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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Stuart: A Life Backwards その3

2015-05-26 23:55:30 | Stuart: A Life Backwards

2007 UK
Director: David Attwood
Writer: Alexander Masters


3ヶ月後、
僕たちは当時の内務大臣ジャック・ストローのオフィスの前でルースとジョンの開放を求め
徹夜で抗議するというスチュアートのすごいアイデアを実行した。
大臣を誘拐するという彼の最初のアイデアよりは健全だ。

スチュアートが僕たちを送ってくれることになった。


どういうわけか。




そしてロンドンに向かう途中、構想中の本の最初の数ページを彼に読んで聞かせた。

A:「「スチュアート・クライブ・ショーターはのん気な少年で何より思いやりのある子どもだったと彼の母は感嘆した。」
S:「くだらない!退屈!なんであんたはこの忌々しい本がそんなに書きたいんだよ?」
A:「すごくお金が儲かるんだよ。」
S:「マジで?あんたはその本でお金が儲かると思ってるのか?」
A:「儲かると思う。」
S:「そんなつまんない本で?」
A:「そんな言い方するなよ。君が退屈しはじめてもそれは僕のせいじゃない。」



S:「もっと刺激的にいこうぜ。昔の事を書けよ。推理小説みたいにさ。
例えばトム・クランシーとか。
俺はなんでこんなふうになったのか?
なぜ少年が殺されたのか?
つまりさ、10足の靴下を洗濯機に入れると、出てくるのは7足だけ。
そいつらはどこに行った?」

スチュアートの横でずっと下を向いて自分の手を見ているアレクサンダーは
スチュアートを呼びますは話に夢中のスチュアート。
A:「スチュアート?」
S:「あんたにはほかの話も前部教えておくよ。」
A:「スチュアート?」
S:「洗濯機を分解してもその中にはないんだ。」
A:「スチュアート?」
S:「なんだよ。」
やっと返事をしたスチュアートにアレクサンダーは自分の手を見せます。

A:「これ何だと思う?」
S:「何?」
A:「これだよ。」
S:「それシラミだよ。そいつの住処はあんたの○○のまわりだ。
そのシラミは成長するぞ。
ダニはもう少し小さい。やつらは皮膚の下に入り込みかじるんだ。」

僕たちの部隊はケンブリッジからロンドンまで50マイルを5時間半かけて走った。
スチュアートは時速30マイルを超える事は決してしなかった。



突然スチュアートは窓に向かって叫びます。
S:「バッキンガム宮殿だ。
なんてばかげてるんだ!女王なんて必要ないだろう?」
と、毒づいていますが実はウォルサムストウの役所なのでアレクサンダーたちもスルーしております(笑)


内務省の前。
アレクサンダーが敷物を敷こうとしているとスチュアートがやってきます。

S:「いやいやいや、そうじゃないよ。」
そして最初に段ボールを敷いて
「これを使うんだよ、わかった?下に敷くんだ。そうしないと熱が逃げてしまうからな。」
と、面倒見の良いスチュート。こういう知識がある事で彼の人生が垣間見える感じです。

そして署名活動とかねた抗議が始まります。
A:「彼らは慈善団体で働いたために不当に投獄されました。ホームレスを助けようとしただけで何もしていないのに。」
スチュアートも通行人に訴えてながら署名をもらっています。
S:「慈善団体の職員が誤審のせいで刑務所に入れられたんだ。」

そこに警察がやってきます。

警察:「みなさん、聞いてください!
聞いてください!
みなさん、静かにしてください!
みなさん、こちらに移動をお願いします。」

A:「ちょっと待って、待ってくれ。なぜですか?これは平和的抗議ですよ。」
男:「そうだ、なんでだよ。」
警察:「内務省があなたがたを受け入れていないのなら真鍮の旗を交差できないんです。」
男:「そんなの社会的ファシズムだ!」
警察:「あなたたちが不法侵入ではない事を証明するためにフェンスを置いて中に入ってもらいます。
それはそしてあなたたちを守るためでもあります。」
アレクサンダーの後ろでにらみを利かせていたスチュアート。
S:「何から?」
警察:「一般市民からですよ。彼らはあなたたちを踏みつけるかもしれません。
万が一道路の上にひっくり返って車に轢かれないように一晩フェンスで囲みます。」
A:「ああ、なるほど。あなたたちは我々を檻に閉じ込めるつもりですね。」
警察:「私は檻とは言っていませんよ。」



夜、フェンスの中でみんなが寝ている中、アレクサンダーとスチュアートが並んで座っています。



A:「囚人て本当にお金がもらえるの?」
S:「ああ。普通の人みたいにってことか?
ひと儲けできるぞ。毎週、ムショから大富豪が出てくる。」



A:「君はかなり刑務所に入ったのか?何回入った?」
S:「えーっと・・・」
指を使いながら数を数えるスチュアート。
S:「始まりは子ども頃のセンド拘置所、Baintnow House、もう一度センド、Eriestoke、
ノリッジ、育ってからは大きい子用の刑務所に送られた。
Whitemoor。俺は本物の刑務所と呼んでいる。
そこは何でもアリなんだ。
テロリスト、サイコパス、脅迫、殺人、過失致死、クレイジーな奴もいた。」


聞きながらメモをとるアレクサンダーです。

A:「君はどの種類に属してる?」
S:「クレイジーだな。
ノリッジ、それからもう一度Whitemoor に。
グレンドン。
31回か。
俺は何か失敗したとは思わない。
そうだ、レスターにも3回行ったんだ。
最後はウェーランドだった。」

そこにパトカーが通り、「おやすみ。よく眠れよ。」と話しかけます。
「ありがとう。」とアレクサンダーが答えますがスチュアートが警察にからみます。
「おい、あんた。暇だったら答えてくれよ。
毎年、刑務所で何人が看守に殺されるか知ってるか?
殺人だよ。
ああ、悪いね、刑務所長。失礼。
間違った方向に意志を曲げるのが奴の健康に良くないなんて知るかよ。
心底腐っているのは俺のような奴だけだよな?本当に嫌な奴だ。
絶望的だよ。あんたはわずかな手がかりもつかめなかったよな?」



ここから先は何だかもうすごい言葉なのでうまく訳せませんが、Fワードばかりです(笑)
あまりにもひどいので「静かにしろよ。」とアレクサンダーが言うと
今度はアレクサンダーに向かって悪口雑言なので相手にできないとばかりにアレクサンダーは寝ちゃいます。

アレクサンダーが寝た後、こんな表情のスチュアートは何か思うところがあるようです。


続きます。