暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

美味しいものに出会いました

2015-02-11 10:36:19 | 食べ物
昨日は瑞穂方面を散歩していて、つい美味しそうな和洋食べ物に引っかかってしまいました。

まずは洋の方。パンは大変しっかり焼いてあって、表面はパリッと、中はしっとりと、噛むと発酵食品独特な風味が拡がって、
パンとはこういうものだと実感できる美味しさです。
デニッシュ系の方は、噛むとサラサラッと崩れ、中身のクリームと一体化して香ばしい香りや優しい甘味が口中いっぱいに拡がり満足です。
パンに限らず料理ではしっかりと焼くことが、本来の料理のあり方だと言うことを実感させられます。

人間は狩猟民族の時代、焼くことから料理が始まったのですよね。
煮ものは、土器を作り始めてからですね。
そしてパン、ビールのような発酵食品の歴史も、文明の進化とともに始まってますね。



和の方は、カステーラと饅頭を買いました。

カステーラの方はふんわり、しっとり、優しい甘さ、カステーラにしては肌理細かい生地に驚かされました。
でもケーキではなくカステーラです。
今まで東京下町でなじんでいたカステーラは、ザラメっぽい粗々らしい感じのもので、これはこれで江戸ものらしくて美味しかったのですが、
今回のような上品な風味の意外さに、名古屋にこんなのもあるんだと驚かされた次第です。

もう一品は、つぼさんと言われる砂糖菓子の饅頭版とでも言うようなもの。
見た目ほど甘くなく、これも大変上品な甘味、
90歳近い老夫婦が作っていると思われない繊細な風味です。
年季の入った熟練度と伝統、文化のようなものを感じます。



和洋ともに、今まで東京では味わったことのない満足感でした。

こちらの地区は、遠く古代から東西の街道筋にあたり、
文明とは都市文明のことだとする遠く5000年前古代シュメール人が唱え、ずっと引き継がれてきた文明論を信ずれば、
東京よりはるか以前に文明を育んできたこの地方に、東京より美味しいものがあっても不思議ではない気がします。



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