イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

RUN!

2005年12月30日 | Weblog
ちょいと買い物と思い藤沢まで出たついでに、遊行寺(ゆぎょうじ)ま
で足を伸ばしてみました。

遊行寺のそばを通る戸塚茅ヶ崎線は、正月2日と3日に行なわれる
箱根駅伝の第3区、8区のコースとなっています。
そして遊行寺のそばは長い坂になっており、8区の走者は戸塚中継所を前にして、この
非常に苦しい登り坂を越えなければなりません(歩いて登っても身体中汗ばんで来るそ
うです)。

ちなみに過去の3区と8区の区間最高記録を見てみると、

※3区→小林正幹選手(早稲田大学) /記録:1時間02分49秒(平成7年)
※8区→古田哲弘選手(山梨学院大学)/記録:1時間04分05秒(平成9年)

…となっています。

「花の2区」を走るエースからタスキを受ける3区。復路のエース区間である9区の走者
にタスキを渡す8区…「つなぎの区間」という色合いが強かった区間ですが、今回の往
路のコース変更により4区の距離が短くなった事で、3区の持つ意味合いが変わって来
るかもしれません。
箱根駅伝まであと3日。毎年の事ではありますが、1月2日の午前8時が今から楽しみ
です!

あの夏の残像

2005年12月29日 | NBA
録画しておいた、インディアナ・ペイサーズvsサンアントニオ・スパーズの一戦を
観戦。

試合は序盤から中盤にかけて接戦の様相を呈していましたが、終盤にスパーズ
が底力を発揮。結局99-86でスパーズが快勝しました。
スパーズは、右足首の捻挫で欠場していたマヌー・ジノビリが復帰。ベンチスタートで14
分間プレーし、9得点、2ast、4rebと数字は控え目ながら、独特なぺネトレーションなど
随所に「らしさ」を見せていました。
ジノビリ曰く、「自分のリズムを取り戻すまで、あまり時間はかからないんじゃないかな…
休んでたのは2週間だけだからね」
一方のペイサーズは、エースのジャーメイン・オニールが26得点、2ast、7rebと奮戦し
ましたが、王者スパーズの前に及びませんでした。

個人的に不満と言うか少し残念だったのが、ペイサーズのサルナス・ヤシケビシャスが、
チームにフィットしてないのではと感じられた事(先発出場ながら12分間のプレーに留ま
り、3得点、2reb)。
レジー・ミラーが引退した後、後釜の長距離砲としてヤシケビシャスのシュート力には大
いに期待が寄せられていた筈…ですが、僕には彼が本領を発揮しているとは思えませ
ん。数字はそこそこなんだけど、どこか影が薄い様な…
彼がシドニー五輪で見せた驚異的なパフォーマンスは、今も僕の中では強烈に残ってい
ます。或いはその記憶が鮮烈なあまり、現実を直視できていないのかもしれません。

「ウチは今、新たな戦い方を模索しているんだ。ウチは確固たるスタイルを持ってシーズ
ンに臨んだけど、それも変更を余儀なくされている。ウチのチームは人材豊富だけど、そ
れでも今は厳しい状況だね」と語るヤシケビシャス。
オニールと並んで攻守の要であるロン・アーテストが不在(放出決定?)の今、ヤシケビ
シャスの真価が問われているのではないでしょうか。五輪で米国チームを震撼させた、
あのシュートをもう一度!

Sarunas Jasikevicius

<メモ>
※ダンカンが髪を切っていた。やっといつもの彼に戻った感じが…
※ポラードの髪型…毎年よく工夫してるけど、今年は少し狙い過ぎたか?

Gods weren’t smiling on us

2005年12月27日 | NFL
「ランディフェンスがいつもの様に機能しなかった。この試合で最大の
誤算だったよ…ウチの連中は皆良く頑張っていたし、勝つチャンスも
あっただけにね」:ジョン・フォックス(パンサーズHC)

NFLのレギュラーシーズンもいよいよラス前!第16週のダラス・カウボーイズvsカロラ
イナ・パンサーズの一戦を観戦。
プレーオフ進出が懸かっている両軍の対決とあって、激戦は必至…でもホームのパンサ
ーズが有利では?と予想して観ていました。

試合は序盤から点の取り合い。13-10とパンサーズがリードして迎えた第3Qに、ダラ
スのRBジュリアス・ジョーンズが43ヤードのTDランを挙げて17-13と逆転!
しかしパンサーズも、第4Q残り2分32秒にWRリッキー・プロールのTDで、20-17と
リードを奪い返します。
2分半…微妙な時間が残ったなと思いつつ見ていると、ダラスがジワジワと攻撃を重ね
てゴール前へ。そして残り24秒、QBドリュー・ブレッドソーからWRテリー・グレンにTD
パスが決まり、24-20とダラスが再逆転!
エースWRのスティーブ・スミスを第3Qの退場処分で失っていたパンサーズに反撃の力
は残っておらず、そのまま24-20でダラスが逃げ切りました。

この試合は2つの判定が勝負の分かれ目になった様に見受けられました。

①パンサーズWRスミスの退場
→サイドライン際で、ダラスのDBニューマンに投げ飛ばされたスミス。オフィシャルは反
則無しと判定したが、これにスミスが激昂。オフィシャルの背中を掴んでしまい、これを咎
められて退場処分に。
スミスの証言:「オフィシャルの背中を掴んだのは、『投げ飛ばされたのを見ただろ!?』
って注意を促すためだよ。いさかいを起こすつもりは無かったのに…」

②第4Q残り1分8秒のキッカーに対する反則
→33ヤードのFGを狙うダラスのカンディフに対し、パンサーズのDEジュリアス・ペッパー
ズとCBケン・ルーカスが猛チャージ!FGは外れたが、ペッパーズとルーカスがカンディ
フに接触したとして反則の判定→ダラスが攻撃を継続→グレンのTDへ…
ルーカスの証言:「オレは確かに左手の中指でボールに触ったんだ…よしんば触ってな
いとしてもだ、オレとペッパーズがフィールドに倒れ込んだ所に、カンディフがのしかかっ
て来ただけだぜ」

…スミスの退場は言い訳無用かなと思いましたが、キッカーに対する反則は微妙。ペッ
パーズがカンディフの足下に倒れ込む形になりましたが、カンディフが跳んで避けている
様にも…
「全くアンラッキーだったよ。フットボールの神様はご機嫌斜めだった様だね」と語るフォ
ックスHC。
ツキに見離された感のあるパンサーズですが、元旦の最終戦の相手はファルコンズ。こ
の日はラン守備が破綻してしまったパンサーズですが、強力なラン攻撃が武器のファル
コンズ相手にどの様に立ち向かうか(LBモーガンがまた負傷したみたいだし)…次週、
最終決戦!…てとこかな。

<メモ>
ダラスのRBジョーンズは、この日34回のキャリーで獲得194ヤード(シーズンハイ)、
2TDランの活躍で、ダラスの勝利に大きく貢献。

The court is safe haven

2005年12月25日 | NBA
録画しておいた、ゴールデンステート・ウォリアーズvsデトロイト・ピストンズの一
戦を観戦。
此方、ここまで20勝3敗と驚異的な強さを見せているピストンズ。片や、ここま
で14勝12敗、久々のプレーオフ進出に向け、大きな期待が寄せられているウ
ォリアーズ。
個人的に注目している両軍の対戦とあって、熱戦を期待せずには居られませんでした。

試合は序盤からピストンズペース。息の合った連係プレーが随所に見られ、50-42とリ
ードして前半を折り返します。
後半に入りウォリアーズも必死の追い上げを見せ、第4Q残り4分4秒には81-88と詰
め寄ります…が、反撃もここまで。結局97-85でピストンズの快勝となりました。

ピストンズでは得点源であるリチャード・ハミルトンが28得点、4ast、4rebと流石の活躍。
また、懸案となっている控えメンバーもこの日は元気な所を見せ、特にモーリス・エバンス
の活躍(13得点、6reb)が目立ちました。
「出番が巡って来た時に、うまくゲームの流れに乗って行けた事が大きかった。おかげで
フリーでシュート出来る場面も多かったし、リバウンドにもうまく絡めた」と語るエバンス。

一方敗れたウォリアーズ。東カンファレンスのチームの本拠地での5連戦というハードな日
程の疲れもあってか、バロン・デイビス、ジェイソン・リチャードソンの2枚看板も、二人合わ
せて28得点と本領発揮はなりませんでした。
しかし新人フォワードのアイク・ディオグが、ベンチスタートながら27得点(キャリアハイ)、
7rebと輝きを放ちました。
ディオグ曰く、「Jリッチとバロンに『しっかり準備しとけよ!』って言われていた。彼らがデ
ィフェンスを引き付けてくれるから、僕は楽にシュートを打てたんだ」
4連敗で貯金も1となってしまったウォリアーズですが、クリスマスを挟んで次の2試合は
ホームゲーム。ここで東部遠征前の勢いを取り戻して欲しい所です。

    *              *                *

この日19得点、3ast、6reb、2ブロックの活躍でピストンズの勝利に貢献したラシード・
ウォーレス。
既にご存知の方も多いと思いますが、現地の木曜日にウォーレスの従弟が警官に射殺
されていたというショッキングなニュースが伝わって来ました(下記ニュース参照)。
TVで見ていた限りでは、悲報に触れて眠れぬ夜を過ごした後とは思えぬプレーぶりだっ
ただけに、大きな驚きを禁じ得ません…
最後にチョーンシー・ビラップスのコメントを紹介しておきます。

「僕らにとってコート上は落ち着ける場所でもある。2時間半から3時間の間、僕らは他の
全てを忘れて試合に集中できるから…集中しようと努めているとも言えるけど…難しい状
況の中で、ラシードは凄く集中して良いプレーをしてたと思うんだ」

ラシードの従弟、警官に射殺さる(デトロイト・ニュース紙より)

We had great depth

2005年12月24日 | NFL
「ティキはとてもパワフルで良い走りをしていた…でも、ウチのタックルミスがあ
まりにも多過ぎたんだ」:ジャレッド・アレン(チーフス/守備ライン)

録画しておいたNFL第15週、カンザスシティー・チーフスvsニューヨーク・ジャ
イアンツの一戦を観戦。
此方、ここまで9勝4敗でNFC東地区の首位を行くジャイアンツ。片やAFC西地区にあ
って8勝5敗、プレーオフ進出争いの当落線上にあるチーフス。どちらもプレーオフが懸
かっている為、とにかく激しい戦いになるだろうと思いつつ観てみました。

試合前半は、RBティキ・バーバーのTDラン等で10-3とジャイアンツがリード。第3Q
に入ると、チーフスもRBラリー・ジョンソンのTDランで10-13と追い上げます。
迎えた第4Q残り13分4秒、ジャイアンツQBイーライ・マニングのパスを、WRアマニ・ト
ゥーマーがタックルを受けながらもエンドゾーンまで走り込んで(微妙な判定だった)、ジ
ャイアンツがリードを広げます(20-10)。
チーフスもL・ジョンソンが、この日2個目のTDランを挙げて食い下がります…が、残り2
分48秒、バーバーのこの日2個目となる20ヤードTDランを許して勝負あり。結局、27
-17でジャイアンツが勝利を収め、地区優勝に向けて大きく前進しました。

この試合では両軍のRBの活躍が目立ちました。ジャイアンツのバーバーは、29回のキ
ャリーで獲得220ヤード(キャリアハイ、しかもチーム記録)、2TDランの大暴れ。
チーフスのL・ジョンソンも31回のキャリーで獲得167ヤード(7試合連続の100ヤード超
え)、2TDランと、こちらも初のプロボウル選出も納得のパフォーマンス。
そしてRBの活躍の陰には彼等ありという事で、両軍の攻撃ライン陣の活躍も光りました。
チーフスは、やはりプロボウル選出を受けたローフ、シールズ、ウォーターズ等を中心とし
た強力なブロックで、L・ジョンソンの為に大きなスペースを作り出していました。
ジャイアンツは負傷者が相次いで継ぎはぎ状態の構成でしたが、それを感じさせないプレ
ーぶりでバーバーの活躍をサポートしていたのが印象的でした(WRバレスの好ブロック
も随所に見られました)。
ジャイアンツのセンター、ショーン・オハーラ曰く、「正直言って、こんなに上手く行くとは思
ってなかった。でも、皆でしっかり準備して来た成果が出ていたね」

それにしても30才にして、衰えるどころかキャリアハイの成績を叩き出しているバーバー
の活躍には唸らされます。今回は、そんな彼のコメントを紹介して締め括りにしたいと思
います。

「今日の自分の好成績は、攻撃ライン陣のおかげ。ウチの攻撃ライン陣は層が厚いんだ
と常々思ってたけど、その威力を見せてくれたね。彼等のプレーぶりを誇りに思う。ずっ
と忘れないよ」

Tiki Barber

P.S.外出先から帰る折、最寄駅のロータリーで車の追突事故があって、人だかりが
出来ていました…年の瀬はせわしないものですが、車の運転は「安全第一」を忘れちゃ
イカン、と自分を戒めた次第です。

Coach Sloan of Wrath

2005年12月23日 | NBA
「今日は皆がフリーでシュート出来るチャンスを作り続けてくれた。自
分の様なシューターにとって有り難い限りだったね」:デイモン・ジョー
ンズ(キャバリアーズ)

遅れ馳せながら、録画しておいたユタ・ジャズvsクリーブランド・キャバリアーズの一戦を
観戦。
守りの要のアンドレイ・キリレンコを背中の痛みで、得点源の一人であるカルロス・ブーザ
ーを左太ももの負傷で欠くジャズが、どこまで食い下がれるかに注目して観ていました。

序盤こそ健闘していたジャズでしたが、第2、第3Qにかけてキャブスに30-60と圧倒
されたのが響き、結局85-110でキャブスに完敗を喫してしまいました…

*試合後のジェリー・スローンHCのコメント:
「序盤のプレーは良かったと思うよ。でもウチの連中は攻守にバラバラにプレーしていた
ね…選手たちのプレーぶりには大いに不満だ。キャブスが主力選手をベンチに下げなか
ったら、100点ぐらい差をつけられていただろうさ」

…と怒りを通り越して呆れ返っている様にも感じられるスローンHC。攻撃面ではジャズ
らしさが時折垣間見られましたが、守備面ではキリレンコ不在が大きく響いた様に見受
けられました。

スローンHCの【怒りmeets自嘲】のコメントを見ていたら、何故かひと昔前の近藤貞雄
監督(中日、大洋、日本ハムで監督を歴任)の談話を思い出してしまいました。
近藤氏が大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)の監督を務めていた折、当時最下位
に低迷していたヤクルトに大敗を喫しました。試合後の近藤氏曰く、「あんなヘボ球団
にボロ負けするなんて、ウチはヘボへボだ!」

ジョン・ストックトン、カール・マローン等を擁して長らくウエスタン・カンファレンスの強豪
として君臨して来たジャズとスローンHC。偉大なるデュオも既に引退した今、益々チー
ムプレーに磨きをかけて勝負したい所へ、相次ぐ負傷者…自己中心的な(スローン談)
選手たち…
スローンHCにとって頭の痛い日々が続きそうですが、何とか巻き返してウエストの戦
いを面白くして欲しい所です。

Jerry Sloan

<メモ>
この日のデイモン・ジョーンズは第3Qだけでスリーを4本決めて、キャブスの勝利に大
きく貢献。

We felt we could win

2005年12月21日 | NFL
「ディフェンス陣が頑張っていたから、何とかしたかった。マイケルがよく走り切
ってくれたね」:ドリュー・ブリーズ(チャージャーズQB)

○チャージャーズ(9勝5敗) 26-17 コルツ(13勝1敗)●

録画しておいたNFL第15週の注目カード、サンディエゴ・チャージャーズvsインディアナポ
リス・コルツの一戦を観戦。全勝のコルツが遂に敗れました…

「チャージャーズはプレーオフの試合の様に挑んで来た。僕等も気合いを入れてこの試合
に臨んでいたんだけどね…」:ペイトン・マニング(コルツQB)

「試合後にドン・シュラさんから祝福の言葉を頂いた。ファンの皆にとっては見応えのある
試合だったんじゃないかな」:マーティー・ショッテンハイマー(チャージャーズHC)

いろんな意見があると思いますが、プレーオフ進出に向けて負けられない戦いが続くチャ
ージャーズの気迫が勝った、という印象を受けました。QBブリーズ(写真#9)の冷静な
プレーぶり(2INT食らったけど)と、新人LBショーン・メリマンのガッツ溢れるディフェンス
が目に付きました(この日7タックル、2サック)。
メリマン曰く、「コルツは最強のチームだと思うよ。でも『オレたちはコルツにだって勝てる』
と常々感じていたんだ」

1972年にドルフィンズが全勝を達成した時の指揮官だったシュラ氏は、コルツのHCも務
めていた事のある御方。ショッテンハイマーHCに声をかけた時の心境や如何に?
敗れたコルツも全勝こそ逸したものの、予てからの目標であるスーパーボウル制覇のチャ
ンスは依然として残っているだけに、これからの戦いぶりには大いに注目したい所です。

Shawne Merriman

<メモ>
第4Q残り2分9秒に、チャージャーズのRBマイケル・ターナーが試合を決定付ける83ヤ
ードのTDラン!
でも、「何でエースRBのラデイニアン・トムリンソンじゃないの?」と思っていたら、トムリン
ソンは肋骨を傷めていて、ショッテンハイマーHCが無理をさせなかった様です。

紅葉散歩その3

2005年12月19日 | Weblog
昨日、自宅の近くで撮った写真ですが…

紅葉は観て楽しむもの、と思っていましたが、

色付いている樹々の中を歩いてみるのもなかなか良い気分です。

しかし、最近また冷え込みがグッと厳しくなって来ましたね。

食器を洗う時など、水の冷たさが増して来た様に感じます…

豪雪地帯で「雪かきの作業中に転落」などという話もちらほら聞こえて来ます。

体調管理が大切なのは言わずもがなですが、寒さが厳しい中では身体が思い通りに動

かせない時もあるので、慣れない事を行なう時には気を付けねば…と思った今日この頃

です。

MIA@PHI

2005年12月18日 | NBA
録画しておいた、マイアミ・ヒートvsフィラデルフィア・76ersの一戦を観戦。
此方、スタン・ヴァン・ガンディーHCの辞任(更迭?)、パット・ライリーのHC就
任、シャキール・オニールの戦列復帰など話題満載のヒート。片や、4連敗の
後4連勝して勢いを盛り返して来たシクサーズ。
復帰後のシャックのプレーを初めて見るので、どの程度回復しているのかなと思いつつ観
ていました。

試合は序盤からヒートが圧倒。シャックがペイント・エリアを支配すれば、ドゥエイン・ウエイ
ドも鋭いドライブからダンクを連発。インサイドを支配しているので外のシュートもイージー
になり…という状況で、63-51とヒートがリードして前半終了。
後半もヒートペースで進みますが、第4Qに入ってシクサーズが猛追。残り6分6秒には95
-90まで追い上げますが、ここからヒートのアントワン・ウォーカーの活躍もあって逆転なら
ず。結局112-105でヒートが快勝しました。

注目していたシャックは21得点、13reb、2ブロックと攻守に亘ってチームの勝利に貢献。
思っていた以上に良い動きを見せていました。
カイル・コーバー(シクサーズ)曰く、「ヒートはシャックを基点にプレーを展開しているから、
彼のポジショニングには大いに注意を払っていた。ダブルチームで守ったり、彼に対するパ
スコースを消したり…そうやってディフェンスを引き付けて、味方をフリーにするのが彼はう
まいんだ」

一方のシクサーズは、エースのアレン・アイバーソンが35得点、4ast、4reb、4stと奮闘。
しかし第1Q終盤に左手の親指を捻挫した影響か(本人は関係無いと言ってますが)、FT
が7/16とまさかの不調だったのが悔やまれます。
「第4Qはなかなか良いプレーが出来ていた。しかしヒートの様なチームを相手に、今日の
様な酷いスタートをしていては勝てないよ」と語るモーリス・チークス(シクサーズHC)。

「ディーゼル」ことシャックが戻って来た事で、ヒートは俄然ペースを上げて来た感がありま
す。破壊力を増したタレント軍団に、ライバルチームはどの様に対抗していくのか興味深
い所です。

P.S.J-Willのプレー、またしても見られず…

千里眼の男

2005年12月16日 | NBA
既にご存知の方も多いと思いますが、現地14日のサクラメント・キングス対デトロイト・ピ
ストンズ戦で、ピストンズのベン・ウォーレスがゴーグルを装着してプレーした様です。

ゴーグル着用は医師の薦めによるとの事ですが、違和感を感じたのか、第1Q中盤から
はゴーグルを外してプレーした様です。
表向きは医師の薦めという事になっていますが、チームメイトへのメッセージも兼ねてい
たのかもしれません。ウォーレスは、ここ数試合の自分のプレー、そしてチームのプレー
ぶりに少なからずフラストレーションを感じていた様です。

そして迎えたキングス戦。当のウォーレスは5得点ながら17reb、5ブロック、4st、3ast
と大車輪の活躍で、チームを勝利に導きました(ピストンズ109-98キングス)。
ウォーレス曰く、「今日のウチのプレーは最高だったね。ここ数試合、ウチはチームプレー
を忘れて個々の能力にばかり頼ったゲームをしていたんだ」
ピストンズはこの試合の前まで、7試合続けてリバウンドの数で相手を下回っていました
が、42-37とキングスをリバウンドの数でも制しています。

「ベンは多くを語らない。だから僕らは彼のプレーを見て、メッセージを読み取るんだ」と語
るのはチョーンシー・ビラップス。彼はこの日28得点に加えて、キャリアハイとなる19ア
シストを決めています。
普段は寡黙な人の発する言葉には重みがある、とよく言われています。そして黙々と自
分のプレーに徹する事で、チームメイトに範を示す中心選手が居ます。この日のウォーレ
スは、正しくそんな選手だったのではないでしょうか。あるいはゴーグル越しに、チームに
足りない何かを見出したのかも…

Ben Wallace

ゴーグル着用のビッグ・ベン(デトロイト・ニュース紙より)