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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-3 The Great Game その12

2016-07-06 07:29:53 | Sherlock S1E3
「大いなるゲーム」

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

翌朝、ヒックマンギャラリー。

フェルメールの絵の前でシャーロックはネットで検索をしています。
「フェルメールの筆遣い」「色素分析」「キャンバス劣化」「UVライトのダメージ」
「デルフト スカイライン、1600年」「フェルメール 影響」

SH「フェイクだよ、間違いない。」
MW「あの絵はその分野でも有名なテストの対象になっているのよ。」
SH「非常に良く出来た贋作なんだ。
君が知らないはずはない。君が関わっているんじゃないのか?」
MW「時間の無駄よ、警部。あなたの目で確認して、友人たちを追い払ってくださいますか?」

その時、ピンクの携帯に電話がかかってきます。

SH「絵は贋作だ。
贋作なんだ。それがウッドブリッジとケアンズを殺した理由だ。」


しかし相手は何の反応も示しません。
SH「Oh, come on. 証明してるだろう。絵は贋作。事件は解決。僕は解明したんだ。
絵は贋作。それが答えだよ。それが殺人の動機だ。」

シャーロックは早口で捲し立てますが反応がないので、一呼吸おいたあとに
「わかった、証明するよ。時間がほしい。時間をくれないか?」と言います。
その瞬間、子どもの声でカウントダウンが始まりました。

「10... 」

カウントダウンが始まった瞬間にシャーロックは絵に集中します。

GL「子どもの声だよ。何て事だ。」
JW「彼はなんて?」
SH「「10」だ。」

「9・・・」

SH「カウントダウンだよ。時間をくれたんだ。
絵は贋作だけど、どうやってそれを証明する?How? How?」

「8・・・」


シャーロックはミス・ウェンセスラスに向かって叫びます。
SH「子どもが死ぬんだぞ。なぜ贋作なのか教えてくれ。教えるんだ!」
※いつもゲームを楽しんでいるはずのシャーロックが他人に教えろって言ってるんですよね。
プライドを捨ててまで子どもを救うために答えを求めるシャーロック。
それはやっぱりジョンに怒られたからなのかもしれません。

「7・・・」

SH「いや、ダメだ。何も言うな。僕が自力で解明しないと。」
そして再び絵に集中。
SH「絶対にできる。目の前に答えがあるんだ。」

「6・・・」

JW「Come on. 」
SH「ウッドブリッジはわかっていた。なぜわかった?」

「5・・・」



GL「スピードが上がってるぞ!」
JW「シャーロック!」

突然シャーロックが叫びます。
SH「Oh! 」


「4・・・」

SH「プラネタリウムだ!君も聞いていただろう。ああ、なんて素晴らしい。なんて見事なんだ!」
そう言いながらジョンに携帯を渡すと嬉しそうに歩き出します。


「3・・・」

JW「何が素晴らしいんだよ?」
SH「This is beautiful. I love this! 」

「2・・・」

GL「Sherlock! 」
レストレードが叫んだところでシャーロックは再び携帯を手にすると答えを言います。
「ヴァン・ビューレン超新星!」


一瞬の静けさのあと、子どもの声がします。
「お願い、誰かいる?僕を助けて!」



シャーロックはほーっと息を吐くとレストレードに携帯を渡します。
SH「あの子を探し出して連れて帰ってくれ。」



そしてずっと目を丸くしているジョンを見たあと説明をします。


SH「ヴァン・ビューレン超新星。星の爆発だ。1858年にだけ現れたんだ。」

シャーロックはそれだけ言うと立ち去ります。
ジョンも嬉しそうに絵を見ながら言います。
JW「なら、どうして1640年に描くことができたんだろうね。」

ジョンの携帯にメッセージが入ります。

My patience is wearing thin.
(堪忍袋の緒が切れかけている。)

Mycroft Holmes


JW「Oh Sherl... 」

ジョンが

シャール

って!

シャール

って!!

「シャール」や「シャーリー」って呼び方がかわいくてすごく好きなんですけど
BBC版では誰も呼ばなくてさみしかったんです。
でも、ジョンが!(しつこい)

マイクロフトもいつかは「シャーリー」って呼んでね。

スコットランドヤードでミス・ウェンセスラスの事情聴取が始まります。

※この場面のシャーロックの美しさといったらもうねー。

SH「興味深いよ。ボヘミアの封筒にプラハの伝説に因んだ名前の暗殺者、
そして君だ、ミス・ウェンセスラス。すべてのケースにはっきりとチェコの存在がある。
そこからこれを指示しているのか?」

シャーロックの質問にも何も答えません。
SH「容疑は?警部。」
GL「そうだな・・・共同謀議、詐欺、少なくとも事後共犯になる。老婦人の殺人にフラットにいた全員が・・・」
レストレードが罪状を並べているとミス・ウェンセスラスが口を開きます。
MW「私は何も知らない!何もかも知らないのよ。信じて。」

シャーロックは彼女の言葉に嘘がない事を確かめレストレードに向かってうなずきます。

MW「3000万ポンドの分け前が欲しかっただけなの。
アルゼンチンで小柄な老人を見つけ出したの。天才よ。つまり、完璧な筆遣いで誰もが騙されたわ。
ほとんどの人がね。
だけど絵が贋作ではないと、どうやって世界に示すのか知らなかったのよ。
ただのアイデアだったのに彼が炎に風を吹き付けて拍車をかけた。」

SH「誰が?」
MW「知らないの。
本当よ。時間をかけてやっと接触できたのは彼の手下だった。」

彼女の話にシャーロックは次第に前に乗りだしていきます。

MW「直接の接触は全然なかった。メッセージだけで・・・ささやき声の。」
SH「そのささやき声の名前は?」
彼女はしばらく戸惑うように無言でしたがやがて名前を言います。

MW「モリアーティ。」


その名前を聞いたシャーロックは再び椅子に沈み込み、思考に入るように尖塔のポーズをします。


尖塔のポーズは自信を現すポーズなんだそうです。

続きます。

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