イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

We fell short...

2005年10月12日 | NFL
録画しておいた、NFL第5週のニューイングランド・ペイトリオッツvsアトランタ・フ
ァルコンズの一戦を観戦しました。
スーパーボウル3連覇を狙う王者ペイトリオッツは、負傷者が相次いだ事もあり、
ここまで2勝2敗と大苦戦。片やファルコンズは3勝1敗と好調ながら、先週の試
合でエースQBマイケル・ヴィックが右ヒザのじん帯を痛めてこの試合を欠場。代役を2年
目のマット・ショーブ(写真#8)が担う事になりました。

試合は終盤に入ってもつれました。第3Qを終えてぺ軍が28-13とリードしていました
が、ここからアトランタが反撃!
第4Q残り14分23秒に、ショーブからTEアルジ・クランプラーに25ヤードのTDパスが決
まって28-20。更に残り3分52秒に、ショーブがWRデズ・ホワイトに14ヤードのTDパ
ス!その後の2ポイント・コンバージョンも決めて28-28の同点!!

しかし3分もあれば試合をモノにしてしまうのが、ぺ軍のQBトム・ブレイディー。残り3分
32秒で相手ディフェンスの反則で敵陣へ進むと、残り2分にFBパトリック・パスのランで
敵陣14ヤード地点まで前進。
仕上げはキッカー、アダム・ビナティエリ。残り17秒に、自身19回目となる決勝FGを決
めて勝負あり。31-28でペイトリオッツの勝利となりました。

「ウチのチームは持てる力を出し切ったが及ばなかった・・・王者チームを相手に大きなリ
ードを与えてはダメだ、という事だね」:ジム・モーラ(ファルコンズHC)

ブレイディーやビナティエリの勝負強さは相変わらず凄いなと思いましたが、この日一番
の驚きはショーブのプレーぶりでした。キャリア2試合目の先発とは思えぬ冷静さを随所
に見せて、3本のTDパスを決める活躍(パス34回中18回成功、獲得298ヤード)。
「先発を命じられて、『難しい状況だけど、これはチャンスだ』と思った。良いジャッジをし
て、良いパスを通せた場面も結構あった。自分のパフォーマンスには満足してるよ」と語
るショーブ。

「スーパーボウル前哨戦」という見方もされていたこの一戦でしたが、なかなか白熱した
好ゲームになりました。負傷者をたくさん抱えながら大崩れしないぺ軍は、本当にしぶと
い!
ファルコンズも敗れはしたものの、「DVDアタック」の異名をとるラン攻撃だけでなく、パス
攻撃も良いモノを持っているんだゾ、という所を見る事が出来ました。ただ、守備陣の主
力選手に怪我人が増えて来た(ハートウェル、カーニー等)事が、やや気懸かりです。
ショーブが良い働きをしているだけに、ヴィックをすぐに先発に戻すのか、ファルコンズ首
脳陣の判断も気になるところです。

Matt Schaub