明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



一人坐禅する禅師に剣を向ける蒙古兵。宋の寺の内部など描かず、シンプルに無配景にするつもりである。 壁に向かって座禅を組む曹洞宗に対して、壁に背を向ける臨済宗だが、達磨大師は面壁九年という、元々壁に向かってする物だった。となると調べると臨済宗が壁に向かわなくなったのは江戸時代、白隠禅師の頃といわれている、と本日知った。という事は前述の場面では面壁坐禅中に元寇に剣を向けられたことになる。私が想定していた構図は、斜め45度を向いた禅師にほぼ正面を向き剣を向ける蒙古兵である。それが面壁坐禅だとしたら壁の中からカメラを向ける事になる。昔なら頭の中で思い付いた構図が変えられない私は慌てるところだが〝安心して下さい陰影ありませんよ” 壁などどこにあろうが関係ない、そもそも陰影有りのままであれば、こんなモチーフを手掛けるはずもない、



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