イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

兵がまた一人…

2006年10月30日 | NBA
◇ここのところMLBの盛り上がりに気を取られがちでしたが、NBAの新
シーズン開幕までもう少し。
気になる話題はいろいろあるのですが、個人的にはブライアン・グラント
が引退の意向を明らかにした事が残念でなりません。グラントは、先日
ボストンから放出されたばかりでした。
グラント曰く、「ここ数年はキャリア前半の様なプレーが出来ていなかった。もう潮時
なんだろうね」

◇グラントの事には昨年の8月19日の記事でも少し触れましたが、ゴール下での肉
弾戦は任せろって感じの、非常にタフな選手でしたね。カレッジの頃やキングス時代
の事はあまり知らないのですが(汗)、ブレイザーズとヒートでの活躍は非常に印象
深いです。

僕はNBAを本格的に見始めて間も無い頃は、やっぱりと言いますか、派手なプレー
にばかり目を奪われていました。今でもキレイなジャンプシュートが決まったりすると、
「おぉ~!」とか言ってますが(汗)
しかし多くの試合を見たり、見聞を重ねたりして行くうちに、派手な得点シーンの影で
は味方を生かすべくスクリナーになっている選手が居る…そしてそのオフェンスの基
をたどると、激しいディフェンスをしている選手が居て、相手との競り合いの中でしっ
かりリバウンドを確保している選手が居る―そういった事が分かって来た。
―それらは当たり前の事なのでしょうけど、でも忘れがちになる事だと思うのです…
そういった事を、激しいプレーで以って教えてくれた―僕にとってのグラントはそんな
選手でした。

◇華々しい選手ではありませんでしたが(見かけは派手かな)、記憶に残る選手が
また一人コートを去るのが実に惜しいなぁ…と思う今日この頃。彼の様な選手がま
た出て来る事を期待しつつ、新シーズンの開幕を待とうと思います。

ブライアン・グラント、引退表明(ESPNより)

Brian Grant

They shocked the world

2006年10月28日 | 野球
◇「やっとチャンピオン・リングを手に入れる事が出来たよ…どんな好
記録や名誉よりも価値あるものだから格別な気分だね」:アルバート・
プーホールス(カージナルス)

MLBワールドシリーズは、セントルイス・カージナルスが1982年以来10度目の
優勝を飾って幕を閉じましたね~
STLはプーホールスという誰もがその実力を認める主砲を擁していますが、(僕の
中では)タレント軍団と言うよりは、チーム全体の力で勝利をモノにして行く、という
イメージ。
ポストシーズンでの活躍が光った田口選手や、ワールドシリーズのMVPに輝いた
デビッド・エクスタイン等は、そんなチームを象徴する存在と言えるのではないでし
ょうか。
エクスタイン…02年にエンジェルスがWSを制覇した時は「X-Factor」といった感
じの選手でしたが、それから少し時が経った今、ここまで登り詰めてしまうとは…8
月中旬に、左脇腹の筋肉を痛めて長期離脱。ポストシーズンでも、NYメッツとの第
5戦で左肩と右手を負傷し―と、身体はテーピングだらけだったとの事。
―それにもかかわらず、そんなコンディションを感じさせない彼のハツラツとしたプレ
ーぶりを振り返るにつれ、彼の頑張りが報われて良かったなぁと思わずには居られ
ません。
「WS制覇を目標にして今まで頑張って来たけど、信じられない気分だよ。去年はW
Sを目前にして敗退していたから、その悔しさをバネにして一所懸命やって来たんだ
…そんな努力が報われて最高の気分だよ」:エクスタイン

敗れたデトロイト。WSでミスが目立った事は残念でしたが、こちらも飛び抜けたスタ
ー選手は不在ながらも、安定した投手陣を中心にチーム全体の力で勝ち上がって行
く戦いぶりに、何時の間にか引き込まれてしまった、という方も少なくないのではな
いでしょうか(オレの思い込み?)
若い選手が多いチーム故に、土壇場に来て経験不足が露呈してしまった感もありま
すが、逆に今後大いに期待が持てるチームであるとも言えると思います…欲を言え
ば、ケニー・ロジャースの気迫溢れる投球を、WSの舞台でもう一度見てみたかった
なぁ…
「この感情をどの様に表現すれば良いのか分からない…でも、良きチームメイトに巡
り会い、素晴らしいチームの一員で居られたのだから、とても充実したルーキーイヤ
ーだったと思う」:ジャスティン・バーランダー

◇これで全てが終わったワケではありませんが、今年は久々に野球に随分惹き込ま
れたなぁと感じています。高校野球の社会現象とも言うべき盛り上がり。セ・リーグの
優勝争い、パ・リーグのプレーオフ、日本シリーズへと続いたプロ野球の盛り上がり。
そしてMLBのポストシーズン…
今更ではありますが、全てはWBCから始まっていたのかなぁと感じています。韓国
戦と米国戦での悔しい想い。その無念を晴らしての王ジャパンの優勝―今にして思
えば、これが「今年の野球は面白いゾ」という前触れだったのかもしれません―いや、
今はそう思いたいのです。

―もう少ししたらNBAの新シーズンが開幕しますね。こちらも楽しみです!

beyond the top

2006年10月27日 | 野球
◇熱戦が繰り広げられていた日本シリーズは、北海道日本ハムが制しました
ね。初戦を落とした時は、その後の4連勝など想像できませんでしたが…ファ
イターズが発散していたチーム全体の一体感には、見ていてどんどん引き込
まれて行きました。

打線の核弾頭・森本、シリーズMVP・稲葉、磐石のクローザー・マイケル等の他にも、
多くの選手が活躍もあって掴んだ日本一の座。個人的には、シリーズで好リリーフを度
々見せた岡島投手の活躍も印象深いです。

そして引退していく新庄―僕は彼が阪神で一軍デビューし、プロ初打席でいきなりタイ
ムリーヒットを放った場面をたまたまTVで見ていたのですが、彼がこれほど多くの人々
を引き付ける選手になろうとは…
どのニュース番組かは忘れてしまいましたが、新庄の日本一への道程をたどる映像の
中で、MR.BIGの『Stay Together』が流れているのに気付いた時は、かなりジーン
と来ました。こういう場面にはピッタリの選曲!…遂に頂点に登り詰めた新庄選手の視
線に何が見えているのか(引退後どうするのか)も興味深いですが、何はともあれ長い
間お疲れ様でした。

◇そしてワールドシリーズ。今日STLが勝って、3勝1敗と遂に王手!う~ん、DETも
このままあっさり土俵を割ってしまう様な、ヤワなチームではないと思うのですが…録
画しておいたので、この後ジックリ見ようと思います。

Moments like that are main reason

2006年10月26日 | スポーツ
◇遅れ馳せながら録画しておいたNFL第7週、ピッツバーグ・スティーラーズ@
アトランタ・ファルコンズの一戦を観戦。

○ATL 41-38 PIT● (ATL:4勝2敗/PIT:2勝4敗)

試合は序盤から凄まじい点の取り合いとなり、第4Qも残り3分になろうかという所で
ス軍が追い付き、38-38で延長戦に。
迎えたOTで攻撃権を得たATLは、QBマイケル・ヴィックの粘り強いプレーもあって着
実に前進。最後は大ベテランのモアテン・アンダーセンが32ヤードのFGを決め、41
-38でATLの勝利となりました。

◇この試合ではヴィックの活躍が光りました。パス30回中18本成功、獲得232ヤー
ド、4TD(キャリアハイ)、2INTという数字以上に、勝負所できっちりプレーを決めてい
く姿が印象深かったです。
OT残り11分36秒、ATL陣45ヤード地点での3rd&9。ス軍のT・ポラマルのブリッ
ツをかわし、TEアルジ・クランプラーに26ヤードのパスをヒットしたプレーには、思わず
「うぉ~っ!!」と声が出てしまいました(汗)
このプレーに関してATLのジム・モーラHC曰く「私がヴィックの力を買っているのは、
彼にはこういうプレーが出来るからだ。彼に対する批判は多いが、他の選手ではあの
場面でビッグプレーを決められなかっただろうね」

守備面ではR・コールマン(つま先)、J・エイブラハム(股関節)と、パス守備の要を2
枚欠いていた事もあってか、あまりにも簡単に失点してしまうシーンも見られました…
が、この日のATLの勝利は、何と言ってもヴィックの活躍に尽きると思います(ちょっと
安易かな?)

◇カージナルスの2勝1敗で迎えたワールドシリーズ第4戦は、雨のため中止。第3戦
でSTLのC・カーペンターの前に沈黙してしまったDET打線。その中で2安打と気を吐
いたショーン・ケイシー曰く、「ウチの打線はもっとボールを見極めるべきだという声も多
い(カーペンターは8回を投げて82球)」
「しかし、積極的な打撃がウチの打線の売りだ。ウチがここまで来られたのも、そんな
スタイルだからこそ。スランプの今こそ原点を見直さないと」…DETの反撃が見られる
のか―気になるところです。

GAME3を前に

2006年10月24日 | 野球
◇遅れ馳せながら、録画しておいたワールドシリーズ第2戦を見終わりました。
タイガースが3-1でカージナルスを降し、シリーズは1勝1敗のタイに。

DETのケニー・ロジャースのピッチングはお見事でした。ポストシーズンに入っ
て3試合、ハイレベルで安定した投球を続けていますね。何と言うか、「ゾーンに入っ
てる」という感じに見えるのですが、良い状態をこれほど長く持続させている事は、本
当に凄いなぁとしか良い様がありません。
DETではカルロス・ギーエンの活躍も光りましたね。マリナーズに居た頃はあまり目
立つ選手ではなかったですが、DETでの存在感は絶大だと思います。後は打撃の調
子を落としているイバン・ロドリゲスの復調待ち、という所でしょうか。

STLも敗れたとは言え、9回表にDETのクローザー、トッド・ジョーンズを攻めて1点を
返した辺り、敗れて尚強しという印象を抱きました。これから続く本拠地での3試合に
向けて、「行けるぞ」という手応えを感じたのではないでしょうか。

◇第3戦を控えて、現地では練習が行われた様ですね。当然の事ながら、DETの投
手も打席に立たねばならんという事で、「ネイト・ロバートソン、バント練習に取り組む之
図」を取り上げてみました。ロバートソンは左投げだけど右打ちなんですね…他に「左
投げ右打ち」で思い付くのはランディー・ジョンソンぐらいだな~

◇しかし今日は冷え込みましたね。北の方からは初冠雪のニュースも聞こえて来まし
たが、今日はこちら神奈川県東部でも最高気温は16度ほど…でもデトロイトは選手の
吐く息の白さがハッキリ分かるほどに寒かったわけで。。。これぐらいで寒いとか言っ
てたらイカンかな(苦笑)
何はともあれ、冷え込みを忘れさせる様な熱い戦いを期待したいです!

He never wavered at all

2006年10月22日 | 野球
◇午前中にワールドシリーズ第1戦を観戦し、その余韻も冷めた午後に
いつものカフェに行って来ました。
カウンターでアメリカン・コーヒーを受け取り、席に向おうとした時の事。
店を出ようとしていた他の客と接触してしまい、コーヒーが半分ぐらい床
にこぼれてしまいました。
幸いにもコーヒーが衣類に付いたりせず、僕も火傷を負ったりする事も無く大事には
至りませんでした…が、僕とぶつかった(背後からぶつかられたのです)客が何も言
わずに、逃げる様に店を出て行った事には、憤りと寂しさの両方を感じました。

その人も急いでいたのかもしれないし、この思わぬ「事故」に気が動転してしまったの
かもしれません。ただ、「すみません」とか「大丈夫ですか?」という気遣いの一言さえ
あれば、こちらも悪い気持ちにはならなかったと思うのですが…
まぁ、僕が言いたいのは、明らかに自分の方が悪かったなぁという事があったら、素
直に謝ろうよ、という事です…素直にI’m sorry...そんな歌がひと昔前にありまし
たね(汗)

◇そんなこんなでワールドシリーズの初戦。セントルイス・カージナルスが、先発のア
ンソニー・レイエスの好投もあって、7-2でデトロイト・タイガースを降し、まず1勝を挙
げましたね~。

先日のNYメッツとの第4戦で先発した時、レイエスはあまり良い出来ではなかったの
で、今日のSTLは苦しいかなぁと思っていました…実際に1回裏にDETに先制点が
入ったし。DETとしては1回裏にもう一押しが出来なかった事が、結果的に響いてし
まった様に見受けられました。
「レイエスは大したヤツだよ。迷う事無く自信を持って投げていたね」:スコット・ローレ
ン(STL三塁手)

Anthony Reyes

第2戦の先発は、STLがジェフ・ウィーバー。片やDETはケニー・ロジャース。DETで
メジャー選手としてのキャリアをスタートさせたウィーバーが、古巣を相手にどんな投
球を見せるのか。そして、プレーオフでは男気溢れるピッチングで相手打線を抑えて
来たロジャース。DETとしては、1勝1敗のタイで敵地に乗り込んで行きたいところで
すが…どんな戦いになるか楽しみです。

Sometimes,things like that happen

2006年10月20日 | NFL
「自分の出来がこんなに酷かったのに(0TD、4INT)勝てるとはね…
何て言ったら良いのか分からないよ」:レックス・グロースマン(ベアー
ズQB)

◇遅れ馳せながら、録画しておいたNFL第6週のマンデーナイト、シカゴ・ベアーズ@
アリゾナ・カーディナルスの一戦を観戦。

○ベアーズ 24-23 カーディナルス●

最大20点差をつけられたベアーズでしたが、自慢の堅守から反撃の狼煙を上げ、第
4Q残り2分58秒に、リターナーのデビン・ヘスターが83YdsパントリターンTDを挙げ、
24-23と逆転!
ホームで是非とも勝っておきたいアリゾナ。残り52秒に40ヤードのFGのチャンスを
得ますが、キッカーのニール・ラッカーズがこれを決められず、再逆転はなりませんで
した。

勝ったものの、ベアーズは6度のターンオーバーを犯すなど攻撃面では散々。そんな
厳しい試合を乗り切れたのは、LBブライアン・アーラッカーを中心とした、守備陣の頑
張りでした。
特に試合終盤に入ってからのアーラッカーの活躍は圧巻でした。第4Qも残り5分にな
ろうかという所で、アリゾナのRBエジャリン・ジェームスからボールを奪い、CBチャー
ルズ・ティルマンのリカバーTDを呼び込んだプレーは、この日の活躍の白眉だったの
ではないでしょうか。

Brian Urlacher

敗れたアリゾナ。この日のお目当ての大物新人QBマット・ライナートは、パス42回中
24回成功、獲得232ヤード、2TDパス。これらの数字以上に、ポケットの中での落ち
着きぶりやリーダーシップなど、既にNFLで何年もプレーしているベテランの様な風格
さえ感じられました。
この日のライナートのパスは、WRアンクワン・ボールディンに集まりましたが、故障で
欠場中のWRフィッツジェラルドが戦線に復帰すれば、ライナートが秘めた力を更に発
揮するかもな~などと感じています。
この試合の後、アリゾナは攻撃コーディネイターの交代を発表。それを受けてライナー
ト曰く、「これまでのプレーコールは、やや手堅すぎたかもしれない。これからはリード
を守る事より、リードを広げに行く事に重きが置かれるんじゃないかな」…今後のライ
ナートの活躍を期待したいところです。

Matt Leinart

◇MLBナ・リーグのチャンピオンシップは遂に決着がつきましたね~夜中に再放送が
ある様なので、そちらを楽しみにしたいと思います。

勝ち運を呼ぶ漢たち

2006年10月18日 | NFL
◇昨晩は確か20時15分頃に帰宅したのですが、MLBはどうなったのかと思
いつつチャンネルをN●K-BSに合わせると、放送されていたのはNFLの試
合(アリゾナ・カーディナルスvsシカゴ・ベアーズ)…

MLBは中止だったのか…それは仕方無いとして、中止の時は確かに「NFL」と新
聞の番組欄に出ていましたよ。でもNFLの3文字だけで中継カードが書かれていな
かったので、僕は同局にて先日放映された、スティーラーズvsチーフス(45-7で
ス軍の勝ち)の再放送かと思っていたのですよ。

しかし放映されているのは、間違い無くシカゴ@アリゾナのマンデーナイト。しかもア
リゾナは大物新人のQBマット・ライナートが先発出場していて、そのライナートが活
躍したのでしょう、BSに合わせた時点では23-3でアリゾナがリード(結局はシカ
ゴが大逆転勝利を収めるのですが)。
…はぁ、この試合を最初からジックリ見たかったなぁ、と思いつつ新聞の番組欄に再
び視線を落としてみると…そこに書かれていたのは確かに「NFL」の3文字だけでし
たが、その代わり再放送マークも付いていませんでした…だからマンデーナイトが放
送されていたのネ…(汗)

…更によくよく調べてみると、この試合は今晩深夜に放送される様ですね(汗)。この
後の放送を楽しみにしています。

◇…で、ようやく今日の本題。写真は先日デトロイトにて行われたNFL第6週、バッ
ファロー・ビルズvsデトロイト・ライオンズの一戦でのヒトコマ。この試合に、デトロイト・
タイガースのクレイグ・モンロー外野手とブランドン・インジ内野手が観戦に訪れてい
た様です。
ワールドシリーズ進出を決めたチームの選手達が勝利を運んで来てくれたのか、今
季ここまで勝ち星が無かったライオンズはビルズを20-17で破り、シーズン初勝利
を挙げました(1勝5敗)。
ビルズのディック・ジャローンHCが、昨シーズンまで2年間ライオンズの守備コーディ
ネイターを務めていたというのは少し皮肉な話ではありますが…調子の出ないチーム
を建て直す時には、チームを根本的にブチ壊す前に、「時の人」の運にすがってみる
のも手なのかな―などと思ってしまったこの一日でした。

They can’t let this series diminish

2006年10月16日 | 野球
◇録画しておいたMLBプレーオフ、オークランド・アスレティックス@
デトロイト・タイガースの第4戦を観戦。

○タイガース 6-3 アスレティックス● (DET4勝0敗)

3-3で迎えた9回裏2死。ランナー2人を置いた場面で、DETの4番マグリオ・オ
ルドニェスが、A’sのクローザー、ヒューストン・ストリートからサヨナラ3ランHR!
…劇的な勝利を収めたDETがア・リーグ優勝を決め、22年ぶりにワールド・シリー
ズに駒を進めました。
オルドニェス曰く、「MLBでプレーしている限り、誰にでもワールド・シリーズに出ら
れるチャンスはある。そして自分がその舞台でプレー出来る事になったのは、良き
チームメイト、首脳陣、スタッフの皆に巡り会えたおかげだよ」

DETは、ディビジョン・シリーズの対NYヤンキース第2戦から怒涛の7連勝!シー
ズン最終盤になって故障から復帰したプラシド・ポランコ、闘志溢れる力投で投手
陣を牽引したケニー・ロジャース、巧みなリードで投手陣を支えて来たイバン・ロドリ
ゲス…
ここで名前を挙げた選手たち以外にも、各々がそれぞれの持ち味をチームのために
遺憾なく発揮していた―正しくチーム一丸となって掴んだ勝利、という風に感じられ
たDETの戦いぶりでした。

◇敗れたA’s。こちらもDET同様、飛び抜けたスター選手は不在ながら、チーム全
体の力で勝ち上がって来る強さには本当に感心しています。
9回裏1死で、DETのC・グランダーソンが右中間へヒット性のライナーを打った場
面。試合序盤の走塁時に右脚を痛めていた右翼手M・ブラッドリーが、全力で走っ
て好捕したプレーからは、「最後まで絶対に諦めねぇゾ!」という強い意志が伝わっ
て来ました。
「ウチの連中には、『シリーズには敗れてしまったが、皆の戦いぶりは見事だった。
今季ウチがここまで挙げて来た成果が色褪せる事は決して無い』と伝えたよ…本当
に素晴らしいシーズンだったよ」:ケン・モッカ(A’s監督)

◇DETとワールド・シリーズで戦うのは、NYメッツか、セントルイス・カージナルスな
のか?―今日第4戦が行われ、乱打戦をメッツが制して2勝2敗のタイとなりました
ね~むむむ、こちらはもつれるかもしれませんね…

He found his way to win

2006年10月15日 | 野球
◇もはやタイムリーな話題ではないかもしれませんが…午前中、まずは録画し
ておいたMLBプレーオフ、オークランド・アスレティックス@デトロイト・タイガー
スの第3戦を観戦。

○タイガース 3-0 アスレティックス● (DET3勝0敗)

DETの先発ケニー・ロジャースが、先日の対NYヤンキースの第3戦に続き、この日も
熱投を披露。7回3分の1を投げて2安打6奪三振、無失点の好投で、チームの勝利
に大きく貢献しました。
「最初は観衆の声援等に気を取られずに、自分の投球に集中しようと思っていたけど、
次第に『そこまで頑なになる必要は無いかな』と感じ始めた。それからは声援を味方
にして、よりアグレッシブな投球を心掛けたよ」と語るロジャース。
試合中盤ぐらいからでしょうか、ロジャースが相手バッターから2ストライクを奪うと、コ
メリカ・パークから「Kenny!」コールが沸き起こり、ロジャースもその声援に応えるか
の様に、打者を討ち取ってはマウンドで吠えて…そんな彼の気迫溢れるピッチングに、
またしてもシビレてしまいました。

◇A’s@DETを見てからしばらく後に、NYメッツ@セントルイス・カージナルスの第3
戦を観戦。TVをONにしたら、画面にはAEROSMITHのスティーブン・タイラーの姿
が…「あれ、何でセントルイスに居るの?ボストンなら分かるけど…」などと勘繰って
いると、アカペラで『God bless America』を唄い始めたからビックリ!
続いて『Take me out to the ball game』の後、唄ってくれたスティーブンに
敬意を表してか、球場にはしばしの間、AEROSMITHの『Just push play』が流
れていましたね。

試合の方は、序盤の速攻と先発のジェフ・スパンの快投がモノを言って、STLが5-
0でメッツを降し、これでSTLが2勝1敗とシリーズをリード。
「今日のジェフは最高だったね。ピッチングでは持ち球とコースを巧く投げ分けてたし、
ラッキーだったけどHRも打っちゃったからね」:D・エクスタイン(STL遊撃手)
STLではスパンの他にも、昨日に続いてS・スピージオが2打点。そう言えば、彼は
アナハイム時代もプレーオフで良い働きをしていたな~そして昨日に続いてメッツの
右翼手ショーン・グリーンは、スピージオの打球を懸命に追うも僅かに及ばず…グリ
ーン、悔しいだろうなぁ…

◇シリーズはSTLがだいぶ有利な展開になって来ましたが、メッツは少々の事では
ヘコまないチームなので、まだもうひとヤマあるのではないかと思っています。
そしてA’s@DETは、第4戦もDETが勝利を収めて、4勝0敗でリーグ優勝を決めま
したね~その試合の録画中継がこの後放送の様なので、そちらを楽しみにしたいと
思います。