B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

記念日になりづらい2月29日の吉報

2012-02-29 19:39:38 | ひとりごと

ちょっとごぶさたしてました。

この一週間なにをしていたか、もうカレンダーをめくってしまったのでほとんど覚えてないなあ。

あっというまの一週間。
映画は土曜日に日仏学院で「セクシャルな関係はそこにはない/Il n'y a pas de rapport sexuel」という珍品を観ました。

これはルモンドのウェブ版の1月11日付の記事をたまたま読んでいて、まっさか、ポルノ映画のメイキングオフの編集みたいな映画、日本じゃ絶対観られないな、と、思っていたら、日仏学院のカプリッチ・フィルムズ ベストセレクション(終わったところですが・・)でプログラムされていて驚愕しましたわ。日仏学院ならではの快挙、ですね。

ポルノの話をした後で、話題は突如変わりますが、

きょうは世田谷に住む甥っ子の都立高校の合格発表で、雪の中、どうやらサクラ咲くだったようで、おばちゃんとしてはホッとしましたわ。

都立やないとあかん!とかそういう強迫観念は家族にも本人にも、わたしにもなかったわけですが、ま、若い頃からあんまり挫折体験はさせたくないな、という老婆心もありまして、そういう意味で良かったです。

赤ちゃんの頃からみてきた男の子が、あの難しそうな国語の試験(おばちゃん、つまりわたしは新聞でチラっと見て、うわ、難しそう、こりゃ、甥っ子もあかんわ、きっと、と思ったくらい)を、「いや、国語はいちばん点数とれた」みたいなコメントするのをきくと、すなおに感動します。頼もし~。

これで、おばちゃんの老後も安泰かなあ~。違うか(違うわ、ぜんぜん!)

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映画2本、雑感。

2012-02-24 13:23:59 | シネマ&芝居

世間はいろいろ動いているようですが、
こちら気分だけ気忙しくて、いろんなことが抜け落ちている気がします。


神保町シアターの「監督と女優とエロスの風景」にも一度も足を運んでいないし、
フィルムセンターの「現代フランス映画の肖像2」にも、シャルロットが表紙のチラシをデスクに置きながら、日々がどんどん過ぎていく・・。

誰かに誘われたり、これは義理で観ておかなきゃという作品が優先されます。
もちろん、そのなかにも掘り出し物があったりするわけで。

Img00287
先日、東京芸大のフェミス学生対象の授業でベテランプロデューサーの佐々木史朗さんから、日本映画の製作システムのお話があり、その時に「キツツキと雨」(沖田修一監督)が例に挙げられていました。

授業の後、佐々木さんと偶然、カフェで再会したご縁で、「キツツキと雨、公開されたら拝見します!」と宣言したものですから、律儀に観てきましたら、これがなかなか心癒される良品!

役所広司さんが岐阜の山中にいそうな木こりに見えるから、すごいですよね。小栗旬くんも、パッとしない映画監督役をそこはかとない繊細な演技で、いわゆる小栗旬を感じさせないので、安心して観られましたわ。

東京に生きていると都会のものさしがスタンダードになっていて、それについていこうと無意識に無理しているところがあります。たとえば、代官山にTsutaya が出来たといえば、見にいこう、とか、どこそこで映画特集があるから見逃しちゃだめだとか(わたしのことです・・)。

でも、2年前に奥さんをなくした木こりのおじさんがちゃんと自分で朝ご飯作って、卵焼き焼いてお弁当に詰めて、テレビみながら海苔で白いご飯を食べて、という生活を映像で目にすると、あっと思います。

「キツツキと雨」で最も印象に残ったシーンでした。もちろん、このシーンはシナリオ的にもきちんと意味があって・・なんですけどね、それはスクリーンでごらん下さい。

写真右のチラシはスペインの巨匠カルロス・サウラの「フラメンコフラメンコ」。あ、そうか、ロマか、と再認識しましたわ。独特の民族芸術ですよ。フランスにはないなあ、この人間臭い、泥臭い感じ・・・。ロマ民族はいるのになあ。

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フランス映画未公開傑作選の幕開け

2012-02-21 11:04:57 | シネマ&芝居

さてさて、上記のように銘打たれた傑作選が
来る4月に3作品同時公開ということです。

「刑事ベラミー」(2009)クロード・シャブロル監督
「ある秘密」(2007) クロード・ミレール監督

そしてお待ちかね「三重スパイ」(2003)エリック・ロメール!

資料翻訳に一部参加しましたので、先ほどパンフが届いたのですがこれ以上フランス的にするのは難しいというほどフランス色を前面に押し出したデザイン! 
いさぎよくていいですね。

Img00285








Img00286 「三重スパイ」に関しては心して観に行ってください。一度観ただけではわたしのおつむではわからへんかった~。トリプルスパイですからね、どことどことどこのスパイでっか、と身を乗り出してみること。

観れば観るほど、ロメールやなあ、という気がします。

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ムラ気に狭い好み。

2012-02-19 21:02:01 | 音楽です。

年を重ねるということは、好みの門戸が広がるわけでは決してなく、むしろ好みが難しくなるという真実を実体験してます。

え、う~ん
、男性の好みじゃなくて

音楽の好み。

ラジオから流れてくる得体の知れない音楽にむかしなら好奇心で反応していたものを、最近は、ほぼ「うわ、聴きとうない!」と雑音扱いでラジオを切ります。

で、これまで愛していたCDを飽きもせず(いや、少しは飽きつつ)、無難な解決方法として、流します。

飽きないのはやっぱりバッハですけど、バッハでもあかんのはあかん(絶対的にあかんわけじゃなくて、好みにあわん、という意味)ので、何度も聴くCDなんてほんの数枚・・。
これはひょっとしてわたしが偏屈なのか・・。

最近はちょっと明るいスタンダードジャズにも心を動かされ始め、友だちにこちらから曲調のリクエストを出して3枚ほど編集して送ってもらった(と、あっさり言うてますが、忙しいのにかんにんどすえ、ほんま、おおきに。と、ああ、京女は人づかいがあらい!) 。

そうして聴いているうちに、あ、これは今ひとつ、あ、これはええ、うわ、これは苦手や~というふうに、いちいちやっぱり好みがあるんですねえ。
ショコラでも、ビターとミルク、シャンパーニュ、コニャック、どれもが好きかというとそんなことないでしょ。

で、自分の好みが見えてくるんですね。
ライブなどで深刻に演奏される正式なジャズはあんまり好きじゃないみたい。
とくに曇りの日に聴いてると滅入ってくる・・・。

ちまたで、軽っ!とか思われてるような、ビートルズのジャズアレンジのほうが好きだったり。イージーリスニング系のスーパーに流れてるような曲調に癒されたり、ええかげんな趣味やわ。

ムラ気なので、今日好きでも明日は嫌いということもありそうな気もしますが・・。

しかしながら、つきあってるうちに好きになってくるタイプではないので、ダメなもんはダメなんですね。瞬間的に、うわ、失敗した、という食べものやお茶ッ葉は無残に賞味期限を越してごみ箱へ・・・。

まあ、独り身っていうのも無難な生き方かもねえ。

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アクセサリーで春を呼ぶ。

2012-02-19 14:46:07 | おしゃれ色々

ちょっと春めいてくると、お洒落心も目覚めてきます。

仕事帰りにふらっとショッピングモールやデパートのブティックを行脚してるだけでもウキウキしてきますが、この春はどうやらパウダーカラー(昔はすなおにパステルカラーと言わなかったか?)が大流行りのようです。

乙女ちっくですな。
しかも、衿はほぼすべて丸衿。
で、スカートの丈は、かなりミニか、かなりロングか。

「結論」:欲しいものがな~い!!!

ハっとするものに出会うとアドレナリンが体をかけ巡り、「買い!」と心で叫ぶのですが、なんだか今年は「買い!」がなさそう。

で、しかたなく春に先駆けてソックス。

Img00284 赤に白の水玉はちょっと薄手。
左の紺のソックスは今年はやりのチュールレース付き。

こないだ髪の毛を切りに行ったヘアサロンで若い女の子がスパッツに、こういうレース使いのソックスを履いていたので、思わず「それ、カワイイね」と言ったのですが、そうか、やっぱり流行なのだと、さっそく自分も買っちゃった。

どこで履くのだ? と言われそうだけど、
ジムで履くんだよん。 ゆいつ、バスケットシューズを履くのはジムなのだ。

上の帽子は去年フランスはナントに友だちに会いに行ったとき、観光そっちのけでマリー(友だち)とギャラリーラファイエットでランジェリーフェアに駆けつけたときに買った帽子。冬用です。でもね、日本じゃなかなかわたしの年代の女性が帽子かぶるって勇気いるのよね。秋に買って以来、日本でかぶって外出かけことは・・・ない。

屋内で帽子脱ぐと、髪の毛ぺしゃんこになってるでしょ、ヤなの。
そうでなくても、髪が痩せて~とか言われそうな年代なのに、なんでわざわざぺしゃんこにしなきゃなんないんだ。

なので、屋内でも帽子を脱がなくてもいいようなシチュエーションの時にのみかぶります。おそらく。

というわけで、きょうは乙女とマダムがメランジェな話題でした!

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