講有選挙

2008年03月07日 | Weblog
私たち佛立宗では、宗門の最高位にある方を管長とか、貫首とか呼ばずに「講有」(こうゆう)と称します。
これは法華宗の中に「本門佛立講」(ほんもんぶつりゅうこう)という組織を創設された日扇聖人がみずから名乗られたお名前です。本門佛立講を有されるという意味があるように思います。しかし、これは私するとか、私有するという意味ではありません。
佛立講を創設して、そのトップとして統率するという意味です。
我物の ひとの物のと いふものゝ 佛立講は 祖師の講也
と、みずから御教歌をお示しになっています。
ともかく、講有上人という宗教上の最高地位にある方を宗会議員が選挙するという制度は本門佛立宗独特のものですが、これほど公平、また、明朗な方法はありません。
今回は、予想通り、現職の小山日誠上人が次期講有として再任されることが決まりました。
ご健勝とご活躍をみな、お祈りして宗会も散会いたしました。
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