goo blog サービス終了のお知らせ 

スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード
パプア・ニューギニア、シンガポールのエピソード等

ラテン語“equus”(オス馬)からスペイン語“caballo”(オス馬)へ

2013-02-15 11:18:00 | トリビア
 前回、スペイン語の「馬」について触れた。オスは“caballo”で、メスは“yegua”で全然、形が違う。スペイン語のもとになっているラテン語では「馬」は“equus”で、こちらはオスである。メスはこれを女性形にして“equa”となる。ここから、ラテン語では「馬」の性別でやかましく区別しているわけではないことが分かる。スペイン語では「犬」は“perro”で代表されるが、メス犬を“perra”という程度の区別をするようなものである。
 ラテン語のメス馬“equa”がスペイン語“yegua”につながっているらしいことが分かるであろう。そうすると、オス馬は“yeguo”になってほしいのだが、そうはならなかった。ラテン語“equus”を語源とするスペイン語は「メス馬」のほかに、“equitación”(乗馬)がある。
 ラテン語“equus”がスペイン語では消えた経緯について、『物語英語の歴史』(P.グッデン著、田口孝夫監訳、悠書館、2012、p. 86)に載っていたが、それについては次回。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。