OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

トイレに座れるようになりました。

2005年10月21日 | Weblog
OT園の母の部屋でおしゃべりをしていると、たまたま用事でへやにきてくれた介護士さんが、嬉しそうに報告してくれた。
「Aさん(母のこと)はずいぶんよくなられたんですよ~。」
「トイレにも座れるようになったんです。」
「車椅子から立ち上がるのには手を貸しますけど、あとはここを持って、次はあちらって声をかけると自分で向きを変えて座られるんですよ。」
「もっとスムースにできるようになれば、おむつもパンツ型に変えられるし、いろいろできることが増えますね。」
「私も嬉しくって…。」

本当に嬉しそうにニコニコと話してくださるので、私も心から嬉しくなる。
母も横で大きくうなずきながら、「できるけど、こわくてね~」と得意そうに話している。

T大学付属病院から退院した時は、かなり絶望的なことばかり聞かされていたので、あまり希望を持たないようにと半ばあきらめた気持ちでいた。
「寝たきり」、「歩けない」、「認知症も進むだろう」などなど。

でも、OT園でお世話をしてもらい、リハビリ病院にも通院させてもらって、少しずつだがよい方に向かっているようだ。
毎日接してくれている人々と時間が、わずかずつだが母を癒してくれていることを実感。
病院の時にも感じたが、辛抱強い看護・介護がどんなに大切かがよく分かる。
そんな看護や介護に巡り会えた母を幸せなのだと思いたい。