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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



窓を開けたまま寝てしまい、ここ数日腹の調子が悪く、三島もやることがなくなってしまって何だか三島ロス的気分が続いている。他の作家とは違い、テーマはたった一つしかなかった。ベランダの洗濯物を眺めながらぼんやり寝転がっていると田舎の道端の日陰で昼寝しているようていくらでも寝られる。私には三島が大変過ぎて、かつ面白過ぎた。 それに比べて次に手掛けよう、という寒山拾得が捉えどころがなさすぎる。一気に始める気分になれるモチーフでもない。捉えどころがない所が肝腎なのであろう。その間、今ままで作って来た人物を一通り、石塚式ピクトリアリズムに置き換えることも続けなければならない。 難しいのはこれは陰影をなくせば良い、という撮り方を言うものでもない。十年は手掛けていない寺山修司など、どうもこの試みに協力的な感じがしない。陰影を出さずに撮影して切り抜いて配置する。まさにそれだけであり、技術的には簡単だが、ただ方法が簡単なだけで肝腎なのは絵作りである。 寒山拾得は、数メートルに渡る絵巻物として考えている。決まったフレーム内に作るのと違い、続いているため各場面をつなげる岩山などいくつも作る必要がある。そう考えたら、額装する作品は巻物からトリミングしてではなく、それぞれ配置を考えて個別に作品としよう。一歩前進。今日の所はこんな所で。

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