OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

昼食会&カラオケ

2005年10月02日 | Weblog
母の弟たち(つまり私の叔父たち)のリクエストで、昼食会&カラオケを決行。
T叔父とK叔父夫婦それに弟が参加。
駅前のホテルで中華料理を食べる。

母は「今日家に帰る!」「明日は帰る!」と騒ぐので、三日先の予定については話せない。
だって、「その時はここにいないから、いらないわ!」になってしまうから。
だから、今日の昼食会もサプライズ、みんなの顔を見て本当に大喜びをしていた。

1年3ヶ月ぶりにアルコールも口にする。
ビールと紹興酒をほんの少し。
久しぶりだから、酔いが回るんじゃないかと心配したが、そこは酒豪だった母のこと、まったく問題なし。
たいしたものです!

コース料理も皆と同じように完食し、テーブルに余っていた料理もお代わりするという健啖ぶり。
どれも「おいしい!」「おいしい!」とお皿を空にするのを見ていると、普段の食事にいろいろ不満があるのだろうなあとかわいそうになる。
できるだけ季節のものなんかを差し入れしているけれど、限られているものねぇ…。

食後はカラオケ。
叔父たちは慣れているらしく、機械やマイクの扱いなど水を得た魚のよう。
私と弟が目を丸くしているうちに、あっというまに1曲目の石原裕次郎が始まった。

母も「無理よ!」「声が出ないわ。」と言いながら、いつのまにかおはこの「桃色吐息」なんぞ歌っている。
声に力はないものの、楽しそう。
「♪♪あなたに抱かれて震える花になる…」なんて歌う車椅子、白髪のおばあさんてどうなんだろう。
そんな疑問を感じつつも、まあ嬉しそうに歌っているんだからいいか。
次々と休みなくマイクが回され、一時間の間に、母は三曲歌い、叔父たちの歌に拍手してカラオケタイムは終了。

この日は終始ご機嫌よく、「帰りたい!」の一言も出ず、幸せそうな母だった。
叔父が「今度は新年会をしよう!」と提案。
「みんなの思いやりがありがたいわ!」感激しながら、OT園に戻った。