イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

David & Diego

2005年11月30日 | テニス
上海で行なわれたテニスマスターズ・カップで初優勝を果たした、ダビド・ナル

バンディアン(アルゼンチン)。

先週、母国に凱旋したばかりの彼はその後も引っ張りダコ。

写真は、コルドバ(ブエノスアイレスの北西にロサリオという街があり、更に北西に進

んだ所にある街です)で行なわれたチャリティー・イベントでのヒトコマ。

ナルバンディアンと一緒にプレーを楽しんでいるのは、あのディエゴ・マラドーナではあ

りませんか!!

もう「神」と崇められていた頃の面影はありませんが、それでも数年前にキューバで療

養していた頃に比べれば、かなりスリムになったのではないでしょうか。

コルドバの会場には約1万5千人の観衆が詰め掛けたそうですが、マラドーナ見たさ

に駆け付けた人がかなり多かったかもしれませんね…

ここ数日の間に、マルティナ・ヒンギスの来年のツアー出場が明らかになるわ、レイト

ン・ヒューイットと夫人との間に待望の第一子(女の子)が誕生するわといろいろあった

わけですが、マラドーナの最新映像!!という事でこんな記事になってしまいました。

チャリティー・イベント@コルドバ(ATP公式サイトより)

Tough day...

2005年11月29日 | NFL
録画しておいたNFL第12週、ニューイングランド・ペイトリオッツvsカンザス
シティー・チーフスの一戦を観戦。
負傷者続出でなかなかベストメンバーで戦えないぺ軍と、プレーオフ進出に
向けて負けられないチーフス。破壊力抜群のチーフス・オフェンスと、ぺ軍の
守備陣の戦いがカギになると踏んで観てみました。

試合は序盤からホームのチーフスが圧倒。攻めては最初の5回の攻撃を全て得点に結
び付け、守ってはDBグレッグ・ウェスリーが、ぺ軍のQBトム・ブレイディーから2つのイン
ターセプトを奪う活躍もあり、チーフスが19-3と大きくリードして前半終了。
後半に入ってもチーフスは、QBトレント・グリーン(写真#10)がWRダンテ・ホールにT
Dパスを決めてリードを拡大。ぺ軍も王者チームの意地を見せて必死に追いすがります
が、反撃も及ばず。結局26-16でチーフスが勝利を収めて7勝4敗として、プレーオフ
進出に望みを繋げる価値ある1勝を挙げました。

「(試合中に通信機器が壊れてプレーの伝達に支障を来したが)ずっとサイドラインから
大声で怒鳴ってたんだ。予てからのゲームプラン通りにプレーしてくれれば大丈夫だ、
と思っていたがね…とにかく大変なゲームだった」と語るディック・ヴァーミール(チーフス
HC)。

この試合ではチーフスの良い所ばかりが目立ちました。攻撃では、先週のテキサンズ
戦でチーム記録となるラン211ヤードの爆走を見せたRBラリー・ジョンソンが、この日
も31回のランで獲得119ヤード、1TDラン!守備陣はぺ軍QBブレイディーに3サック
を浴びせた上に、4つのインターセプト(ウェスリーが3INT!)を奪いました。
個人的にはQBグリーンの活躍も印象的でした。第9週のレイダース戦を前にした父親
の死去を機に、たくましさが増した感のあるグリーン。「ぺ軍の弱点はお見通しだ」とば
かりにパスをビシビシと決めるなど、攻撃を力強くリード。この日はパス26回中19回
成功、獲得323ヤード、1TDという好成績でした。
グリーン曰く、「相手は試合終盤に力を発揮して来るから、序盤から先手を奪ってウチ
の流れで試合を進めたかった。その為にパス攻撃を如何に確立していくか、という事が
ウチにとって重要なテーマだった。今日は良いプレーが出来たけど、それはひとえに攻
撃ラインの皆のおかげだよ」

片やぺ軍。この日のブレイディーは、チーフス守備陣にプレッシャーをかけられた事もあ
ってかオーバー・スローが多く、絶不調と言って良い出来でした…
「今日のウチらはプレーを正確にこなせていなかった。正確なプレーがウチの売りなの
に、それに泥を塗るような試合になってしまった…それにしてもタフな試合だったね」と
語るブレイディー。

チーフスはプレーオフ進出争いに踏み止まったものの、今後の相手も強敵揃い…て言
うかキビシイ(苦笑)

12/4 :vsデンバー(9勝2敗)
12/11:@ダラス(7勝4敗)
12/17:@NYジャイアンツ(7勝4敗)
12/24:vsサンディエゴ(7勝4敗)
1/1  :vsシンシナティー(8勝3敗) *勝敗は第12週終了時点

…むむぅ、どうやら今後チーフスに負けたチームは、プレーオフ進出が難しくなるかもし
れませぬぞ…今後の展開が楽しみです。

Trent Green

紅葉散歩その2

2005年11月28日 | Weblog
昨日は午前中に録画しておいたサンズvsネッツを観戦した後、11月

4日の記事で紹介した公園に再び行って来ました。

鮮やかに色付いていた樹々も多く見られましたが、既に葉がほとんど落ちてしまった木々も

目立ちましたね。

ハイキング・コースも落ち葉の量が多くて、いつもよりフワフワした感触が足から伝わって来

ました。しかし足場が柔らかくても、そこは30~40分の道程。この日は暖かい気候だった

事もあり、一周し終えた頃にはじんわりと汗ばんでいました…

ちょいと一服したくなり、公園を後にしていつものカフェに向かいました。その途中に橋が架

かっているのですが、この日はいつもと様子が違っていたんです。

両側の欄干に鳥、鳥、鳥!!!不思議な事に、殆どの鳥が西陽に見とれて(?)おりまし

た(その様に見えたんス)。

西陽が綺麗に見える時って、時々ふと立ち止まって見入ってしまう事があるものですが、そ

れは鳥たちも同じなのかなと思うと何だか面白かったので、鮮やかな紅葉ではなく鳥たち

(何と云う鳥かは不明です…)の写真を載せてみました。

Be stingier on defense

2005年11月27日 | NBA
録画しておいた、ニュージャージー・ネッツvsフェニックス・サンズの一戦を観戦しました。
此方、ビンス・カーター、リチャード・ジェファーソン、ジェイソン・キッドという大駒
を揃えながら、なかなか結果が出せないネッツ。片や、アマレ・スタウダマイヤ
ーという大砲を欠きながらも、PGスティーブ・ナッシュを中心に善戦しているサンズ。
速攻が得意な両チームとあって、目まぐるしい点の取り合いになるかも、と思いつつ観戦
しました。

試合は序盤からサンズのペース。攻撃面ではナッシュを起点にボールを素早く動かしネ
ッツを翻弄。守備面でもタイトなマンツーマン・ディフェンスでネッツのシュート・タッチを狂
わせ、前半は44-30とサンズが大量リードして折り返します。
後半に入るとネッツはジワジワと点差を詰め始め、第4Q残り10分55秒にジェファーソン
がスリーを決めて68-72と詰め寄りますが、反撃もここまで。結局92-81でサンズが
ネッツの追撃を振り切り、連勝を3に伸ばしました。

試合が始まって面白いなと感じたのが、サンズのマイク・ダントーニHCの選手起用。PG
ナッシュ、SGラジャ・ベル…は「まぁ、そうするよな」という所ですが、フロントコートにはジ
ェームス・ジョーンズ、ショーン・マリオン、ボリス・ディーオウを並べて来ました。
「めっちゃ小さいじゃん…」と思いつつ見ていましたが、サイズの無さは運動量でカバー。
ネッツはこの試合、速攻からの得点が僅かに3点でした…(サンズは10点)。
「アマレが居ない今、ウチは大量点で相手を捻じ伏せる事はなかなか出来ない。最も重
要な事は、よりアグレッシブにディフェンスする事なんだ」と語るナッシュ。
また、ベンチスタートのPF/Cカート・トーマスの活躍が目立ちました。8得点ながら、19
reb、2stと、ディフェンスでチームに「喝」を入れていました。
トーマス曰く、「オレはここまでシュートが不調で苦しんでいたけど、そんなオレをチームメ
イトがサポートしてくれていた…『とにかくリバウンドでは頑張ろう!』って集中していたん
だよ」

一方のネッツは良い所が見られませんでした…アトランティック・ディビジョンの各チーム
が苦戦しているのでプレーオフ進出の望みは十分ありますが、そこで勝ち上がる事は現
状では難しいのではないでしょうか。個人的にはビッグマンたち(特にネナード・クリステ
ィッチ)の奮起が必要だと考えています。
ネッツのローレンス・フランクHC曰く、「ウチは攻守共に機能していなかった。序盤からパ
ス回しが停滞して流れを損ねていた…今後に向けて自分たちのリズムを取り戻さないと
いけないね」

意外に苦戦しているチームもあれば、意外な善戦を展開しているチームも見られるシー
ズン序盤。そして、「凄く注目してるのに未だ観られない!!」というチームもあるので、
それらのチームの試合を観戦できる機会を楽しみにしています!

Steve Nash

Kurt Thomas

avoidance ?

2005年11月25日 | NFL
ニューオーリンズ・セインツ…ハリケーン・カトリーナによる大被害に見舞われて
から、「応援せずにはいられない!」という気持ちが沸いて来て、当初は大いに
注目していました。
しかし、「ホーム・フィールド」で戦えない苦しさか星は上がらず(現在2勝8敗)、
聞こえて来るのは「来季の本拠をどうするか!?」という話題にまつわるゴタゴタばかり…
という事もあって、自分の中でセインツの存在が日に日に希薄になって行くのを感じて
いました。

今度の第11週はNYでのジェッツ戦。低迷しているチーム同士の対戦とあって、このま
まなら気にも留めずに時が過ぎて行ってしまうところでした。
しかしESPNを眺めていると、捨て置いてはいられない記事が目に入りました。セイン
ツのエースWRジョー・ホーンが、ポール・タグリアブーNFLコミッショナーを批判したと
の事です。コミッショナーはセインツに対して無関心なのではないか、と。

ホーン曰く、「(NYにやって来たセインツに対して)コミッショナーは我々に会おうともし
ないし、何の声明も発しない…彼は我々の元に側近を遣したけど、オレ個人としては
コミッショナーの代わりにソイツが来た事はどうでも良かった。でもチームメイトの中に
は、タグリアブー氏に対して相当な怒りを抱いているヤツらが居るんだ」
「大体コミッショナーは『ニューオーリンズに行きます』とか、『ニューオーリンズの人々
の苦しみを共に分かち合いたい』という事を、今まで言って無いじゃないか」(ESPNよ
り)

…ホーンの発言から察するに、半ば流浪のシーズンを強いられているセインツの選手
たちは、肉体的にも精神的にもかなり疲弊しているのだと思われます。
それでも「自分たちが頑張る事でニューオーリンズ市民に勇気を与えたい!」、「来シ
ーズンはニューオーリンズに戻りたい!」という気持ちがあるからこそ、ここまで頑張っ
て来られたのだと思うのです。
―なのに、先週行なわれたオーナー会議でも本拠地問題に関して大きな進展は無く、
このままでは「何時の間にかサンアントニオに移転」という事にも成りかねない状態。

こういう先が見えない状態では、我々一般人は言うまでも無く、さしものNFL選手と言
えどなかなか試合に集中できない筈なので、何とか早くこの本拠地問題が解決して欲
しいなと思うのです…が、その半面、「本拠地問題の早期解決=『ニューオーリンズ・
セインツ』の消滅?」という事も十分考えられるだけに、胸中複雑です…

はぁ、何かまとまりの無い事を書いてしまってスミマセン(いつもかもしれないけど…)

We have to step up

2005年11月24日 | NBA
録画しておいた、ヒューストン・ロケッツvsダラス・マーベリックスを観戦。
ここまで5連勝と好調なマブスに対して、エースのトレイシー・マグレディーを
腰の負傷で欠いたロケッツが、何処まで食い下がれるかという点に注目して
見ました。

序盤は予想に反してロケッツがリード。ヤオ・ミン、新人のルーサー・ヘッド(写真)など
の活躍で、53-48と前半をリードして折り返します。
しかし、第3Qに入ってダーク・ノビツキーの3Pで逆転すると、その後はマブスのペース
で試合は進みます。
第4Q中盤、ロケッツはデレック・アンダーソンのシュートで逆転して一時はリードを奪い
ますが、残り5分13秒に再びノビツキーがスリーを決めて、マブスが再逆転。
その後はロケッツもヘッドの活躍で追いすがりますが追撃及ばず、結局102-93でマ
ブスが勝って6連勝となりました。敗れたロケッツは逆に4連敗。

マブスのノビツキーは、要所でのスリーなど31得点、2ast、7rebと流石の大活躍。マ
ブスではジェイソン・テリー(29得点、5ast、3reb、2st)の活躍も光りました。また、昨
シーズン途中にエイブリー・ジョンソンがHCを引き継いでからディフェンスが改善されま
したが、その好守はこの試合でも目立ちました。

一方、ロケッツにも勝てるチャンスはあった様に思えました。残り5分35秒、89-87で
マブスがリードの場面。ここでストローマイル・スウィフトが放ったスリーはエアボール…
ジェフ・ヴァン・ガンディーHCは、「どうして普段スリーを打たない選手がスリーを狙ったの
か理解に苦しむよ…ヤオがミドルレンジでオープンになっていたのに」と憤慨しておりま
した。
また、件のヤオの精彩の無さも気になりました。20得点はともかく、リバウンド6本は物
足りません。試合終盤にはかなり体力的に辛そうな様子が窺えましたが、体調が万全
ではない中をチーム事情から無理してプレーしているのか、はたまたスタミナ不足なの
か…何れにしても正に今、ヤオは踏ん張り所だと思います。

ネガティブな話題ばかり続きましたがロケッツにとっては、新人ヘッドの活躍(28得点、
3ast、7reb)は大きな収穫ではないでしょうか。
「僕は重要なシュートを何本か決めたけど、それはチームメイトのおかげ。今ウチは苦し
んでるけど、勝利をモノにするために僕等はもっとステップ・アップしないといけないね」
と語るヘッド。

ロケッツに早くも訪れた正念場。このままズルズルと後退を続けるチームではないと思
っているのですが…

Luther Head

KUMQUAT

2005年11月23日 | 園芸(見習い中)
我が家の庭に植えてある金柑の木の実が、少しずつですが色付いて

来ました(今年は実が大きい!)。

ビタミンC、βカロチン、ビタミンE等を多く含み、風邪の予防や便秘の解消、高血圧の予

防など、とにかく身体に尽くしてくれる金柑。

金柑を食べて過ごしたおかげか、去年の冬は風邪を引く事無く過ごす事が出来ました。

金柑を収穫するのは年明け以降なので(オカン談)、あの黄金色に輝く果実の恩恵に与

る事が出来るのはもう少し先になりそうです。

今年も豊作になりますように。鳥たちに気を付けなきゃな…

夕刊フジBLOG『風邪の引きはじめに効果、金柑の砂糖煮』

SHOOTOUT

2005年11月22日 | NFL
録画しておいたNFL第11週、インディアナポリス・コルツvsシンシナティー・ベ
ンガルズの一戦を観戦。
自慢のハイパー・オフェンスに加えてディフェンスが引き締まり、開幕から負け
無しの9連勝中のコルツと、長年続いた低迷から抜け出し、AFC北地区を制
さんばかりの勢いのベンガルズ(7勝2敗)の激突とあって、大変興味深く観戦しまし
た。

ベンガルズのホーム、ポール・ブラウン・スタジアムには6万6千人近い観衆が詰め掛
け、あたかもプレーオフかの様な熱気に包まれていました。しかし、そんな熱気も無関
係とばかりに序盤からコルツの攻撃力が炸裂。最初の5回のドライブを全てTDに結び
付け、第2Q終盤までに35-17と大量リードを奪います。
これは一方的な展開かと思われましたが、ここから虎軍団が反撃の牙を剥きます。F
Gを一本返した後、第2Q残り1分25秒にCBキーワン・ラトリフのインターセプトで攻撃
権を得ると、このチャンスにRBルディー・ジョンソンのこの日2個目のTDランが決まって
35-27と追い上げた所で前半終了。

後半に入ってもベンガルズの追撃は続き、第3Q残り12分52秒にQBカーソン・パーマ
ーが新人WRクリス・ヘンリーにTDパスを決めて35-34と1点差!ポール・ブラウン・
スタジアムの盛り上がりも最高潮に!
しかし、ここで再び流れをコルツに引き寄せたのが、RBエジリン・ジェームス。コルツは
8分以上に及ぶ粘り強い攻撃を続け、遂に第3Q残り4分29秒にジェームスがこの日2
つ目のTDランを挙げて42-34と突き放します(ジェームスはこのドライブだけで10回
のランを敢行しています)。
何とか追い上げたいベンガルズでしたが、前半はビシビシ決まっていたパーマーのパ
スも後半は通らなくなり、追撃及ばず…結局45-37でコルツが激闘を制しました。

「ウチにとって、こんなに激しい点の獲り合いは久々だった。ベンガルズのオフェンスも
強力だからタフな試合になるだろうと感じていた…僕等は腹を括って相手に挑み、積極
的に攻めに行ったんだ」:ペイトン・マニング(コルツQB)

「ウチの連中は相手や局面に応じて上手く対応しているね。今日は言わば『オフェンス
の日』という感じだったが、大事な場面でディフェンス陣が良く踏ん張ってくれたよ」:トニ
ー・ダンジー(コルツHC)

「ウチのチームも良く頑張ったが届かなかった。でも努力を続けて、いつかこの点差を乗
り越えてみせるよ」:マービン・ルイス(ベンガルズHC)

いやはや、凄い試合だった…敗れたとは言え、ベンガルズの良い所も多々見られまし
た。特に前半のパーマーのプレーぶりからは、マニングばりの的確な判断力が窺えま
した。そして、パーマーの安定したプレーを支えた攻撃ライン陣。リーバイ・ジョーンズ、
ウイリー・アンダーソンを核としたパス・プロテクションは強固で、出足の鋭いコルツの守
備陣に対してQBサックを1つしか許しませんでした。
この日は大量失点を許した守備陣も、決して不出来ではなかった(コルツの攻撃がスゴ
過ぎた)と思うので、この調子なら久々のプレーオフ進出も十分可能と予想します。
一方のコルツはとうとう無傷の10連勝…個人的には次週のvsスティーラーズ、第16週
の@シアトル辺りがヤマ場ではと考えていますが、どうなることやら…寒くなって来た今
日この頃だけど、NFLは益々アツクなって来た!

He caught a big fish

2005年11月21日 | テニス
上海で行なわれていたテニスマスターズ・カップはシングルス決勝が行なわ
れ、ダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン)が6-7、6-7、6-2、6-1、
7-6でロジャー・フェデラーを破り、この大会初の優勝に輝きました。

勝負の行方を決める最終第5セット。ナルバンディアンが4-0と大きくリードしたもの
の、フェデラーが世界1位の意地を見せて逆に6-5とリード。
迎えた第12ゲームもフェデラーが30-0として優勝に大きく近付いたかに思われま
したが、ここからナルバンディアンがブレイク!勢いに乗ったナルバンディアンがタイ
ブレークも制し、4時間半にも及んだ激戦にピリオドが打たれたのでした…
「(第5セット第12ゲームの)30-15で迎えた場面が最大のヤマ場だった。すごく
集中してたよ…あそこで決めたバックハンドが、試合の流れを決める大きなプレーに
なったと思う」と語るナルバンディアン。
アンディー・ロディック(米国)の負傷欠場により急遽出場が決まったこの大会を、見
事に制したナルバンディアン。当初は釣りに出掛ける予定だったとの事ですが、如何
なる大魚よりも嬉しい収穫になったに違いありません。
ナルバンディアン曰く、「02年の全英の決勝では僕は未だ20才だったし、ナーバス
になっていてベストのプレーが出来なかった。でも今回の勝利によって、今後は大き
な大会の重要な局面でも良いプレーが出来そうな気がするよ」

一方、惜しくも敗れたフェデラー。10月に右足首を負傷してから、この大会の1週間
前まで練習が出来なかったとの事です。しかし、「準決勝でガストン・ガウディオ(アル
ゼンチン)に6-0、6-0で圧勝」という報に接した時は、やっぱり優勝はフェデラーか
なと思っていたのですが…
フェデラー曰く、「今年は良い年になったと思ってるよ。でも最後に優勝できなくて残念
だね…久しく負けてなかったから悔しさもひとしおだよ」

フェデラーの強さが際立った今シーズン。来シーズンは一体どんな戦いが展開されて
行くのか…と早くも来季に想いを馳せてしまっていますが、選手の皆さんには酷使し
た身体をゆっくり休めて、来る新シーズンに備えて欲しいなと思います。

David Nalbandian

I see glimpses of MJ

2005年11月20日 | NBA
「私はウエイドが凄いパフォーマンスを見せてくれる筈だ、といつも期待してる
んだが…全くアイツはとんでもないヤツだね」:スタン・ヴァン・ガンディー(ヒー
トHC)

録画しておいた、フィラデルフィア・76ers対マイアミ・ヒートの一戦を観戦。シクサーズ
のアレン・アイバーソンと、ヒートのドゥエイン・ウエイドの点の取り合いを期待して見て
みました。

試合序盤、PHIがリードする場面もありましたが、ヒートのジェームス・ポージー、アン
トワン・ウォーカーが3Pを次々に決めて逆転。ヒートが59-52とリードして前半を折
り返します。
後半に入ると、ウエイドが第3Qに13得点を挙げる活躍でリードを広げ、結局106-
96でヒートが快勝しました。

いやはや、ウエイドが凄かった。7つのダンクを含む32得点、10ast、9rebの大暴れ
で、完全にゲームを支配していました。
「積極的にシュートを狙って行こうと思っていたし、皆にもどんどんパスを回そうと思っ
ていた。今季はここまで自分のプレーに満足してなかったけど、今日はとても良かっ
たね」
マッチアップしたシクサーズのアンドレ・イグダラ曰く、「彼をディフェンスするのはとて
も骨が折れる…1オン1だと確実にやられるね」

一方のアイバーソンは33得点、5ast、5rebと得点ではウエイドを上回りましたが、
チームに勝利をもたらす事は叶いませんでした。
しかし、相棒のクリス・ウェバーとの呼吸は昨シーズンに比べると格段に合って来た
と見て良いのでは?アイバーソンやウェバーがバック・ビハインドパスを要所で繰り
出していたのを見て、「互いのパートナーを上手く活かそう」という意識の高まりを感
じました。シーズンが深まるにつれ、AIとウェバーの破壊力はグンと上がって来ると
予測します。

気が付けば、来年のNBAオールスターの投票も始まりました。イーストではアイバ
ーソンとウエイドのバックコート・コンビ…是非見てみたいッスね。最後にアロンゾ・モ
ーニングのコメントを載せておきます。

「今のウエイドはさ、マイケル・ジョーダンみたいな雰囲気を感じるんだよね。彼はま
だ若いし、これからまだ伸びる。オレは彼が成長して行く様子を目近に見られるんだ
から楽しみだね」

Dwyane Wade

Allen Iverson