平穏な田舎暮らしというのは幻想のようです。
おとつい、アシナガバチに刺されました。
その午前中には床の間の畳の部屋に、じっと動かない、でも生きている百足(ムカデ)!
アシナガバチは、スズメバチよりも温厚だそうで、ふだん彼らから襲ってくることはないようですが、
わたしが彼らにとっての危険人物になったのでした。
木製の雨戸が、年月の間に膨れたのか、地震で木造の家が縮んだのか、動かない。
これは手では動かない。それで油倉庫(あぶらそうこ)から長さ20cm、直径10cmほどの木槌をもってきて、
雨戸の側板をドンドン叩いてレールの上を移動させようとしたところ、
ハチがびゅーんと飛び出してきて、私の二の腕をブス。
痛い!!! 「きゃあ〜〜〜」、木槌を放り出して、走って家の中に入り、台所の流しで流水処置。
その後、母に刺された箇所を指でつまんでもらって毒を出し(たはず)、虫さされの軟膏を塗ってとりあえず応急処置。
「家の中から、ハチ、飛んだの見えたよ!」と言うので、「へ〜、雨戸の後ろに隠れてたのか」と、縁側のガラスサッシ越しに雨戸の裏側を見て、びっくり!
「巣やん!!」
冗談じゃないですよ、このハチたちが全員私を襲っていたら、わたしはワクチン接種どころじゃない、ハチ注射二回、三回、十回くらい浴びてます。
肝を冷やしました・・・
スズメバチだと思っていたら、この巣の形状はどうやらアシナガバチみたい。
どう猛さはましでも、毒性は強いそうで、やれやれ、翌日になって赤く腫れて熱を持ってきました。
でも、しびれも発熱もないので、病院には行かず(三連休ですしね)。
「日日薬(ひにちぐすり)よ、何日かしたらおさまるわ」という母の言葉を信じ、虫さされ軟膏を塗る日々です。
わたしが脅かしたのが悪かったのだと思っているので、今のところ駆除の予定はなし。
最近、美味しいハチミツの恩恵を受けていますので、ハチさんとは仲違いしたくない))))
ムカデさんは母のフマキラー噴霧攻撃と棒の数擊でおだぶつしていただきましたが・・・。その上、母は死骸を入れたビニール袋を庭に運んで燃やしました・・・。ムカデの逆襲がないことを祈ります。