宇都宮の遠歓寺

2007年11月12日 | Weblog
昨日は宇都宮・遠歓寺の日蓮聖人御会式にあわせて先代の柴田日圓上人の十七回忌があり、参詣させていただきました。
遠歓寺の成り立ちは大正に入り、大阪の足立五郎吉という清風寺の功労者の嫡子、足立熊吉というご信者が熱心にご信心を弘めたのが最初のキッカケです。
この熊吉氏が、その後、教化をして、大阪大歓西組から宇都宮大歓組が分離独立。
まず、教職にあった小林清次郎氏が教化され入信しました。小林氏は教職にあった方ですが、病気が機縁となって入信。ご信者がみなで、御題目を唱え、必死に祈るお助行で、全快のお計らいを得て信心が増進。教員仲間の有馬氏、その他、教職にあった人を中心に教化されました。また、もともと明治時代からご信者が宇都宮近辺にいて、それらの人と合流する形で翌年、遠歓組が発足、初代の担任として伊達日彰上人(遠妙寺の祖)がご奉公されるようになりました。
その後、柴田日圓上人が昭和四年に赴任、それ以来、60年にわたって住職として遠歓寺を守ってこられました。
60年の風雪に耐えるって、口で言うほど簡単じゃありません。本当に感謝をして17回忌の法要が行われ帰京しました。
(写真は遠歓寺の裏、宇都宮の史跡に指定されている和尚塚・・昔は境内地でした)
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