ネタバレを含むストーリーの詳細ですのでご注意ください。
ビクトリア版マインドパレスのシャーロック。
シャーロックの目の前を次々と横切る新聞の切り抜きを手にとっていきます。
しかし傍から見たら部屋の中で微動だにしないシャーロックがいるだけなんですね。
ハドソンさんとレストレードがそんなシャーロックを心配そうに部屋を覗いています。
MrsH:2日間、ずっとああしてるのよ。
GL:食事は?
MrsH:ほんの一口よ。
GL:マスコミが大騒ぎしている。レポーターがまだ外にいたよ。
MrsH:いつもいるのよ。追い払えないの。お茶を入れるのも大変だったわ。
GL:どうして彼にお茶を?
MrsH:わからないけど何となくやっちゃうのよ。
GL:「容疑者はひとりだ。」と言った後にその場から立ち去ってから何の説明もないんだ。
MrsH:おかしいわね、彼はそれを披露するのが好きなのに。
GL:すごく簡単だから私でも解決できると言っていたよ。
MrsH:大げさに言ったのよ。
GL:彼は何をしているんだと思う?
MrsH:待ってるって言ってたわ。
GL:何を?
MrsH:悪魔よ。私はもう驚かないわ。あらゆるものがここに来るの。
GL:では、何か変化があったら電報してくれ。
MrsH:わかったわ。
ハドソンさんたちが消えたのを見計らってシャーロックはコカインに手を伸ばします。
目を閉じて自分の世界に入っていくシャーロック。
その時、ふと影が通り背後から声がします。
「私が言うべきことは全て君の脳裏に浮かんでいる。」
シャーロックは答えます。
「僕の答えも君の脳裏に浮かんでいるはずだ。」
男が答えます。
「弾丸のように。」
シャーロックは立ち上がり後ろを振り向きます。
そこにはモリアーティが立っていました。
JM:ドレッシングガウンのポケットの中で弾丸の入った拳銃を触るのは危険な習慣だ。
それとも僕に会えて嬉しいだけか?
SH:安全策を取ってるんだ、許してくれ。
JM:警戒してくれなかったら僕は傷つくよ。君に返礼をするつもりだからね。
モリアーティはポケットから銃を取り出します。
JM:僕は君の部屋が好きなんだ。実に男らしい匂いがする。
SH:君自身がよく知っている匂いだと思うが。
JM:ストランドの小さな冒険ではいつも君は遠くに行くね。
イラストレーターは君と一緒に旅行するのか?
君が推論している間はずっとポーズをしているのか?
SH:6つの根拠が僕の不在中に君がここを訪れたことを示している。
JM:そうだろうね。
モリアーティは暖炉に近づきます。
JM:ところで君のベッドは素晴らしく寝心地がいいね。
君は塵の大部分が人間の皮膚からできてるって知ってるか?
SH:知っている。
そしてマントルの埃を手に取りそれを舐めます。
JM:味が変わった。君の皮膚も生え変わるんだな。少しだけサクッとしている。
SH:座らないか?
JM:凡人とはみなそうしたものだ、わかるだろう、やがて塵はばら撒かれる。
そしてそれは至る所にたどり着く。
呼吸を繰り返し、日の光の中で踊り、疲れ切って死んでいく凡人たち。
SH:興味深いね。座ってくれないか・・・
JM:凡人、凡人、凡人!自分では輝くこともできない。
僕がこれを撃つかどうか気にしてるのか?
空にするだけだよ。
モリアーティがシャーロックに銃を向けるのと同時にシャーロックもモリアーティに銃を向けます。
お互いに銃を向けたまましばらく向かい合うふたり。
シャーロックが銃をテーブルの上に置きます。
JM:そうだね、遊ぶのは止めよう。我々が殺し合うのにおもちゃは要らないし。
どこか人目につかない場所はある?
SH:座れ。
JM:なぜ?何か用があるんだろう?
SH:君がここに来たんだ。
JM:違うな、それが真実ではないことは君もわかっているだろう。
何が欲しい?シャーロック。
SH:真実。
JM:それね。真実なんて退屈なんだよ!
君は僕が犯行現場に現れるなどとは思っていなかった。そうだろう?
気の毒な老ユースタス卿。彼は当然の報いを受けた。
SH:だが、彼を殺したのは君ではない。
JM:だから?そんなのどうでもいいじゃないか。君はユースタス卿や花嫁なんてどうでもいいんだ。
今回の一連の事件でひとつだけ、君が興味を持つ事がある。
SH:(君が何をするか僕にはわかる)
その時、地震のように部屋が揺れシャーロックは思わず目を閉じます。
JM:花嫁は自分で銃をくわえ、後頭部を吹っ飛ばし、また戻ってきた。
あり得ない。しかし彼女は戻ってきた。君はその方法が知りたい。どうやって?
そうだろう?
それは君の世界をバラバラに引き裂くんだ、知らずにね。
SH:君は僕を止めようとしているんだ・・・・僕の気を散らし、挫折させるために。
JM:もうひとつのケースを思い出せないから?すべては以前に起きたことじゃないのか?
この世界に新しいものなど何もない。何だっけ?覚えているか?
(のどまで出かかっているんだけど。のどまで出かかっているんだけどね。
それは僕の舌に先端が乗っている・・・)
※ここは「It's on the tip of my tongue. 」というセリフで、
のどまで出かかっている、という意味だそうですが、
このセリフを言いながらモリアーティが自分の舌に銃を押し付けているので、
両方の意味を掛けているのかなーと。
何度も部屋が揺れる中、シャーロックは何とかこらえ、冷静に言います。
SH:ハドソンさんの壁紙のために君の指が少しでも変なマネをしたら君は死ぬことになるって事を覚えておけ。
銃をくわえながらごにゃごにゃ言うモリアーティ。
SH:何だって?
JM:死は・・・新しいセクシーだ。
再び部屋が揺れる中、モリアーティは口にくわえた銃を撃ちます。
が、すぐに立ち上がりおどけて見せるモリアーティ。
この時のBGMは例のアレですよ。シャーロックが落ちるときの曲なんです。
JM:じゃあ、こうしよう、頭のモヤモヤを吹き飛ばすんだよ。
SH:なぜ生きているんだ?
JM:どう思う?正直言うと、注目に値する?
SH:君は自分で頭を吹き飛ばしたのになぜ生きている?
JM:逆毛を立ててたからかもね。
SH:君が死ぬのを見た。なぜ死んでいないんだ?
JM:君が落ちても死ななかったからだよ、シャーロック。
他の誰よりも君は知っているべきだ。落ちなかった、決して落ちなかった。
「着陸するよ!」
モリアーティの言葉に突然部屋が大きく揺れます。
そして、
飛行機が着陸します。
S3のラストでシャーロックを乗せた飛行機が戻ってくる場面になります。
様子を見守るジョンとメアリー。
飛行機が到着するとシャーロックの後ろ姿が映ります。
※ライヘンバッハでのモリアーティとの対峙を彷彿させる場面でしたが
アンスコさんのモリアーティはどこか壊れている感じがして
何というか、紙一重な部分を絶妙に演じている印象を受けます。
このふたりの対決はいつ見ても凄いです。
SPの撮影でジョンとメアリーのこの姿の画像があったのでどこかで現代とリンクするとは思いましたが
まさか、シャーロックに会えるとは思っていませんでした。
クルクルヘアーが愛しいです・・・・(変態)
続きます。
ビクトリア版マインドパレスのシャーロック。
シャーロックの目の前を次々と横切る新聞の切り抜きを手にとっていきます。
しかし傍から見たら部屋の中で微動だにしないシャーロックがいるだけなんですね。
ハドソンさんとレストレードがそんなシャーロックを心配そうに部屋を覗いています。
MrsH:2日間、ずっとああしてるのよ。
GL:食事は?
MrsH:ほんの一口よ。
GL:マスコミが大騒ぎしている。レポーターがまだ外にいたよ。
MrsH:いつもいるのよ。追い払えないの。お茶を入れるのも大変だったわ。
GL:どうして彼にお茶を?
MrsH:わからないけど何となくやっちゃうのよ。
GL:「容疑者はひとりだ。」と言った後にその場から立ち去ってから何の説明もないんだ。
MrsH:おかしいわね、彼はそれを披露するのが好きなのに。
GL:すごく簡単だから私でも解決できると言っていたよ。
MrsH:大げさに言ったのよ。
GL:彼は何をしているんだと思う?
MrsH:待ってるって言ってたわ。
GL:何を?
MrsH:悪魔よ。私はもう驚かないわ。あらゆるものがここに来るの。
GL:では、何か変化があったら電報してくれ。
MrsH:わかったわ。
ハドソンさんたちが消えたのを見計らってシャーロックはコカインに手を伸ばします。
目を閉じて自分の世界に入っていくシャーロック。
その時、ふと影が通り背後から声がします。
「私が言うべきことは全て君の脳裏に浮かんでいる。」
シャーロックは答えます。
「僕の答えも君の脳裏に浮かんでいるはずだ。」
男が答えます。
「弾丸のように。」
シャーロックは立ち上がり後ろを振り向きます。
そこにはモリアーティが立っていました。
JM:ドレッシングガウンのポケットの中で弾丸の入った拳銃を触るのは危険な習慣だ。
それとも僕に会えて嬉しいだけか?
SH:安全策を取ってるんだ、許してくれ。
JM:警戒してくれなかったら僕は傷つくよ。君に返礼をするつもりだからね。
モリアーティはポケットから銃を取り出します。
JM:僕は君の部屋が好きなんだ。実に男らしい匂いがする。
SH:君自身がよく知っている匂いだと思うが。
JM:ストランドの小さな冒険ではいつも君は遠くに行くね。
イラストレーターは君と一緒に旅行するのか?
君が推論している間はずっとポーズをしているのか?
SH:6つの根拠が僕の不在中に君がここを訪れたことを示している。
JM:そうだろうね。
モリアーティは暖炉に近づきます。
JM:ところで君のベッドは素晴らしく寝心地がいいね。
君は塵の大部分が人間の皮膚からできてるって知ってるか?
SH:知っている。
そしてマントルの埃を手に取りそれを舐めます。
JM:味が変わった。君の皮膚も生え変わるんだな。少しだけサクッとしている。
SH:座らないか?
JM:凡人とはみなそうしたものだ、わかるだろう、やがて塵はばら撒かれる。
そしてそれは至る所にたどり着く。
呼吸を繰り返し、日の光の中で踊り、疲れ切って死んでいく凡人たち。
SH:興味深いね。座ってくれないか・・・
JM:凡人、凡人、凡人!自分では輝くこともできない。
僕がこれを撃つかどうか気にしてるのか?
空にするだけだよ。
モリアーティがシャーロックに銃を向けるのと同時にシャーロックもモリアーティに銃を向けます。
お互いに銃を向けたまましばらく向かい合うふたり。
シャーロックが銃をテーブルの上に置きます。
JM:そうだね、遊ぶのは止めよう。我々が殺し合うのにおもちゃは要らないし。
どこか人目につかない場所はある?
SH:座れ。
JM:なぜ?何か用があるんだろう?
SH:君がここに来たんだ。
JM:違うな、それが真実ではないことは君もわかっているだろう。
何が欲しい?シャーロック。
SH:真実。
JM:それね。真実なんて退屈なんだよ!
君は僕が犯行現場に現れるなどとは思っていなかった。そうだろう?
気の毒な老ユースタス卿。彼は当然の報いを受けた。
SH:だが、彼を殺したのは君ではない。
JM:だから?そんなのどうでもいいじゃないか。君はユースタス卿や花嫁なんてどうでもいいんだ。
今回の一連の事件でひとつだけ、君が興味を持つ事がある。
SH:(君が何をするか僕にはわかる)
その時、地震のように部屋が揺れシャーロックは思わず目を閉じます。
JM:花嫁は自分で銃をくわえ、後頭部を吹っ飛ばし、また戻ってきた。
あり得ない。しかし彼女は戻ってきた。君はその方法が知りたい。どうやって?
そうだろう?
それは君の世界をバラバラに引き裂くんだ、知らずにね。
SH:君は僕を止めようとしているんだ・・・・僕の気を散らし、挫折させるために。
JM:もうひとつのケースを思い出せないから?すべては以前に起きたことじゃないのか?
この世界に新しいものなど何もない。何だっけ?覚えているか?
(のどまで出かかっているんだけど。のどまで出かかっているんだけどね。
それは僕の舌に先端が乗っている・・・)
※ここは「It's on the tip of my tongue. 」というセリフで、
のどまで出かかっている、という意味だそうですが、
このセリフを言いながらモリアーティが自分の舌に銃を押し付けているので、
両方の意味を掛けているのかなーと。
何度も部屋が揺れる中、シャーロックは何とかこらえ、冷静に言います。
SH:ハドソンさんの壁紙のために君の指が少しでも変なマネをしたら君は死ぬことになるって事を覚えておけ。
銃をくわえながらごにゃごにゃ言うモリアーティ。
SH:何だって?
JM:死は・・・新しいセクシーだ。
再び部屋が揺れる中、モリアーティは口にくわえた銃を撃ちます。
が、すぐに立ち上がりおどけて見せるモリアーティ。
この時のBGMは例のアレですよ。シャーロックが落ちるときの曲なんです。
JM:じゃあ、こうしよう、頭のモヤモヤを吹き飛ばすんだよ。
SH:なぜ生きているんだ?
JM:どう思う?正直言うと、注目に値する?
SH:君は自分で頭を吹き飛ばしたのになぜ生きている?
JM:逆毛を立ててたからかもね。
SH:君が死ぬのを見た。なぜ死んでいないんだ?
JM:君が落ちても死ななかったからだよ、シャーロック。
他の誰よりも君は知っているべきだ。落ちなかった、決して落ちなかった。
「着陸するよ!」
モリアーティの言葉に突然部屋が大きく揺れます。
そして、
飛行機が着陸します。
S3のラストでシャーロックを乗せた飛行機が戻ってくる場面になります。
様子を見守るジョンとメアリー。
飛行機が到着するとシャーロックの後ろ姿が映ります。
※ライヘンバッハでのモリアーティとの対峙を彷彿させる場面でしたが
アンスコさんのモリアーティはどこか壊れている感じがして
何というか、紙一重な部分を絶妙に演じている印象を受けます。
このふたりの対決はいつ見ても凄いです。
SPの撮影でジョンとメアリーのこの姿の画像があったのでどこかで現代とリンクするとは思いましたが
まさか、シャーロックに会えるとは思っていませんでした。
クルクルヘアーが愛しいです・・・・(変態)
続きます。