昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

静岡県藤枝市藤枝市南駿河台5-4-21  054-639-5711
コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

紫外線と赤外線の優劣?

2024-08-07 07:00:45 | 日記
些かステレオタイプ的ではありますが、米中露を始めとする多くの国や某大統領候補、小泉氏安倍氏等の、敵味方を明確に区別し、内部の結束を固めるとともに、不満や怖れを怒りに変換させ、敵に向けさせるベクトル的手法と、あくまで理念としてのEUやコンピュータ付きブルドーザーと言われた元総理のように、一致団結を図り、敵を作らないようバランスに気を遣うスカラー的手法。

・・・個人的な好みは後者。現実的支持は状況と環境によります。

「原爆を落とされたのに何故日本は米国に好意的なのか」という問いに、ボクはロマンチストですからと、先に言い訳した後、「ブレダの開城」だったんじゃないんですかねと。

1626年6月、巧みな頭脳戦を極めたスペインvsオランダのブレダ戦はスペインの勝利で終結。慣例として跪き、城の鍵を渡そうとするオランダ将ナッサウを制し、立ったままでの鍵の授受を求めたスペイン将スピノラ。オランダ軍の健闘を称え、騎乗し軍列を整え、旗を揚げラッパを吹きならしての栄光ある退却を進言しました。

今後の社会主義国の台頭を予感し、防波堤として機能させる目論見等々、腹の内はどうであれ、現実的に本土は分割されず、天皇は廃位されず(映画キングダム3で李牧の言う処の、トップが倒されれば死に物狂いで抵抗する組織と見られたか)、剰え復興に甚大な協力をしてくれた国。民衆に欧米文化と(責任の解釈に齟齬はあるものの)自由を提供してくれた国。

ハナから真珠湾にこちらから仕掛け、挙句無条件降伏なら、何をされても文句は言えないのに・・・その寛容さに絆された、と思いたいところ。

ひょっとして、原爆の余りの威力に、公には認めないものの、やり過ぎたお詫び的要素も、少し入ってたんじゃないかなんて。
ならば今日の日本は、広島長崎の犠牲の上に成り立っているといえるかもと、お人好し度アップの思考は拡大します。

大きな力を持ち、それを誇りに思えば優越感は増し幸福度は上がりますが、いつ狙われるか反逆されるかという不安感、自らより上にいるものに対する劣等感も増し不幸度も上がります。逆に自らの大したことない力を「好意的に」受けいれれば、優越感など大して湧かず劣等感も余り生じず。

周波数と波長の大きさの違い、赤外線と紫外線。特定の事象に対する道具としての適応性という特徴であって、どちらが優れているとか言えるもんでしょうか。

意味付けすれば、好き嫌いは発生するかもしれませんので、どちらを選ぶのもいいんじゃないかと思いますが、強制されるのはいただけません。