昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

レアリスム(リアリズム)和訳実写主義の伝わりづらさ

2024-07-12 08:19:16 | 日記
薄日は僅かに認めるものの、またいつ降り出すかもしれない空と街並みを3:1の比率で眺めれば、印象派「空の王者」ヴーダン(題図トゥルーヴィルの海辺右側)が思い浮かびます。印象派もまた、レアリスムではないだろうかと、素人として考えます。

写実主義と言われると、ボクなどは、例えば19世紀同時期のラファエル前派の様に、鮮やかな色彩と精密な描写に基づいた「写真以上に鮮やかな」写実的絵画をイメージしてしまいます。でも現在の繊細な4Kビジョン、あれも超拡大すれば赤青緑の光の点滅に過ぎないように、「本当の実写」に近付けるのなら、スーラの様な点描画の方が近いとも言えるかと。視覚もまた光の受信ですし。

そして、シスレー、モネ、マネ、ドガ、ルノワール、そしてヴーダン等の印象派。あの近くで見るとぼやけた対象も、現在の科学技術をもってしても視覚的に捉えることが結構難しい原子核とそれを包む電子雲、そして原子同士の結合により物質化している状態を「写実的」に描いたのであれば、さもありなんという画像ではないでしょうか。

ヒトは、自分が実際に知覚した事象をもって、現実若しくは実写と言いますが、それは、既に脳内加工された物語であるという認識は結構必要だと思います。

それが、常識、当然と思っている事象も含め。

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