ドアを開ければ、想像していたより遥かに静かな小雨の朝。目の前をクロアゲハが通り過ぎます。
おお、お前さんも無事だったか・・・昨日の天気の荒れ様を考えると、普段気にも留めない昆虫の生死にも感慨が湧いたりします。
コンビニへ向かう途中の道に、折れた枝濡れ落葉、蝉の骸。そして、脇の雑木林に秋の虫の声。おや、奥に聴こえるのはツクツクボウシですか。
先日より些か小さくなったオーケストラ構成ですが、昨日の今日で淡々と己を生きる彼らに、ふと被るデューラーの銅版画『騎士と死と悪魔』。
その前進には悪魔も道を譲り、瘦せた馬上で砂時計を掲げ、騎士の命数尽きるのを伝える死神にさえ一向だにしない騎士。
ただ成すべきことを成す・・・「名を換えよ、騎士と!夏山 誰(たれ)が世ぞ!」(中村草田男)
夏山=今見えている、己が生きるこの世界は誰のものか。
カントらの言葉を借りるまでも無く、それを感じている、その人だけのものです。
おお、お前さんも無事だったか・・・昨日の天気の荒れ様を考えると、普段気にも留めない昆虫の生死にも感慨が湧いたりします。
コンビニへ向かう途中の道に、折れた枝濡れ落葉、蝉の骸。そして、脇の雑木林に秋の虫の声。おや、奥に聴こえるのはツクツクボウシですか。
先日より些か小さくなったオーケストラ構成ですが、昨日の今日で淡々と己を生きる彼らに、ふと被るデューラーの銅版画『騎士と死と悪魔』。
その前進には悪魔も道を譲り、瘦せた馬上で砂時計を掲げ、騎士の命数尽きるのを伝える死神にさえ一向だにしない騎士。
ただ成すべきことを成す・・・「名を換えよ、騎士と!夏山 誰(たれ)が世ぞ!」(中村草田男)
夏山=今見えている、己が生きるこの世界は誰のものか。
カントらの言葉を借りるまでも無く、それを感じている、その人だけのものです。