Thanks to Sanction, Opposite Effect by West
「制裁への感謝」
ロシアGDP上昇、西側の制裁は逆効果、アメリカによる制裁の失敗
安定政権、準備高上昇、独自通貨、原油、エネルギー、輸出力、自給自足力
「制裁への感謝」
西側からの制裁により、エネルギーをはじめ持っているものを有効に活用し、また有益化し、内側の充実化と熟成化を行い、自給自足力と輸出力を高めた。西側の制裁は、それらにとっては「逆効果」となっている。
昨年末、アメリカのモンサントに関与していない、ロシアの記録的な小麦作物は、アメリカの穀物の輸入を凌駕した。
また、安定したプーチン政権の下、国民の所得も比較的安定し、貯蓄率が高まり、金(ゴールド)と外貨準備高が上昇し、国家とその一員である国民の皆それぞれが、危機意識を伴った上での準備、備えを行っておられる。政権の安定と共に、ロシア正教の復活と国家のバックボーンとしての存在が、精神面や心の安定化にも繋がっている。
エリツィン大統領時の1998年の原油価格の下落とロシア通貨ルーブルの下落を伴ったロシア財政危機以降、対ドルでルーブル安を維持しながらの比較的安定した為替レートを推移している。
一時期、2014年の西側・NATOによるウクライナ・クーデターと、それを受けたロシアのクリミア・セヴァストポリ編入により、西側からの制裁に伴う原油安とルーブル安で圧力が掛けられたものの、昨年末にはOPEC(石油輸出国機構)と石油の減産延長に合意した事も有り、再び原油高の傾向となっている。2016年の当初に原油価格が1バレル30USドル程と底を打った後、2018年となった現在は65ドル/バレル程と、2年で約2倍の上昇となっている。ロシアはこの原油が高値となって来た中で、新たに石油の掘削準備にかかっている。
また、ルーブル安は、却って力を付けてきた輸出において好都合となっている。西側から制裁を受けて来た間、ロシアは却って自らの国力の充実化を行う事が出来た。西側からの制裁は「逆効果」であり、東側の極東地域での日本や支那(中国)、北朝鮮、韓国等と近付き、親密な関係を築く事が出来た。元々、資源が豊富であり、広大な領地を持ち、それらを更に有効活用している為に、自立して自給自足が出来るだけでは無く、石油・天然ガス等の資源や小麦等の農産物をはじめとした輸出による経済の活性化も出来る。
2月1日、「ロシア連邦統計局は、2017年の同国の実質国内総生産(GDP)が前年比で1.5%増えたと発表した。個人消費や主力輸出品である原油価格の回復を受けて、3年ぶりにプラスに転じた。ロシア経済発展省は18年の成長率を2.1%と見込むが、国際通貨基金(IMF)は1.7%と予想する。」
今年3月の元ダブル・スパイ暗殺未遂事件の疑いを口実とした、外交官の追放に続くアメリカのロシアに対する制裁では、ロシア国内のユダヤのオリガルヒやリベラルを対象にするものであり、却ってロシアにとれば歓迎されるものである。アメリカは、この件についても失敗している。
「金準備(gold reserve)は、各国の政府と中央銀行が輸入代金の決済等のために保有している貨幣用の金である。
国際通貨基金体制下において、国々の政府と中央銀行は国民経済の安定、インフレ抑制、国際的な信用、輸入代金と対外債務返済等の支払い、国際通貨不均衡の是正、あるいは為替相場介入などのために、一定比率以上の外貨等の資産を保有する義務がある。
準備資産に含まれる項目は、外貨・外債などの流動資産、貨幣用の金(ゴールド)、SDR(特別引出権)など。」(ウィキペディア「金準備」より)
ロシアの「金準備高」が上昇している。2008年の時点で451トンの保有高であったが、本年(2018年)1月1日時点においては1,838トンとなっており、8年前と比べて約4倍となっている。世界ランキングにおいては、第6位となっている。第1位のアメリカが8,133トン、2位ドイツ3,374トン、3位イタリア2,452、4位フランス2,436、5位・支那(中国)1,843となっている。2015年10月現在において、IMF(国際通貨基金)を含めた場合、第3位がIMFの2,814トンとなり、以下ランクが一つづつ下がって第7位のロシア1,317トンまでが同じランクで、第8位スイス1,040トン、9位・日本765トン、10位オランダ612、11位インド557、12位トルコ517、13位:ECB:504、14位:台湾:423、15位ポルトガル382、16位ベネズエラ361、17位サウジアラビア322、18位イギリス310、19位レバノン286……となっている。
因みに、中央銀行、あるいは中央政府等の金融当局が外貨を保有する「外貨準備高」においては、昨年(2017年)7月21日現在で、ロシアは世界ランキングで第6位の4,205億USドル(USドルに換算)となっている。その同じ頃の外貨準備高ランキングは、第1位が支那(中国)3兆567億8,900万、2位が日本1兆2,498億4,700万、(EU 7,201億5,900万、)3位スイス7,731億1800万、4位サウジアラビア4870億、5位・台湾4,402億5,300万、……19位アメリカ1,186億900万……となっている(同じく、各国の外貨準備高はUSドルに換算)。
「金融当局は、対外債務の返済、輸入代金の決済のほか、自国通貨の為替レートの急変動を防ぎ貿易等の国際取引を円滑にするために、外貨準備を行なう。外貨準備は『国民経済の貯金』などとも呼ばれる。ただし、あくまで主目的は為替変動への準備であり、外貨準備高が対外資産高の大きさを表しているわけではないことには注意を要する。」(ウィキペディア「外貨準備」より)
本ブログ過去の関連記事
・2013/09/25付:「同性愛・同性婚の間違い(2)・・・ロシア・プーチン大統領の正義と、イスラムの『旧約聖書』を基にした正しさと毅然さ & 規範・根拠を持たない日本人・世間の人」
・2014/03/30付:「ロシア・プーチン大統領はイルミナティのNWO(新世界秩序)を破壊する・・・ウクライナ情勢(4)」
・2017/05/04付:「聖書を道徳規範とするロシアとイスラムの賢明さ・・・ディズニー映画『美女と野獣』の上映禁止・R指定、新興宗教『エホバの証人(ものみの塔)』の活動禁止」
・2017/11/30付:「バルフォア宣言・ロシア革命100周年とユダヤのFRB・共産主義インターナショナル・ソ連・ナチス・イスラエル & ルターの宗教改革500周年とユダヤのタルムード・マラノ・イエズス会」
・2017/12/01付:「アウシュウィッツの『ガス室』とユダヤ人『ホロコースト』は無かった・・・言論弾圧を行うタルムード・ユダヤが嫌うイエス・キリストと聖書を盾にした大胆さ、映画『DENIAL』(「否定と肯定」)12/8公開」
・2018/01/18付:「ドーピング疑惑の陰謀理解への一連の流れ:ソ連崩壊、オリガルヒ一掃、オレンジ革命、FEMEN、プッシーライオット、ロンドン五輪、ウクライナ騒乱、「目の敵」(enemy of eye) にされたロシア」
・2018/02/26付:「ロシアの規範の有る自給自足力と強さ & 医療・食品で規制緩和する変な日本 ― Russian self-sufficient and precept & Japanese deregulation」
・2018/03/21付:「ロシアに対するJews & Illuminati's WESTメディアのプロパガンダ、『ユダヤ』のキーワードで明確に解る旧ソ連と現ロシアとの違いーClear by Keyword of "Jew"」
・2018/04/07付:「キリスト正教会によるロシアの高い道徳性に対する、カルト・イルミナティにより堕落する西側の欧米諸国(1)Russian high morality by Christ Orthodox Church」
・本ブログ・カテゴリー:「ロシア」
・本ブログ・ブックマーク:「ウクライナ情勢 2014」
参考文献
・2018/02/01付・日本経済新聞:「ロシア、17年GDPは1.5%増 3年ぶりプラス」
・ウィキペディア:「金準備」
・ウィキペディア:「外貨準備」
・ウィキペディア:「各国の外貨準備高一覧」
参考・関連動画
YouTube: DRILL, BABY, DRILL: Russia Ready To Drill In 2018, Amidst High Oil Pricles | YouTube: AMERICAN FAIL: Russians Beg America For More Sanctions Against Russian Oligarchs |
YouTube: Россия в цифрах. Сколько золота в запасе у России? - Россия 24
数字でロシア。ロシアにはどれくらいの金がありますか? - ロシア
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