B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

初夏の色づかい。

2020-05-31 11:56:48 | ひとりごと

今朝の日曜美術館は、アート関係者が今、この時期に選んだアート作品を紹介していて、

あ、と思ったのが、原田マハさんが選んでいたゴッホの「星月夜」。渦巻く濃いブルーの夜空にいくつもの黄色い星がにじんだような光を放っている、前景左は、深い緑の糸杉?でしょうか。あの有名な作品です。

今回、あっと思ったのは、色づかいです。ブルー、黄色、グリーン、ちょうどテレビ画面を背景にして活けてあるミニブーケと同じ配色だったのでした。

それだけのことですが、ゴッホの絵画とわたしの部屋がちょっとリンクしたような、ほとんど妄想の領域ですが、こういうささやかな偶然もなんだか嬉しいのは、やはりそれだけ、自分の小さな周囲に敏感になっている結果かもしれませんし、こういう時期に少しでも喜びを見出そうとしている心の渇きのせいかもしれません。

このミニブーケは、夏を先取りしたような配色がさわやかでしょ。初夏の青い空、黄色い光、白い雲、瑞々しい緑。

ゴッホが孤独と苦悩のうちに描いた「星月夜」にも、生命への希求があるのではないかな。

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飛行機雲と火事。轟音とサイレン。

2020-05-29 16:47:43 | ひとりごと

本日、ブルーインパルスの医療従事者への感謝飛行、ぐうぜん、目にしました。

買い物から帰って自転車を降りて数歩。上空で異様な轟音がするので見上げたところ、

飛行機5機(ほんとは6機)が平行に白いラインを五本(ほんとは六本?)描いて上から下斜めに飛行している。

ブルーインパルスが今日午後に・・っていうイベントは知らなかったので、あらあ、ふだんでもこういう感じで飛行する時もあるのね〜。って、天然な感心の仕方をしながらも、写真とっとこ、と携帯カメラを向けたら、すでに美しいラインはフュージョンして、雲の天の川に・・・

その後、夕方のネットニュースで、ブルーインパルスということを知るのですが、実は昨日も

似たようなことが。

昨日の10時過ぎかなあ、今まで聞いたことのないようなけたたましいサイレンがもつれ合うように近くを行き過ぎるのが聞こえた。あ、これは消防車数台。ぜったい、世田谷区のどこかで火事だ、と思ったのでネットで「世田谷、火事」で検索しましたが、その時点ではまだ何もなし。

ふ〜ん、もっと先の方かなあ、と、ほっておいたら夕方になって、母から「あなたの近所で火事よ、大丈夫なの、連絡ください」とメッセージ。

わたしはこの日はテレビも見てなかったので、あら、そうなの? 朝の火事のこと?

呑気な話ですが、距離的には700mくらいは離れている。

朝の火事のことで、夕方6時に「大丈夫!?」と訊ねられると、ちょっと吹き出します。

母曰く、夕方のニュースでは朝とか夕方とか何も言ってなかった! 夕方真っ最中にごうごう燃えているのかと思った!そうです。(=いや、母が聞き逃してるだけです・・)

ブルーインパルスとのつながりで似たような、と書いたのは、どちらも、いつもとは違う轟音やサイレンには敏感に反応しても、その後の食いつきが足りない・・・わたしです。なのでおそらく逃げ遅れるタイプ、あるいは、せっかくの見ものを見逃すタイプ。

まあ、でもいつもと違う音に反応するだけえらいですよね(=自画自賛)。寝ていてもちょっと大きめの地震の時は地響きの時点でけっこう起きますから。

それにしても、今日はきれいな青空でした。

ブルーインパルスさんには絶好の日和で、たくさんの人が癒されたことと思います。

 

 

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ちょっと解放感

2020-05-27 12:04:15 | ひとりごと

一ヶ月半での緊急事態宣言解除は、まあ上出来だよね、と自画自賛?したい。

医療従事者の皆さんの尽力はもとより、ゴールデンウイークがちょうど良いタイミングにあって、外出自粛と予防対策を粛々と実践した国民の功労ももちろんありますよね。ほとんど感染者のない県でも同様でしたからすごい。

神戸のドクターがインタビューでもおっしゃっていましたが

それは日本人が真面目だから、じゃなくてこの国は同調圧力が強いから。

「同調圧力」なんて言葉、昔はなかった。

出る杭は打たれる、という考え方は昔昔からもちろんあって、だから、目立たず他の人といっしょにしてよう、という本能的な防衛反応はすくなくとも私たちの世代を含めてそれより上の人たちには根深くあるのじゃないかな。

若い人も意外とそうかしら?

わたしの近所は人通りのない路地もたくさんあって、ここくらいマスクしないでいいでしょ、と思って、ポケットに入れたままにしているのだけど、前からマスクして歩いてくる人が目に入ると、「あらあ、みんなここでもマスクするのね」と感心しながら、おもむろにポケットからマスクとりだして、わたしもする。

そりゃ、したりしなかったりの動作もめんどくさいといえばめんどくさい。ずっとしてればいいじゃん、というのもわかる。

さっととろうと思っても、イヤホンしてたりすると、ケーブルがマスクのゴムひもに絡まって、往生することもある。

(=ワイヤレスのイヤホン、買うべきでしょうかね・・)

でも、心のどこかで、「ええ〜、ここはいいでしょ〜」というような閑静な住宅街の脇道もあって、何がなんでもマスク着用、ではなく、あくまでも合理性を優先したい気持ち、ただ本能的にマスクとりたい欲求、ちょっとした葛藤が生まれるんですよね。

若い頃は、日本の同調圧力に反発して、フランスへと脱出したわけですが、そのフランス人も今回は2ヶ月間、ロックダウン、よく耐えましたよね。法的な規制力があるとはいえ、やっぱりコロナ脅威ですよ。

わたしのパリの友人たちやその家族らは早々に罹患して、病院にも行かず自主的に自宅療養してましたから、ほんと他人事じゃない。

日本よりひと足早く規制緩和に舵を切ったフランスの動向がとても気になるところです。

通訳仕事が復帰しない限り、わたしの日々は解除後もあまり変わらないのですが、それでも図書館や美術館が開館ときくと、お〜〜という気がします。

映画館もそろそろとのことで。

ウイルスと共存しながら、というイメージはありますが、ちょっとでも減ってもらわないと私たちは困る。

ウイルスたちが「え〜これじゃ増殖できない〜。陣地が減った〜」と嘆くような感染予防策を人間は粛々と続けていくしかないですね。

 

 

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薄いピンクの芍薬

2020-05-21 14:30:14 | 好きなもの

好きな花は、年齢とともに少しずつ変化しますよね。

時代も反映しているかも知れない。昔昔、10代前半あたりは、当時、ファッション誌でみかけるモデルで歌手の小林麻美さんのはかなげで、髪の毛がほわーんとボリューミーに春霞みたいだったイメージに憧れて

「霞草/カスミ草」が好きだった気がします。ドライフラワーにしてみたりとか。

今、カスミ草あまりみかけませんよね。一般的になりすぎたのかな。

この10年あたりは、牡丹と芍薬がトップ。二位、ラナンキュラス。三位、大型ダリア。

あはは、ぜんぶ私の好みです。一般の人気とは関係なく・・・

この好みは、なにに由来するのか。大きいことはいいことだ! でも、ないですが、パッと見て、はっと明るくなる花に共感するということです。そして繊細な花片に幾重もの複雑さ。この奥深さがよろしおすな。

こちら、芍薬は、牡丹科ではありますが、フランス語でなんというのかな、と思ったらPivoine de Chine と中国牡丹とフランス語では言うそうです。どちらにしても、牡丹も中国原産でしょ、芍薬にあえて中国牡丹というのは?

まあ、その語源等々は、さておき。

芍薬は多年草。牡丹は球根の低木で、がんじょうそうで安定感、頼りになりそうなのは牡丹かなあ。

緋牡丹お龍とか!

でも、草として細い茎にこの大きな花をつける心意気という点では、芍薬のけなげさにグッときます。

つぼみも可愛いね〜。ときどき開かないことがあると花屋さん。そんな時は「濡れた布でそっとつぼみを拭いてあげて下さい」。なるほど、蜜が花片の開花を阻止するわけね。いやいや、助けてあげますよ!

大丈夫。

 

 

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固めのクッキー好き。

2020-05-17 18:50:10 | 好きなもの

好きなもののひとつに焼き菓子。

この夙川のミッシェル・バッハのクッキーは弟の奥さんが私が好きなのを知ってー「え、お姉さん、お好きですか、じゃあ、今度気をつけときます」と、子育てとパートで忙しいのにも関わらず、いつも列をして(=それくらいいつも混んでる。他で売ってないらしい)、あるいは列と列のはざまに駆けつけて、義理の姉である私に宅急便でわざわざ送ってくれる、その気持ちが嬉しい・・ので、とりわけ大好きなクッキーです。

粉砂糖がふってあるので、わたしが無粋に指でつかんだところだけ、お砂糖が剥げている!

気がつかなくてごめんなさい・・・。

でも、味はいっしょだよ、美味しい。かたちも素朴で愛らしい。

で、基本、乾いているので、お紅茶がちょうど欲しくなる。

 

これは毎日、2枚ずつしか自分に許可せず、なんとか1週間くらいもたせた最後の2枚なので、アプリコットジャムがちょっとしおれてますし、運ばれてきたので粉砂糖も浴びてますが、できたてはもっと美人ちゃんですよ!

 

 

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