目に青葉

2009年05月09日 | Weblog
新緑の季節となりました。
このところ、毎日、気温が激しくかわり、今日は暑いかと思うと次の日は寒さまで感じます。
毎年、こんな調子だったのかなぁと思いながら、変化に対応する服装をしないとたちまち、風邪を引いてしまいます。
日によって、また、あるときは清々しい青空。あるときは、どんより濃いグレーの空。こんなにも、日によって変わるのは日本の特徴なのでしょうか。
ちなみに、フィリッピンから日本に黒柳さんといっしょに来て、お参りして五月四日に帰ったジャンビーさんは、寒い寒いといっていたということです。
どうも、フィリッピンには四季がないので、対応が難しいということらしいです。
同じ地球の上で、チョット北に位置するか、南に位置するかでずいぶん違うんですね。
凡聖の みるめはへだて なかりけり 柳はみどり 花はくれなゐ
と、開導日扇聖人は御教歌にお示しです。
私たち凡夫、一般の方もご信者と、世にも尊い仏様と比べて、どのように違うのでしょうか。
木々は五月は青葉、柳は緑、花はくれない・・赤く、きれいに咲き誇っています。
その色を見ることは、本当は人によって、同じ赤でも濃く感じたり薄く感じたり違いがあるかもしれませんが、まぁ同じです。
でも、そこからが違うんだよ。とお示しの御教歌です。
見る対象が、花や木ならいざ知らず、男性が美しい女性を見たとき、女性が同じ女性を見たときとでは、明らかに反応が違うでしょう。
女性がさわやかですばらしくハンサムな男性に会って話したとき、その声を聞いた時の響きと、同じ声を同僚の人が聞いた時、自ずと響きが違ってくるでしょう。
仏様や菩薩と同じような感覚を持てれば、色も形も変わらなくても、ずいぶん、世の中は変わって見えるでしょうね。
コメント (2)
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