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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



栄西とおそらく面識がある同時期の僧は有名な木像がある。何故栄西にはリアルな像がないのか不思議で仕方がない。記憶を高める修行のために頭が12センチ伸びたという伝承があるのを知ったが、栄西の実際の頭の印象から生まれた伝説なのだろうか?小学生の時、山崎ペッタというあだ名の同級生がいて、先生が赤ん坊の時、横向きにばかり寝ていたのだろう、といった。ドーナツ枕はまだなかったのか。今ならありえない教師の発言だが、色黒の生徒に〝石炭“というあだ名が付くような時代の話である。 江戸、明治生まれに散見された長い顔が日本人から失われて久しい。以前作った〝劇聖“九代目市川團十郎だが、最初に見た外国人の描いた石版画は、こんな長い顔がある訳ない、ふざけるな、と思った。なので何があるか判らない。 伝承は無視は出来ないが、残された像だと、頭頂部が平らすぎる。作るなら微妙に丸めたい。頭の形は重要である。ついでにいえば、額の複雑な曲面をないがしろにすると、その人にはなり難い。



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