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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-3 The Great Game その3

2016-04-26 07:31:07 | Sherlock S1E3
「大いなるゲーム」

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

続きです。



スコットランドヤード。

GL「お前、奇妙な事件が好きだよな?」
SH「当然だ。」
GL「きっと気に入るよ。あの爆発の・・・」
SH「ガス漏れのか?」
GL「いや、違うんだ。」
SH「違う?」
GL「見せかけだったんだ。」
JW「え?」
GL「金庫以外ほとんど何も残っていなかった。かなり耐久性のある金庫だが中にこれがあった。」
レストレードは封筒を渡します。

SH「開封していないのか?」
GL「お前宛てだったから。X線検査をしたが何も出なかった。」
SH「心強いね。」← 嫌味(笑)


SH「いい封筒だ。ボヘミアの。」
GL「何?」
SH「チェコ共和国から送られている。指紋は?」
GL「なかった。」


SH「彼女は万年筆を使った。パーカーデュオフォールド。ペン先はイリジウムだ。」
JW「彼女?」
SH「当然だ。」
JW「当然だよな。」


慎重に封を開けると中にはピンクの携帯電話が入っていました。

JW「え、それってあの電話だ。ピンクの。」
GL「あの「ピンクの研究」の?」
SH「確かに似ているけど違う電話・・・・・」
ここまで言ってシャーロックは「「ピンクの研究」?君はブログを読んだのか?」とレストレードを見ます。


GL「もちろん読んださ!お前本当に地動説を知らないのか?」
レストレードの言葉にドノバンもニヤニヤしているので何となく気まずいジョン。


SH「それとは違うものだよ。これは新品だ。
誰かが同じ電話に見せかけるようわざわざ手間をかけたんだ。
つまり君のブログの読者層はかなり広いって事だ。」


シャーロックは電話に入っていたメッセージを再生します。
「1件の新しいメッセージがあります。」
メッセージは信号音が5回鳴っただけでした。
JW「それだけ?」
SH「いや、まだある。」
届いたのは一枚の画像でした。

GL「どう捉えればいいんだ?不動産業者の写真とグルニッジピップ(グリニッジの時報音)だ。」
SH「警告だよ。」
JW「警告?」
SH「ある秘密結社は乾燥させたメロンやオレンジの種を送ったりしていた。5粒の種。
これは僕たちにまた何かが起こると警告しているんだ。
この場所は前に見たことがある。」
シャーロックはそう言うと足早に出て行きます。
JW「ちょっと待って。何がまた起こるんだよ。」
SH「Boom!」

場面は変わって221B、ではなく221c。
ドアにしっかり鍵がかかっているのでシャーロックはハドソンさんを呼びます。
SH「ハドソンさん!」


鍵を持って現れたハドソンさん。
MrsH「あなたが最初にフラットを下見に来たときにここも見たのよ。」
SH「最近ここのドアが開けられたんだ。」
MrsH「そんなはずはないわ。カギはこれしかないのよ。」
「この部屋に住もうとする人が誰もいないの。湿気が多いからだと思うわ。地下のせいね。」
「私が最初に結婚したときはこんな場所に住んでいたのよ。壁中に黒カビが・・・・」
と、ハドソンさんのおしゃべりにシャーロックどころかジョンもレストレードも無言で部屋に入っていきます。


部屋に入ると一組のスニーカーが置かれていました。


JW「靴だ。」
シャーロックが近づこうとするので「爆弾魔の靴だぞ。」とジョンの言葉に一瞬止まりますが
床に手をついて靴を見るシャーロック。


その時、ピンクの携帯が鳴ります。ちょっとびっくり。


SH「ハロー?」
電話の向こうから女性の声がします。
「ハロー・・・セクシー。」
SH「誰だ?」
「ちょっとしたパズルを送った・・・・挨拶だよ。」
SH「君は誰なんだ?なぜ泣いている?」
「私は泣いていない・・・・タイプしているんだ・・・・それをこのバカなビッチが・・・読み上げている。」


SH「幕開けだ。」
JW「え?」
SH「何でもない。」
JW「言えよ。」
SH「僕はずっとこれを待ってたんだ。」
「私のパズルを12時間で解くんだ、シャーロック。」
「さもないと・・・私が・・・とんでもないやんちゃをするからな。」


バーツ。


シャーロックはスニーカーを分析しています。


JW「誰だと思う?」
SH「ん?」
JW「電話で泣いていた女性。」
SH「ああ、彼女はあまり重要ではない。ただの人質だ。手掛かりにはならない。」
JW「何言ってるんだ、手がかりの話じゃないよ。」
SH「君がそうしたところで彼女の役には立たない。」
JW「警察は逆探知をしてないのか?」
SH「爆弾魔は抜け目がないからな。」


何度かシャーロックの電話にメッセージの着信が鳴っています。
SH「僕の携帯をとってくれ。」
JW「どこ?」
SH「僕のジャケット。」


ジョンは呆れながらもシャーロックのジャケットのポケットに手を入れます。


SH「気をつけてくれ。」
そう言いつつも顕微鏡から目を離さないシャーロック。


ジョンはメッセージを確認します。
JW「君のお兄さんからのメッセージだ。」
SH「削除しろ。」
JW「削除?」
SH「ミサイル計画は既に国外だ。僕たちができることは何もない。」

RE: BRUCE-PARTINGTON PLANS
Any progress on Andrew
West’s death?
Mycroft
(アンドリュー・ウェストの事件に進捗は?マイクロフト)


JW「でもマイクロフトは君に8回もメッセージを送ってる。かなり重要なんだよ。」
SH「なのになぜ歯医者をキャンセルしないんだ?」
JW「彼が何だって?」
SH「マイクロフトが話せるならテキストなど送ってこない。
いいか、アンドリュー・ウェストは盗んだミサイル計画を西側に売ろうとしたがその甲斐もなく頭を砕かれた。
唯一の謎はなぜ兄は誰かが楽しませてくれようとしているのに僕を退屈させようとするのかだ。」
JW「死ぬかもしれない女性がいることを忘れるな。」
SH「病院が死んでいく人でいっぱいだとして、ドクター。君が患者の枕もとで泣いたところで何の役に立つ?」


その時、サーチしていたコンピューターから完了のメッセージが。
モリーが「うまくいった?」と部屋に入ってきます。

そこにジムと名乗る男が入ってきます。
JM「おっと、失礼。」
Mo「入って!入ってよ!」


Mo「ジム、彼はシャーロック・ホームズ。そして・・・えっと、ごめんなさい。」
JW「ジョン・ワトソンだ。よろしく。」
JM「よろしく。」
JM「君がシャーロック・ホームズか。モリーは君の事ばかり話しているよ。事件の捜査中かい?」
Mo「ジムはITで働いているの。上の階よ。そこで知り合ったのよ。職場恋愛ね。」


ずっと顕微鏡を覗いていたシャーロックがジムの方を向き一言、「ゲイ。」と呟きます。
Mo「今なんて?」
SH「いや、あー、ヘイ。」
JM「ヘイ。」

と、その時ジムが医療用のお皿を落としてしまいます。
JM「ごめん、ごめん。僕はもう行った方がよさそうだな。「The Fox」で会おう。6時くらい?」
Mo「ええ。」
JM「会えてよかった。」

ジムの言葉を完全にスルーしているシャーロックのかわりにジョンが「こちらこそ。」とお返事。


ジムが出て行くとモリーがシャーロックに言います。
Mo「ゲイってどういう事?私たちは付き合ってるのよ。」
SH「君は幸せ太りだな、モリー。最後にあってから3ポンド太った。」
Mo「2ポンド半よ。」
SH「いや、3だ。」
JW「シャーロック・・・」


Mo「彼はゲイじゃないわ。どうしてそこまで言われないといけないの?」
SH「あの身だしなみで?」
JW「彼が整髪料を使っているからか?僕も使ってるぞ。」
SH「君は髪を洗うだろう。そこに違いがある。まつ毛のカラーリングはダメだろう。
しわのまわりには明らかにタウリン配合クリームを塗ったあとがあり、疲れ切った目はクラブのメンバーだからだ。
それから彼のアンダーウェア。」
Mo「アンダーウェア?」
SH「ウェストラインから見えているそれは極めて特定のブランドだ。
しかも彼はそこの下に電話番号を置いていくという思わせぶりな行動をしている。
だから僕は別れた方が良いと言ってるしそのほうが君も辛い思いをしなくてすむ。」

シャーロックのたたみかけにモリーは部屋を出て行っていき、ちょっと不思議そうにしているシャーロック。


JW「さすがだね。お見事。」
SH「彼女の時間を無駄にしなくて済むんだ。親切だろう?」
JW「親切?違うよ、シャーロック。それは親切なんかじゃない。」


そういえばこの一連のやりとりを踏まえてシャーロックはS3E2で
メアリーに近づかないようディビットに警告したという考察がありました。
ちょこっとですがここに書いてあります。
Sherlock SP と S4 予想 その2

続きます。

12 コメント

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Re.Unknown (dico)
2016-04-30 08:59:21
WINTさん
こんにちは。
ブログは最新情報の発信を続けていくのは本当に大変ですよね。
なので、適当に好きな事を書いていく、で良いと思いますよ~。

モリアーティ登場の場面、私はどうだったのかしら。
もう全然記憶にないんです。最近記憶なさすぎ・・
シャーロックとモリアーティが表裏一体というのなら、
モリーがモリアーティに惹かれるのも仕方ないのかも・・・
なんてWINTさんのコメントみてあらためて思いました。
ある意味ジョンと同じなのかもですね。
危ない男を選ぶという。
指摘するシャーロックはヒドイーと私も思いましたよ。
彼なりの思いやりだなんて、わかりづらすぎます。
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Unknown (WINT)
2016-04-29 23:16:47
ありがとうございます。
本当にうれしいです。
マラカイトさんも一度と言わず、
また足を運んでください。
最初は、最近のベネさんとか、
新しい情報を発信していかねば
なんて思っていたんですが
今は適当に好きなことしか書いてない
ブログですけど・・・。

この「ジム」には私は全く気づきませんでした!
んもー、モリーったら変な男に引っかかっちゃって・・・
なんて思いながら見てましたもん。
で、それを指摘するシャーロックは
イジワルだなー・・・なんて。
まんまと騙されました。
返信する
Re.ドキドキ (dico)
2016-04-29 21:38:28
マラカイトさん
もう大爆笑しました。
確かに!確かに志村、後ろ後ろがふさわしい場面ではありますね。
タクシードライバーに余裕があったら、なるほどー、そうかも。
顕微鏡をのぞくシャーロックとバイオリンを持つシャーロックと、このエピソードは本当に本当に眼福ですね~
ベネさん本人もいかにかっこよく顕微鏡を覗くかに拘ったそうですけど、さすがーって思います。

WINTさんの絵、ですよねー。
今までいろいろファンアートを見てきましたけど、WINTさんの絵は
美しさの中にも何となくシャーロックの可愛さがあって好きですね~
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Re.Unknown (dico)
2016-04-29 21:19:36
WINTさん
マウスだとまっすぐ線が引けないのはわかります、わかりますが、
だからといって、あれは描けないですよー、どんな魔法なんですか!
はい、ぜひまた遊びに行かせていただきますね。
ペンタブでの絵も楽しみにしています(催促?)

うん・・・・本当にどうするつもりなんでしょ、御大ズ・・・
返信する
ドキドキ (マラカイト)
2016-04-29 13:28:19
志村!後ろ後ろって言うあれですよ。
ジムって言ってるじゃん。タクシードライバーが死に際に言わされた「モリアーティー」にもうちょっと余裕があったらフルでジムって言ったかしらなんてww
やっぱり別な意味で悪役が出てくると、ドキドキしますね。
今だから余裕もできましたけど、つい顕微鏡をのぞくSHERLOCKにほわんとしてしまって、ここは状況をしっかり把握できないまま進行していましたもの。
こうやって、セリフを読むと小気味のいい言葉の掛け合いで気持ちいいですね。

ところですみません。勝手にWINTさんの絵をみちゃいました。お上手ですね。
額に入れて飾りたい…
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Unknown (WINT)
2016-04-29 07:35:21
うわー。
気に入ってもらえましたか。うれしー。
マウスだと真っ直ぐ線が引けないんですよ。
それがかえって良かったかもしれないです。
わたしんちは離れ小島のような僻地のようなところですけど、
お暇な時にお寄りください。


そして、
・・・・・・どーすんだ、あれ。
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Re.Unknown (dico)
2016-04-28 09:04:15
WINTさん

ひえー、すごーい、美しいです!!
思わず保存してしまいました。
マウスでここまで書けるのもびっくりです。
モノトーンに瞳だけ青いのもステキです。これはもうセンスですよ。
リンクエストにお応えいただいてありがとうございます。
てか、WINTさんブログ書かれていたんですね。
またゆっくりお邪魔させていただきますね。

で、
・・・・・うん(涙)
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Unknown (WINT)
2016-04-27 23:24:55
http://mjn.kakuren-bo.com/Entry/68/

ホントですか!!見て貰っていいですか!!
ここのシーン、視線が右から左へ移動しているんですけど、
貼られているものより数秒前の、視線が右側に
来ている時の画像を参考に書きました。



ネタバレOKですか。
じゃあ・・・

生まれちゃいましたね・・・。
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Re.Unknown (dico)
2016-04-27 22:48:33
WINTさん
こんばんは。
え、WINTさんは絵を描かれるんですか?
すごーい!描ける人が羨ましいです。
で、シャーロックの絵、すごーく見たいんですけど!!

私はネタバレ全然OKですよ。
S4のSetlock画像も動画もバッチリ見ています。
ちょっとたまってきたので近いうちにまとめようかと思っていたところでしたが、
明日UPする予定の記事に私、WINTさんと同じこと呟きましたよーー!!
もう本当にそれよくわかります。やっぱりそう思いますよね。
いやー、もうどうなっちゃうんでしょうね・・・
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Unknown (WINT)
2016-04-27 08:24:14
この顔好きすぎて絵を描いてしまいましたもん。
そしたら楽しくなっちゃってペンタブ買っちゃいましたもん。それくらい好き。

dicoさんはネタバレNGですか?
TumblrでS4の動画やらが流れてくるんですけど、
私は大丈夫派なのでみてます。
そして「・・・ああ、そうなんですか・・・」って
一人モニターに向かって呟いています。
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Re.Unknown (dico)
2016-04-26 23:45:00
WINTさん
こんばんは!
おお!
毎回、その回のベストオブな画像をヘッダーにしているので嬉しいですー。
うんうん、何か少年のような感じですよね。

いろいろな意見がありますよね。みんなすごいなあと。本当に感心しまs。
ねー、ねー、これがシャーロックの胸の内だったら鼻血ですよねーー。ホント、何なの、この子。

恐怖の谷、あり得そうですか?
確かに生まれてくる子どもはジョンの子じゃないとかわいそうですね。
そっかー、逆にそうじゃないと思わせる説もありかもしれません。
シャーロックだけが知ってるとなると、お互い辛いものもありますよね。まさに水の底・・・(涙)
恐怖の谷、ぜひぜひ読んでくださいませね。
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Unknown (WINT)
2016-04-26 19:11:17
この「不思議そうな顔」のシャーロック大好きなんですよ!!
ふわんとした。心許ないような。十代の少年のような。

ディビッドの件、おもしろいですねえ。
いろんな意見があるんですね。
書かれているようなことがシャーロックの胸の内にあったのだったら、ああ、この子は本当にお馬鹿さんだなあ・・・愛おしいなあ。
萌え転がりすぎて鼻血が出そうです。

S4でのメアリーの行く末についても「なるほど」と思いました。
子供はジョンの子だと思うんですけど(でないとジョンがかわいそう・・・)、そうじゃないと思わせて、さらに死を偽装、なんてありそうじゃないですか?
で、シャーロックだけが真実を知ってるんですよ!
まずは「恐怖の谷」を読まねば。
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