DJみならいのモデルガンブログ

20年近くだらだらと書いています。モデルガン、自転車などの記録。

黒く塗れ

2009-02-05 18:05:00 | _ SUB30
@SUB30、カーボンフォーク化
 といっても、塗装工程を挟むだけで何も特別なことはしてません。カーボンとアルミではどんな差があるのか、という実験的な試みと軽量化です。

 まず下玉押しが外れるか否か。外れなければヘッドパーツごと交換するつもりでしたが、ドライバーをフォークとの間へ叩き込んで何とかしました。この為だけの専用工具もあるみたいです。

 リテーナーに接触する部分は磨いて塗膜を取り除きます。ヘッドパーツを初めて開けた時は、本来の汚れより剥がれ落ちた塗装の断片が目立って呆れました。まぁエントリーモデルなので仕方ありません。まともに動いてくれるだけ良しとします。

 ちなみにこのヘッドパーツ「VP42」は、Canecreekの文字が刷られているものの、中身はVPコンメ[ネンツ製のセミインテグレーティッドタイプです。ホーザンの解説によれば、ロープロファイルタイプ及びゼロスタックタイプはこれと同じ物をさすと解釈することができます。


 材質の差がこれほどとは。正確には、それぞれクロモリコラム+アルミブレード、アルミコラム+カーボンブレード。カーボンはふにゃふにゃで頼りない先入観を持っていたんですが、手に入れて印象が変わりました。感触は硬質な樹脂そのもの。柔らかいのではなく、しなるという表現が適切かもしれません。

 

 塗料の食いつき促進を狙い、サンドペーパーで表面を荒らします。今後を考えて、軽い力で下玉押しを取り外せるようコラムの外周も部分的に削りました。コラムが基準であれば下玉押しの内側を削るのが正攻法ですが、鉄の地肌が露出して錆びへの耐性を失うのは避けたいところ。良い塩梅まで60番の紙やすりでガリガリと。

 

 いよいよ塗装。使うのは共にソフト99のボデーペン/トヨタ黒202と2液ウレタンクリアー。近所のホームセンターはHolts欠品でした。2本合わせて3.5k、ちと高いがトイガン用とどっこいか? 3年以上ご無沙汰だった苦手な塗装作業。それも普段は小さなパーツばかりなので、このサイズは初めてです。

 黒は何とか塗り終えたものの、問題はウレタン塗装。厚く塗るのが艶を出すコツだそうですが、それは私が毎度失敗するパターンなのですよ? どうせ1回で使いきらねばならないのならと、缶を1本空けるまで薄く塗り重ねることにしました。確かに、途中ぼってりと塗ってしまった箇所は強い艶に見えます。塗料が垂れずに停滞している感じです。

 しばらく放置して、忘れた頃にフレームへ装着します。どんなシルエットができるか楽しみです。

MGCのP220:_1

2009-02-01 17:18:00 | _ その他モデルガン
・MGC SIG/SAUER P220


 意識して贔屓にしている銃やメーカーは無いが、手元へ自然と集まってくるモデルはどうしても出てきてしまう。私にとってそれはシグザウエルシリーズであり、中でもMGCのP220はこれまでも頻繁にとり上げてきたお気に入りだ。

 スライド右側の刻印は、排莢口に近い方から「0 120083」、「P220 MADE BY MGC CORP」。チャンバー側面は「9mm Para」。フレーム側トリガーピン右側に「SPG」。SPG刻印は時期的なもの。マズルは少し下膨れの造形だが、バレル上の隙間とライフリング形状は実物通り。



 スライドストップを鰍ッた状態でテイクダウンレバーを下ろして通常分解。実はマガジンを挿したままでもできるし、個人的な主観だが組立はこちらの方がやりやすい。

 新日本模型製はバレルの加工が一部省略されており、リコイルスプリングガイドの組み込みが難しい。無理をするとガイド後端がフレーム内部で暴れ、ダストカバーの裏に傷をつけてしまう。このような症状自体はMGC時代からあるようだ。とにかく作動が固く、初めて触ると不要な箇所に手を加えて壊す可能性大(俺ね)。



 説明書にある通り、組立の際はFピンブロックを押してFプレートを前進させておく。これとスライドストップ(パーツ名スライドキャッチレバー)が干渉しやすく、当たりがつくまでまともに組立ができない。新日本模型製ではFプレートとブリーチの設計が見直され、僅かに組みやすくなっている。要は干渉している部分を削れば良い。

 MGC製P220の弱点はノッチ削れだと思い込んでいるのだが、これに関して言及しているWebサイトを他に見つけることができない。まぁ公式カタログにも削れっぱなしの写真が載っているくらいなので仕様みたいなものなんだろうが。中古購入の場合は、以前までのオーナーにどのくらい弄られていたかという指標になる。