Sherlock 4-3 The Final Problem その10

Sherlock Series 4 Episode 3

Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat


気絶したジョンが目覚めるとそこはユーロスが入っていた独房でした。


部屋にはシャーロックとマイクロフトもいます。

SH：具合は？


JW: ちょっと間抜けだったな。
SH：それは真実だが、君だって使い道がある。


JW：妹に会ったのか？
SH：Yes.
JW：どうだった？
SH：家族はやっぱり面倒だ。
MH：冗談を言ってる場合か？
SH：問題の要点だ。


どこかで電話の呼び出し音が鳴っています。

JW：誰か電話してるのか？
SH：そのようだ。

壁際に座っている所長を見つけたジョン。

JW：彼はここで何を？
SH：彼が言っているように、ユーロスの支配下にある。


突然、スピーカーから少女の声がします。
冒頭で出てきた飛行機に乗っていた少女でした。


少女：助けて。今飛行機に乗っていて、みんな眠ってるの。

部屋の照明が赤くなりモリアーティの声がします。

JM：ハロー。僕はジム・モリアーティだよ。ようこそ・・・・最後の事件へ。

SH：大丈夫。彼は死んでるんだ。
JW：死んでなさそうだけど。


JM：これは録音されたアナウンスだ。
僕の旧友たちによろしくね。
少女：ハロー？あなたの声聞こえたわ。どうか助けて！飛行機がぶつかりそうなの！
MH：何だこれは。できるわけないだろう。
SH：いいから黙ってて。
少女：だれかいる？
MH：これはゲームじゃないのか？
SH：静かに。


少女：助けて、お願い！
SH：ハロー。落ち着いて。まずは君の名前を教えてくれるかな。
少女：知らない人に名前は教えないわ。
SH：そうだよね。良い子だ。だけど、そうだな、僕の名前を教えるよ。僕は・・・・


ここで通信が途絶えてしまいます。
そしてモニターに映し出されたのはユーロスでした。

EH：あら残念。通信が途絶えたみたい。


MH：なぜこんな事を？なぜこんな事が可能なんだ。
EH：あなたが私をここに入れたのよ、マイクロフト。
あなたがごちそうを持ってきてくれたのよね。
JW：ごちそうって？

ジョンの突っ込みにちょっと困ったマイクロフト。


ユーロスがスイッチを押すとモニターはモリアーティを映します。

JM：賢いユーロス。いいぞ！！
JW：どうしてモリアーティなんだ？
EH：ああ、彼は死ぬ前にたくさんのメッセージを録音してくれたの。
最高よ。彼の兄弟が駅長だって知ってた？彼はいつも妬んでいたと思うわ。


SH：あの少女、彼女はどこにいる？話がしたい。
EH：かわいそうな子。
着陸する先がわからない大きな飛行機にひとりぼっち。
彼女はこの世界のどこにいるのか？それは巧妙なパズル。
あなたが自分で志願するなら話をさせてあげるけど、その前に・・・・


ユーロスが後ろには拘束された女性が座っています。
その女性を見た所長が叫びます。

所長：私の妻だ！
EH：所長の妻を撃つつもりなの。
所長：やめてくれ。頼む、助けてくれ。
EH：一瞬よ。バーン。で死ぬ。


SH：やめてくれ。
EH：そうね、あなたなら止められるわよ。
SH：どうやって？
EH：ハッチの中に銃があるから受け取って。


シャーロックはハッチの中にある銃を手に取ります。

EH：所長の奥さんを助けたいのよね？
Dr.ワトソンかマイクロフトどちらかに所長を殺させて。
所長：Oh God!


EH：できるわけないわね、シャーロック。
もしやるなら、カウントダウンはやめるわ。どうぜ彼女を殺すし。
やるのはあなたのお兄さんか友だちじゃないとダメよ。

所長：あなたがやってくれ。

所長はマイクロフトに言いますがマイクロフトは首を振ります。

所長：ユーロスが妻を殺してしまう。

SH：僕たちに選択肢はなさそうだ。

シャーロックは銃をマイクロフトに差し出します。


EH：そうよ、それじゃ、
カウントダウンを始めるわね。
MH：時間は？
EH：違うわ、カウントダウンは私のためよ。
正確なデッドラインを知らせない事でさらに感情的なプレッシャーを与える。


EH：できれば不安レベルの指数を言葉で表してほしいわ。
あなたの言動からは読み取ることができないから。

マイクロフトは銃を取ろうとしません。

MH：私にはできない。できない。人殺しじゃないか。
所長：人殺しじゃない。妻の救済だ。
EH：内紛は特に興味深い。
主に直感的な道徳規範で戦略を練るところでは直感に反した結果を生み出すように思うのよ。


MH：私は人殺しはしない。手を血で染めたくない。
EH：そうね、それでいいわ。
所長：やらなければ妻が殺されるんだ。
MH：無理だ。


SH：わかった、もういい。

諦めたシャーロックはジョンに銃を差し出します。

SH：ジョン。



所長：Dr.ワトソン。君は結婚してるのか？
JW：してたよ。
所長：何があった？
JW：死んだんだ。

ジョンはシャーロックを見ながら答えます。
シャーロックは少し悲し気な表情をしています。


所長：君なら彼女を取り戻すために何を差し出す？もし取り戻せるならって事だ。
彼女を救うために何をする？
ユーロスは私を殺すだろう。頼む、妻を助けてくれ。
EH：悪いけど、緊迫した空気を作るための手順を踏むわね。

モリアーティが秒読みを始めます。

JM：Tick-tock　tick-tock　tick-tock　tick-tock...


ジョンは銃を受け取ります。



続きます。

マイクロフトが情けなさ過ぎて悲しいです。
所詮、官僚って事なのでしょうか。
こんなマイクロフトは見たくなかったですよ。
もう少し根性出してくれ、お兄ちゃん。