マレー語でおもしろいのは「5」の“lima”である。“Lima”はペルーの首都の名前であるが、語源は首都を流れるリマック川(Rimac)に由来するそうで、マレー語とは関係がなさそうだ。筆者はスペイン語話者には「あなたはマレー語の単語を少なくとも一つは知っているよ」といつも言っている。
パプア・ニューギニアのところで触れた「モツ語」では「5」は“ima”である。フィジー語でもハワイ語でも「5」は“lima”で、フィリピンのタガログ語では“limang”である。マオリ語では“rima”となっている。さらに東のタヒチ語や、イースター島の原住民の言葉であるラパ・ヌイ語を調べてみたが、“lima”に似たような形は出てこなかった。一応、マレー・ポリネシア語系統ではあるのだが。
イースター島からさらに、東へ進み、南米大陸まで到達したマレー系の人たちもいたかもしれない。南米のインカ文明とポリネシア文明との相似点が多いという話もあることだし。そうすると、ペルーの首都「リマ」もひょっとしたら、マレー語と関係があるのかもしれない。
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はじめてのピジン語―パプアニューギニアのことば
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Mambo Lupita という曲を調べていくうちに、スペイン語との出会い(10) 〈Lupita = Lupe は、Guadalupeの愛称…〉に辿り着き、とても興味深く拝読させて頂きました。
ありがとうございました。
これからも、中南米、またアジア諸国のエピソードも楽しみにしています。