ドンドンこにしの備忘録

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「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」 盛田隆二読了!

2018年03月06日 20時32分03秒 | 作家 ま行
「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」 (角川文庫) 2018.3.6読了。
盛田 隆二 (著)

昼間は風俗で働く専業主婦、衝動的に彼に暴力を振るってしまう会社員、不倫が夫にばれて歳下の男と逃避行する女…今にも壊れてしまいそうな日々の中で、悲しみを背負った孤独な女性たち。そして、彼女たちを支えようとする不器用な男たち。誰かとつながっていたい、愛されたい。そんな切ない思いを胸に、彼女たちは懸命に“いま”を生き抜いていく。『夜の果てまで』の著者が丹念に描く、ひかり射し込む7つの再生の物語。


短編なんで、さらりと終わるけど、また、こういうのどれもうまくまとめられていて、いいっすね。盛田さん。
なかでも、「夜の果てまで」の元となったという、「舞い降りて重なる木の葉」がいい。
せつなくて、せつなくて、それがまたいい。「夜の果てまで」が読みたくなった。…6点。


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