今日はビクトルシェフ最期のハンガリー料理教室。
2009年の7月からの参加だから、もう3年間もお世話になったわけだ。
今日のレシピはハンガリー風きのこのスープ。
こんなにたくさんの野菜と
ボール一杯のきのこ(しいたけ、しめじ、まいたけ)を使います。
材料
タマネギ:250g
ピーマン:100g
トマト:250g
ニンジン:300g
セロリ:200g
にんにく40g
きのこ:500g
パセリ:適宜
サラダ油:100g
パプリカパウダー:15g
スープストック:2000cc
生クリーム:150g
下ろしパスタ:100g
作り方
1、サラダ油でタマネギのみじん切りをよく炒め、ピーマン、にんにく半量、トマトを炒め、パプリカパウダーを加える。
2、ニンジンは銀杏切り、セロリは小口切りにして加えて炒め、にんにくの残りも加えて炒め、塩胡椒を振る。フタをして、弱火で蒸し煮にする。
3、野菜に火が通ったら、スープを加えて味を整え、きのこ類を加えて5分煮た後、下ろしパスタを加えてさらに5分煮込む。
4、生クリームを半立てにし、サワークリームと合わせておく。
5、スープを盛ったら、クリームをのせ、パセリのみじん切りを飾って出来上がり。
具だくさんのおいしいスープでした。
きのこの香りが豊か。
そして、野菜たっぷりで、見かけよりもずうっとさっぱりといただけました。
もう一品は、プラムジャム入りのderelye(デレイェ)
パスタ生地の間に、プラムジャムを挟んで茹で、炒めたパン粉をまぶした主食のような、デザートのような一品でした。
材料
小麦粉(薄力粉):500g
塩:一つまみ
卵水(卵4個と水で):250g
プラムジャム:350g
卵:1個
パン粉:150g
サラダ油:40g
粉砂糖:適宜
作り方
1、小麦粉に塩を加え、卵水を加えて良くこねる。
2、よくこねたら、30分寝かせる。
3、生地を二つに分け、小麦粉(分量外)を振った板の上で均等の厚さに伸ばす。
4、伸ばした生地の一方に、くるみ1個分くらいのジャムをのせていく。
5、ジャムとジャムの間に溶き卵を塗り、もう一方の生地を上から重ねてかぶせ、指でよく押して、二つの生地がくっつくようにする。
6、カッターで切って、四角い形にする。
これ、カエルの卵に見えません?
7、サラダ油を熱して、キツネ色になるまでパン粉を炒める。
8、カットしたデレイェは、塩を入れた熱湯で柔らかくなるまで茹でる。
9、茹で上がったデレイェにパン粉をまぶし、好みで粉砂糖をかける。
プラムのジャムも手作りの物。
2kgの干しプラム水で戻し、つぶしてシナモンと粉砂糖を加えて、好みの堅さに煮詰めるのだとか。
シナモンの香りがとても良い。
「八つ橋みたいね」「おたべに似てる」という声が多かった。
ジャム入りパスタって、どんなもんだろうと、ちょっと疑問だったけれど、食べてみるとなかなかおいしい。
試食したテーブルでも、「これ、ありだわね!」「ちょっと気持ち悪いかと思ったけど、おいしい」という感想。
やっぱり何でも食べてみなければわかりません。
日本人の感覚では、甘いパスタなんて…と思いがちですけどね。
あ~、これでビクトルシェフとの料理教室は終わり。
本当にたくさんのハンガリー料理を勉強することができて、幸せでした。
こんなに楽しい体験ができるなんて、ハンガリー語との出会いにも感謝です。
何か感謝の気持ちを表したいとおもったけれど、ビクトルシェフに差し上げる物をなかなか思いつかない。
で、彼のお嬢さん達(小3のshariちゃんと、6月に生まれる新しいベビー)に手作りのプレゼントを持参しました。
shariちゃんは、「このお人形、大好き!」と気に入ってくれ、ずうっと抱っこしていてくれました。
これなら、嫁入り先で、楽しく暮らしてくれそうです。
ビクトルシェフとご家族は、8月から帯広で暮らされるとのこと。
ご多幸をお祈りしています。