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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



松尾芭蕉は、門弟が師の姿を描き残しているのに無視され、忍者説があるほどの健脚が、俳句の枯れたイメージに利用され、いい加減な老人像が捏造され続けて来た。芭蕉を制作しているその時点で、私自身が芭蕉の没年齢をすでにえ超えていたことが腹立たしさを倍増させた。   大覚禅師(蘭渓道隆)は唯一の寿像(生前描かれた)のみを基に制作したが、全国には噂話だけで、いや噂話さえ聞いたことがないと思える像が沢山残る。信心さえできればイワシの頭でもブラックバスでも良いというのだろうか?私は不信心者ではあるけれど、40年以上続けている渡世上我慢出来ない。  作りたい高僧が何人もおり、創作はいくらでも出来る。しかしそれでは有象無象と同じことになってしまいかねない。肖像研究の第一人者といえるような方と出会いたいところである。


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