遠妙寺には「愛の花束」という組織があります。
これは、昔、本門佛立宗で行っていた募金運動「愛の一円運動」を進化させたというか、発展的にとらえ直したものです。
「愛の花束」は、本門佛立宗の教えに沿って、宗内宗外を問わず、できるだけの愛を花束の名前に託して届けようとするものです。
実際は、ある程度の期間、病気で寝ているご信者のお見舞いを行ったり、お助行をしてくださる方にお見舞い金を託します。
あるいは、一人きりのご信心で後続者のない方に対して、その方の意志を受け継ぐ形で、御回向を行えるようにしています。
ほんの僅かしか「愛の花束」に寄付がなくても、それなりのやり方で最低限で後々まで御回向ができるようにしています。
また、歩行不能の方でも御会式にお参りできるよう、手分けをして送迎する手配を愛の花束でします。
その他、何か人のお役に立てるよう、少ない予算をやりくりしてボランティアとして活動しています。
また、宗外に向かっては、さまざまな災害、事故などで困っている被災地の方々にお見舞い金を募金して送っていて、阪神淡路大震災などには相当、力を入れて寄付をしました。また、新潟中越地震やど海外の被災についても寄付しています。
ふだん、お教化、お助行など、信行活動そのものが社会の公益に資するボランティア活動であり、佛立菩薩行ですが、今一歩、かゆいところに手が届くような菩薩行をさせていただこうという趣旨で行っています。
歳末募金やいろいろな募金活動がありますが、遠妙寺「愛の花束」では、それらに協力することも協議しながらやっています。
ただ、愛の花束の持っている資産(と、呼べるほどではない)は、限りがありますので、その中でやりくりするのが大変のようです。
それでも、日本中、世界中の人々が「み仏」の慈愛に包まれるよう、できるだけの活動を行っています。
なお、遠妙寺「愛の花束」のその時々の活動については、遠妙寺ホームページ「愛の花束通信」に掲載されています。
御教歌 していけば でけていくもの でけぬとて やめたらやめた だけのびんばふ(貧乏)