばかりの日本の若い女性に、西洋ゴボウなのか、よくわからない選択ですが、私も遠慮してその困惑を伝えることをしなかったので、毎度毎度、お昼にこのサルスィフィが登場するようになり、そういう悲しい思い出と結びついているので、おそらくはフランス料理のサルスィフィのクリームポタージュは美味しいに違いないと思いつつも、どうも「じゃ、それ」と言えない理由があったのです。

 

食事のトラウマってけっこう尾を引きますよね。

最初のディナーの主菜も「ラパン/兎」でした。日本人が兎を食べないのを知らなかったマダムの無邪気な選択ですが、添えられていたクリームソースが美味しかったのでこちらはトラウマになっていません。

今でも積極的に食べようとは思いませんが・・・。

 

 

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娘が携帯電話を忘れると母踊る。

2015-08-27 21:57:34 | ひとりごと

今朝は、朝ぎりぎりまで寝ていたので、そのぶんばたばたしていて携帯電話を忘れて出かけてしまった。

 

ま、いいや、どうせ仕事していたら電話とれないし。

と思っていたら、うちの母には、ま、いいやではすまなかったようで

何度連絡しても私が出ないので、兄や大家さんやら、あちこち電話してたらしい。

8時近くに帰宅して、あ~蚊にさされた、痒い~。まずはムヒ軟膏だ~と思ってたらーーーー

 

ピンポ~ん。

同じ敷地内に住んでおられる大家さんのおじさんが駆けつけてきて「お母さんが心配されて電話してこられてね、部屋の中みて下さいと言われたのだけど、それは出来ないと思って。とにかく電話してあげて下さい」との伝言。

ちょっと、ちょっと、ママ、きょうは仕事だって言っておいたのに、心配し過ぎ。

自分の体の心配がちょっと減ったからって言って、 too much reaction 。

確かに昨夜は「寝不足で疲れてるので早く寝ます」とメールを送って、それきりだったけど、疲れてるからって、即、部屋で死んでる、ってことにはならないでしょ!


ありがたいことですが、微妙。子離れ出来てない・・。この看護生活でますます母の娘への依存度が増したようで(娘としては愛情の証しは惜しまなかったので、もう母の愛の渇きはおさまっているだろうと判断し、ここらへんでちょっと手綱を緩めたいくらいなんですが・・)


それにしても、電話番号をそらで覚えてる人が誰ひとりいないことに気づく。

パリの元カレくらいだわ。

う~ん、携帯なくしたらアウトだな、母を含めて何人かの電話番号はプリントして持っておくべきだわね。


でも、ネットカフェでGoogle かgmail に接続すれば、解決することだよね。

といいつつ、ネットカフェも最近、あまりないけどね。まあ、何とかなる世の中です。

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4年ぶりのジュリエットの笑い声

2015-08-22 23:15:15 | シネマ&芝居

ひさしぶりのジュリエットの笑い声。

ぷつぷつ切れるインターネット電話が、8時間の時差を越えて行く。


貴女の声がきけて嬉しいわ、旧交を温めあうのもつかのま・・

海の向こうに届くくらい大声張り上げて、脇の下、汗だくだくでしたけど、無事、取材が終わってホッ。

元気そうで良かった。


ジュリエット・ビノシュ主演、オリヴィエ・アサイヤス監督『アクトレス 女たちの舞台』。この秋、10月24日公開です。

わたしはハリウッドの映画事情には疎いのですが、超売れっ子らしいクリステン・スチュワートとクロエ・グレース・モレッツが共演。クリステンはアメリカ女優にして初めてフランスのセザール賞の助演女優賞を受賞しただけあって、ビノシュに迫る存在感です。


見応えあります。おすすめです。

アサイヤスも女性を描けるようになったじゃん!


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命の洗濯の京都ぷらぷら歩き(女子篇)

2015-08-17 14:26:36 | ひとりごと

京都のぷらぷら歩きは、ヒール履いて行ったので、かなり禁欲的散歩となりました。


二条下がるの「grains de vanille グラン・ヴァニーユ」に直行するも、満員でしたので、また閉店間近にお茶しに来ます、とケーキだけ選んで立ち去り、単行本1冊を持参していたので、じゃあ、二条上がるの読書カフェの「月と六ペンス」で読書だな、と、探すも看板が見当たらなくて、うそ、つぶれた? とうろうろして、ようやく探し当てた該当ビルの2階にあがると、お盆休み・・・との貼り紙。

まあ、仕方おへんな。


さらに堺町三条から下がって、イノダコーヒ本店。こちらはすぐに「天井の高い席で」のリクエストが通って(喫煙席だけどかまへんの、天井高いのが第一)、ハムサンドとアイスコーヒーでゆっくり。

汗がひいたところで、母の刺繍道具と麻布を買いに、四条のノムラテーラーへ。

ノムラテーラーは私がものごころつかないうちから母に連れられ、母が作ってくれる私の服の生地を選んでいたお店。まるで変わらない、気がします。布がいっぱいあって、最近は小物(アップリケ、リボン)もとっても充実していて、あっというまに1時間が過ぎます。

麻布は白・ベージュ・薄緑・薄ピンクの4枚を選んだのですが「縮むので水通しを」と助言を受けて、えええ、水通しひと晩して、アイロンも必至と聞くと、ああ、また私の滅私奉公の容量が増えた・・と愕然としますが、しばらく母にはひとりで退屈しないでいてほしいので、がんばって、水通しとアイロンかけます。

あっというまに5時が過ぎていて、あ、グランヴァニーユって6時閉店! またもや四条から御池へと上がらなきゃ、このヒールのミュールで・・。ちょっと無謀ながら、ここのところ車ばかりで歩いてないので、まあ、運動だな、と、必死に早足。

閉店30分前、喫茶のお客さんは私ひとりだったので、窓際の席をいただき、選んでおいたプラリネ味のクリームのシュー(これはアーモンド粉のマカロン風のシュー)とオリジナルブレンドのミルクティーをアイスでいただきました。

小さなお店ですが、白が基調のインテリアは今、雑用にもまれている私には、雑念をリセットしてもらえる貴重な空間でした。他にお客さんがいないのもありがたかったね。でも、閉店間際とはいえバースデーケーキをひきとりに来られるお兄さん(タクシーで門づけ!)や、ご年配のおばさまが入って来られるので、いろんな人の人間ドラマを想像しながら(あ、今日はお誕生会なんだな、8月13日生まれなのね、じゃあ私と2日違い、でも私にはケーキはないだろな、とかとか)、しあわせなひと時でした。


結論。やっぱり京都はひとりでうろうろするのが1番! との結論です。しゃべらなくていいし、道に迷っても気を遣わないでいいし、お店の人とぺらペらしゃべって、ほな、さいなら、という、一期一会のさっぱりした人間関係がいちばん気楽。超楽しい。

東京でもたぶん同じことだと思いますが、いまだ東京を散歩する気にならない関西人なので・・。


涼しくなったら吉原を散策しようともくろんでます。そういう本を読んでるので、興味津々。




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ぷらっと京都の街中へ

2015-08-12 22:19:21 | 京都の田舎から

明日はちょっと京都の街中へひとりでお出かけします。

今日からお盆帰省の兄が「気晴らしに行ってきなさい」とすすめてくれたので。


兄貴も実家に戻る前に、イノダコーヒで一服して、鴨川でソフトクリーム食べてきたっていうからさ。

わたしも、ひとりぷらっとしたいな、と思ってつぶやいてみたら、そういう流れになりました。


なので誰とも約束をいれず、ひとりでぷらっと行ってきます。

たぶんカフェと本屋さんのハシゴかな。


この7ヶ月、京都で3分の2以上過ごしながら実家と病院以外、どこにも行ってない。

すごいよね、我ながら、よくやったと思う。

そろそろ、畳んでいた自由の羽を伸ばしてもいいかな。



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