「闇の貴族」[幻冬舎文庫] 新堂冬樹 (著) 2014.8.15読了 。
眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。それは倒産整理会社の経営者・加賀篤が目をつけた破産寸前の企業の社長だった。加賀は自身の部下をはめて犯人を殺させ、数十億の金を手にする…。いつしか巨万の富と権力を手にし、「闇の貴族」と称される加賀。だが、既に崩壊は始まっていた。裏社会を熟知した著者の衝撃作。
デビュー1年後ぐらいの初期作品。読んでみて思うのは、ああ、この作品が最盛期の新堂作品の原点なんだなって思うこと。
ほとんど、この作品で出揃ってますね。あぶない業界の裏事情解説、暴力、キャラクター、エロ(この作品はエロ少ないな)、グロ、変態登場、かっこいいアサシン等々。それにおなじみの台詞なんかも。
ただそれだけではなく、一見、読者にストーリー展開が読めた!なんて思わせておいて、それを凌駕してくるサブストーリーだったり、どんでん返しだったりと読ませるうまさ。しかも本作の中にはその後の白新堂につながっているような場面も散見されます。この作品以後、ばんばんと新堂さんは後の代表作となる作品を発表していくわけです。…7点。(8点つけたいんですが、エロとグロが物足りない)
眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。それは倒産整理会社の経営者・加賀篤が目をつけた破産寸前の企業の社長だった。加賀は自身の部下をはめて犯人を殺させ、数十億の金を手にする…。いつしか巨万の富と権力を手にし、「闇の貴族」と称される加賀。だが、既に崩壊は始まっていた。裏社会を熟知した著者の衝撃作。
デビュー1年後ぐらいの初期作品。読んでみて思うのは、ああ、この作品が最盛期の新堂作品の原点なんだなって思うこと。
ほとんど、この作品で出揃ってますね。あぶない業界の裏事情解説、暴力、キャラクター、エロ(この作品はエロ少ないな)、グロ、変態登場、かっこいいアサシン等々。それにおなじみの台詞なんかも。
ただそれだけではなく、一見、読者にストーリー展開が読めた!なんて思わせておいて、それを凌駕してくるサブストーリーだったり、どんでん返しだったりと読ませるうまさ。しかも本作の中にはその後の白新堂につながっているような場面も散見されます。この作品以後、ばんばんと新堂さんは後の代表作となる作品を発表していくわけです。…7点。(8点つけたいんですが、エロとグロが物足りない)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます