おひさしぶりです。
ちょっとあいちゃいました。
その間、今年のセザール賞ドキュメンタリー部門受賞作『世界の果ての通学路』(4月19日公開@シネスイッチ銀座)のパスカル・プリッソン監督の取材や、Tokyo アニメアワードフェスティバルのコンペ出品作で秋に公開のフランス発アニメ『ミニスキュル 劇場版3D』の共同監督で仲の良い夫婦コンビの取材など、めまぐるしく頭のスイッチを切り替えながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。
どちらの作品も素晴らしいです。ステキです。監督たちの人格も素晴らしかった。最近、フランス人は日本人化してる?と思うほど、皆さん気を遣われるかたばかりで、こちらが恐縮します。
でも、忙しすぎるとポカが入る。舞台でのトークショーの最中に、あ、ボールペンのインクがかすれてきた・・。そんな・・先ほどチェックして大丈夫そうだったのに・・・とあわてる。確かに、ゲストよくおしゃべりになる。
じぇじぇじぇ~だったのですが、幸いなことに司会の女性がボールペンとノートを持って、私の1メートル以内に立っていらしたので、なにげに彼女のボールペンと私のインク切れのボールペンをすばやく交換。
いや、交換というより、彼女のボールペンを奪い取った!という感じ・・・。
なんとかしのぎましたが、あとでボールペンをチェックするとまだ1.5cmぶんくらい残っていた。うーん、スポットとか浴びると、枯れるのかな。
ほどよく痛い目にあったので、二度と繰り返しません!!
ひき続いてのポカは、「請求書、月末までにさくっと送って下さい!」と電話で言われて、ハイ!とその日に2通投函したら、翌日戻ってきた。
切手貼り忘れてた・・2通とも・・・。
やばいですね。
忙しすぎるのはほんと良くない。来月の福島ロケハンの準備で、あちこちに頭下げてるし、よけいだわ。取材を頼むときってやっぱり腰を低く、お願いいたします、の姿勢でのぞまなくちゃいけないのは当然なんですが、向いてるのか向いてないのか、それなりに平身低頭のお願いは慣れたものなのですが、やっぱりかなりストレスがかかっているらしく、肩が凝る。
寝覚めが悪い。頭が痛い。ああ~煮詰まってるなあ。
でも、昨日はタカラヅカ100周年記念レビュー『花詩集』の衣装をこのほど担当したアントワーヌ・クルックさんのインタビューはとっても楽しかった!パリ住まいの特殊メイクのエキスパート、クルック麗子さんのご子息ですが、私がパリで彼女のご自宅におじゃまする機会を得たのが・・かれこれ20数年前! 時は流れています。
というわけで、あまりにもはまりそうなので自らに禁じていたタカラヅカ、もうすぐデビューのカウントダウン間近です・・・。ああ、お金がかかるなあ・・・。
悪い趣味は、大衆演劇と阪神の試合観戦でやめておけばいいのに・・。そろそろ、マイブーム一新の機運・・・。
すみません、だらだらと長くなりました・・。おやすみなさい。
今朝の朝夢も衝撃的で、しばらく動けなかった。
薄暗がりの中、寝室の天窓を(そんなもの家にはないのだが)開けようと、寝たままで垂れたヒモをひっぱったら、バタバタと大きな音がして、黒いものがドサンと枕の左に落ちてきた。
このガサガサ感、この黒っぽさ、カラスに違いない。
正体を見極めるのも恐怖で寝返りもつけず、起き上がりもできず、金縛り状態。
じぇじぇじぇで、目覚めた。
その前の夢がさらに奇妙である。大学の階段教室。
なぜかその長イスに高倉健さんが座っていらして、その前々列に、橋爪功が座っている。
なんなんだ、この夢は。
私は高倉さんよりも、橋爪功ファンだ。橋爪さんの前に立ったままでなにやら喋っているが、なんともラチがあかない(夢だもん)。ときどきチラチラと高倉さんの方を見る。彼のとりまきは減らない。そうだろうな、ふ~んと思いながら、やっぱり橋爪さんのウインクにニコニコしている私。なんだんだ、この夢は。
ごめんなさい、日本の大俳優2人をわたしのしょうもない朝夢に出演させてしまって!
いずれにしても、どっと疲れ、目覚ましより前に目が覚め、そのままついつい起きてしまった。もう夢で疲れるのはゴメンだ。
確かに近頃、頭を使い過ぎている、それにしてもリセットする方向が間違ってないか? なぜ、高倉健と橋爪功なのか? 謎だ。
ようやく暖かいなあ、という日々が続きますね。
ホッとします・・。
花粉症や、夜になっての肌のかゆみは、そのときどきの自分の疲れと比例している気がします。
近頃は、朝がたに見る長い夢。あ~、これが最悪の悪夢で、新幹線に乗り遅れるそうになっているのになかなか駅に着かないとか、だいたいこの手のストレス系です。
今日の午後から日曜まで、映画関連の来日取材が入っているので臨戦態勢ですが、この寒い冬から何となく籠もりがちな私にはいいことです。
なんで籠もりがちかなあ、と分析すると、3年前の原発事故からずっとアクティブに社会に目をむけ、仕事がない時も気分的に落ち込まないように戦ってきたと思うので、ちょっと小休止の時期なんじゃないかと。
被災者ではないのに、疲れていて申し訳ないですが、ちょっと疲れた。
とは言えないのは、来月、再び、福島です。すでに仕込み中。
そろそろ、洋服も新調しなきゃなのですが、ショッピングする心の余裕がない!どこにいっても人が多くて、くらくら。お茶休憩したくても席もない。
それよりも、今シーズンは、欲しい服が見つかりそうにないのが大きい。正価では高くて手が出なかったデザイナーズブランドの古着系がちょっと穴場かなあ。丸衿や首周りのつまったものをことごとく拒否しているのに、日本のアパレルはそういうものしか出してない! V 衿というと、マスキュランばかり!
フランスに買い出しに行くか。 というのも夢のまた夢。
実はこの数日のあいだに離れ業をやってしまった。
いや、仕事じゃなくて。
火曜日、新宿に向かうためバスに乗ろうとして、あら? パスモがない?
う~ん、土曜日以来使ってないから、あのときのコートのポケットかな、と都合良く解釈。現金で払って、夜、23時に帰宅して、ポケットを確認したところ、ない。
うそ。落とした? オートチャージ機能つきのパスモって、悪用しようと思ったら悪用できるんですよ。やばい。カード会社と連携してるので、カード会社とパスモのホームページを見るも、オートチャージ機能付きのパスモ紛失の場合に悪用された金額の補償については全く触れてない。最後に使ってからすでに3日もたっている!!
カード会社に電話するも、つれない。夜間対応ですから。うそ!
これは早くパスモを無効にしないと、使われちゃう!!と、また23時半に家を出て、自転車で15分、都立大学駅へ。
パスモを再発行するまで履歴はわからない、再発行は翌日以降と言われ、はあ・・・。なんという。
その足で交番で遺失物届け。おまわりさん、「これやっておくとカード会社の保障に役立ちます」と太鼓判押してくれたので、ちょっと安心(あとで、まっかな間違いとわかる・・・。オートチャージ機能つきパスモは保障されない)
ふつふつと、う~ん、これは紛失でなくて、盗難ではないか、と思い始める。そういうと東急ストアのレジの私の後ろが、ガイジンさんだった・・・と、人種差別的発想さえ浮かぶ・・・。というのも、いつもパスモを入れている鞄の外ポケットは私には死角になりやすいんですよ。
盗難だ~と、合点して、今度からヒモつけようと神に誓う。
ところが。その翌日、駅で再発行して履歴を見せてもらうと、私が最後に使った日から一度も使われていない。うまくやれば一日1万円まで、駅前のコンビニで買い物したり、乗りまくったり、できるんですよ、これ。
ということは、盗難じゃない?
申し訳ない、疑ってしまったガイジンさん。
とにかく被害額がなかったことに安堵して、カード会社の女性の冷たい言葉も水に流して、またその翌日。
携帯に見知らぬ電話番号が。「名刺入れ、落としませんでしたか? ○○寿司の前に落ちてて、見たら名刺だったから。近くの交番に預けておきます」と男性。きゃあ~、嬉しい! っと、パスモケースが戻ったと勘違い。
「大事なものいろいろ入ってたんです、すぐ交番にとりに行きます!」
その直後、碑文谷警察のとある交番から電話。「碑文谷警察の○○交番ですが」
「あの、そこにパスモ入ってます?」と聞くと「パスモ??」の返事。あ、パスモケースじゃないんだ、名刺ケースか、みつかったのは。気がついてなかった!○○寿司のところなら、つい半時間前・・・自転車の飛ばしすぎで、カバンの外ポケットから、落ちたんだ・・・。
ガク。でも、名刺ケースだって大事だ。すぐに歩いて片道30分、強風のなか引き取りに行く。
交番のおまわりさんたち「ああ、パスモも落としたの、そっちじゃなくて残念だね」。 う・・、何というか、まあ、不幸中の幸いというか、名刺ケースまでなくしてたら泣くので、名刺ケースが見つかっただけでもありがたい。
交番で、すぐに先ほど電話してくれた男性の携帯の留守電にお礼メッセージを入れる。
「・・ありがとうございました。では、また。あ、またっ、てことないですけどね」 「アハハ」お巡りさんのオジサンたちに受ける。
家にまた30分かけて帰って、ホッとひと息ついていたら、固定電話がなる。
「はい」
「玉川警察署ですが」
ドキドキ!!! 今度こそ、パスモがみつかった!!
その足ですぐに玉川警察署へ。それにしてもこの数日の間に2度、なくして、2度ともみつかるというのは、2度も続けてなくすほうもなくすほうだけど、2度ともみつけて届けてくれる人がいるという日本という国に、心底、感動しましたわ!
パスモは、わたしのうちの近所でみつかっていたそうで、う~ん、何やってんだか。
というわけで、通訳の準備、まったく出来ず。あ・・・明日猛勉強だ。
きょうは寝ます。届けて下さったご近所のお二人の男性に感謝しながら・・・
ポレポレ東中野で
ドキュメンタリー『遺言 ~ 原発さえなければ』を見る。
8日から14日までの限定上映ということで、初日の土曜日12時20分上映の50分前に会場に着いたけれど、すでに完売。
隣のカフェの奧で急遽上映が決まっていて、そちらの枠になんとか入れた。
3時間45分。五章からなる3年間。
翌日、日比谷での集会・デモに行く人達が、この土曜日に訪れた、ということでの盛況もあったかも知れない。
とにかく希望のみえる想定外の盛況。
映画の感想? 何も言えない。
まだなにも終わってない。途上だ、ってことを痛感する。
個人的には幸いなことに、来月、仕事で福島に1週間ほど行くことになった。
去年の4月中旬のフランスの代表団の視察のオーガナイズとアテンドで疲労困憊して以来、なんとなく気後れがしてつかず離れずの福島。
やっぱり重いテーマではあるからね。
新聞に関連記事が出ていても、ちょっとしんどくて読みたくない、って時期もあった。汚染水漏れ? ああ、もう詳細を追う気力がない・・といった。
1年以上、トイレの壁に貼ってあった避難区域の分布図。今朝、新しい分布図に換えた。
避難解除準備区域、居住制限区域、帰宅困難区域、このフランス語での言い方を忘れるわけにはいかないと思うから、貼り続けているんだけど。
忘れそうになるのがわかってるから。
日常、東京にいて使う言葉ではないからね。
実体をもった言葉として体の中に入れておかなきゃ、と思う。
そしてメディアで、避難地区の名前が出るとき、ああ、飯舘村、ああ長泥地区、と、実感を持って感じられることはありがたいと思う。
なので、こうして訪れる機会が周期的に巡ってくることは本当にありがたい。
受動的なコミットメントで申し訳ないけど、離れたくないという気持ちがあるかぎり、機会は巡ってくる。がんばるわ。