弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

今日から弁護士

2006年10月03日 | ⑫雑談
昨日1年半の司法修習が無事終了し,今日から私の職業は弁護士になりました。

と言っても,まだ埼玉県和光市の司法研修所内のいずみ寮にいるし,弁護士バッジももらってないですし,実際に弁護士として実働するのは今日からではありません。

いつから弁護士として実働するかは事務所と新人弁護士との話し合いによって決まります。
多くは,今月の10日か16日からでしょうか。みんなしばらく修習の疲れを癒し,リフレッシュしてから弁護士として活動を開始する人が多いです。
中には,10月いっぱいは旅行して11月から働くという人もいれば,なんと今日からと言う人もいるそうです。

同期の新人検察官たちは,今日から「法務省浦安総合センター」(司法試験の口述会場。最寄駅JR新浦安駅)で,研修が開始するそうです。
検察官も大変ですな。
ちなみに来年3月末までは,浦安で,各地方の地検に配属されるのは来年4月からだそうです。

同期の新人裁判官たちは,明日10月4日のお昼に内定の電報が届き,今月半ばから今月末まで司法研修所で研修を受けるそうです。
こちらは,研修が終わり次第,各地方の地裁に配属されることになります。

ついでに昨日の修習の最終日についても書きます。
午前中から50分ずつ休憩時間をはさんで5科目の講義がありました。
二回試験の合格留保者,不合格者は講義には出ません(空席がちらほら見え,とても切ない気持ちになりました)。
授業の内容は,各教官のこれから法曹として生きる僕らに対し,先輩としてのはなむけの言葉です。教官の体験談などを交えとてもためになる講義でした。
5つの講義の終了後は,修習の終了式。
まず,所長の挨拶があり,修習生代表による終了証書の授与(ちなみに代表は単に出席番号で選ばれていました),その後各教室で教官による二回試験合格した修習生への修了証書の授与がありました。

授業終了後は,各クラス毎が任意で開く打ち上げ又は謝恩会(任意といっても全クラス開く)。

こうして僕たちは,昨日を終え,修習生の身分を喪失し,今日から弁護士の身分を取得しました(検察官も今日から。裁判官希望者は現在無職)。

ちなみに,合格留保者は,今年の12月末にある追試を受け,その合格を待って,来年1月に弁護士登録することになります(以前は,もう少し早い時期に追試がありましたが,新修習の開始に伴い時期が少しずれました)。
また,不合格者は,来年の旧60期の二回試験を受け,その合格を待って法曹資格を得ることになります(以前は,次の期の後期修習に編入していましたが,今回から編入制度はなくなり,ぶっつけで二回試験を受けるそうです)。

私は今日は実務修習地に帰り,お世話になった裁判官に挨拶をしようと思います。
その帰りに就職事務所に挨拶に行き,新しい名刺でも受け取って来ましょうかね。
私も仕事は今週中に始まります。
気合いが入る。いよいよ弁護士だ。これからが本番。

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