明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日、冠動脈の造影CT撮影。点滴の造影剤が熱いので、血の巡りが思いの外早いことに驚いた。 いつ心筋梗塞になってもおかしくないといわれたし、一年前は膵炎を疑われたが、意外と平然としていた。寒山拾得以降、私はこれで良かったのだ、と確信を得ていたことが多分大きい。死の恐怖を遠ざける一番の方法が、日々変化し、上書きつづけることだと思って来たが、その理由が、小4で読んだ一休の〝門松は冥土の旅の一里塚~“が原因ではないかと最近気付いた。そして導かれるように、まさに今、その場面の一休和尚を完成させようとしている。自分の打ち込むことが、自分の正体を明らかにすることになる。人見知りの私は、発表などせず、遊びに来た友人に「どうだ、良いだろ?」なんて生きて行ければどれだけ良いか、と昔は思っていたから、トドのつまりは、その興味に尽きるのかもしれない。最近知った、某国師の「自分とは何かを明らかにする者こそが私の弟子である。」今年いちばんの一言となりそうである。



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