80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

新選組の小説

2007年09月18日 | シニア日記
子母澤寛著「新選組始末記」を初めて読んだのは、
昭和32年(=1957年、丁度半世紀前)、
ジャカルタに駐在した時でありました。

暇な時に日本の小説でもと、誰かが差入れして呉れたのですが、
日本語に飢えている現地で、貪る様に読んだ事を覚えています。

その際、これこそ本当のノンフィクションであり、時代小説だと
感銘を受け、目から鱗の落ちる思いがしました。

それから新選組マニアになってしまったのです。

新選組の小説、劇、映画など、手当たり次第に鑑賞しました。

「壬生義士伝」「輪違屋糸里」で新選組小説の
傑作、新天地を開拓した浅田次郎氏は、
最近に発刊された「浅田次郎新選組読本」で、
次のように語っています。

 ”「新選組始末記」こそ、新選組の原点、バイブル(聖書)である。
  新選組を書く作家は皆この本を資料にし、読者はこの本から
  入門すべきであろう。 私はまさに「始末記マニア」である”と。


昨年、インターネットでこの本の中古品を買いました。
何度読み返しても飽きません。
この本は昭和42年(=1967年、40年前)の再販初版
      昭和52年(=1977年、30年前)の第26版になっています。(写真)