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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

レ・ミゼラブル

2013-03-25 21:10:04 | 映画+歴史物
原題:Les Miserables

ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いた、ロマン主義フランス文学の大河小説で、レ・ミゼラブルは「悲惨な人々」「哀れな人々」の意味ですって。この映画は原作ではなくミュージカル版の映画化とされているので部分的なストーリーをきれいに収めていますが原作はもっと長くてもっと悲惨だったりします。

時代はナポレオン皇帝終了後に王政が復活した頃、まさにフランス大迷走時代ですが、イギリスをはじめヨーロッパは圧政により国民の暮らしは貧しく、フランスこそかの有名なフランス革命が起こりましたが結局一党独裁の末路は今も昔も同じように思います。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



1本のパンを盗んだために19年間服役したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)出獄後も世間の風当たりはひどく冷たく飢えと寒さに震えていた彼に司教が救いの手を差し伸べました。
しかし、長年の服役で心も荒んでいたジャン・バルジャンはその日の夜協会の銀食器を盗み出しますが途中で警察に捕まり司教のところに連れ戻されます。ところが司教はその銀食器は彼にプレゼントしたものだ。と言い、さらに銀の燭台も渡します。
驚くジャン・バルジャンに司教は「あなたの更生のためにそれを使いなさい」と言います。
Dico、ここで涙腺が崩壊しましたー!
もちろん、バルジャンは正直な人間になると近い、身分を捨て懸命に働き工場を営み市長にまでなります。
バルジャンの工場で働いていたファンティーヌ(アン・ハサウェィ)はあるいざこざで工場を追い出されます。小さい娘を知人に預けて働いていましたが借金を返すために売春婦となってしまいます。偶然にバルジャンと再びで出会った頃には体を壊し倒れてしまいます。
彼女から事情を聞いたバルジャンはその娘をコゼットを迎えに行こうとしますが、警官のジャベール(ラッセル・クロウ)に正体を知られてしまいます。
ここから、バルジャンを追うジャベールと成長したコゼットとマリウスのロマンスなど様々な人たちと思いが交錯していきます。
話の中心は共和派の秘密結社と6月暴動なんですが、政治色が薄めなので誰でも楽しめるのではないかと思います。


それにしても、私はGreeでも泣けるしディズニーランドの短いミュージカルでも泣いてしまうくらい弱いので、特に最後の畳みかけるようなエンディングの盛り上がりに声を殺して泣くにも限界がきてあやうく呼吸困難を起こしそうでした(笑)

監督のトム・フーバーは英国王のスピーチを監督した方なんですね。あの映画は本当に大好きで何度みても飽きません。
今回はかなり忠実にミュージカルを再現したそうで、俳優たちが歌う場面も口パクではなく本当にその場で歌っているのを録音したとの事なので驚きです!てか、みんな歌うまくてそっちもびっくりw
そしてファンティーヌが長い髪を売るためにバッサリと短く切る場面があるのですがこれもアン・ハサウェイ自身の髪の毛なんだそうです。ほんとに役者って根性あるよね。でもショートも似合う小顔だからIt's OKですね。

実はこれが映画化されていたことも知らず、知人から号泣したんだよーって話を聞いたあと友人からお誘いがありラッセルクロウが好きだったこともあって上映終了間際に観に行ったのですが、歌詞も字幕なので意味も理解しやすいしなかなかよかったです。

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