狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

トランプは1度も攻撃承認せず(1/2)イランの「10分前」警告を「真似」した攻撃中止ツイート、戦争煽動者NYTの"Fake News"/Trump copied "before 10 minutes"

2019-07-13 10:49:08 | イラン2012~2019
 ※ 本記事において幾つかの引用文献を借用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません
 ※ I have made composition by borrowing some references in this article, but I don't receive the income at all by this article.


 Red Alert !!, Iran-US Moreover "False Flag"


 
 
 
 

 出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」 
 


 
 


 新約聖書・ヤコブの手紙1章12節
   試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。
  
 The New Testament・The Epistle of James 1:12
   Blessed is a person who endures temptation, for when he has been approved, he will receive the crown of life, which the Lord promised to those who love him.

 
 



 新約聖書・ヤコブの手紙1章2~4節
   私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。
  信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。
  その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。

 The New Testament・The Epistle of James 1:2~4
   Count it all joy, my brothers, when you fall into various temptations,
  knowing that the testing of your faith produces endurance.
  Let endurance have its perfect work, that you may be perfect and complete, lacking in nothing.

 

 

 

                             Expansion by click  ↑クリックして拡大
  1947年に「フェイク・ユダヤ」によって建てられた“Fake Chimney”と国連パレスチナ分割決議   
    そして翌年の1948年5月14日、「フェイク・イスラエル」の独立宣言が行われた。

 


 
 
 
 

 


 

 新約聖書・ヨハネの黙示録1章8節
   神である主、常にいまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」

 ヨハネの黙示録2章8~10節
   また、スミルナにある教会の御使いに書き送れ。
   『初めであり、終わりである方、死んで、また生きた方が言われる。
  「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。 ― しかしあなたは実際は富んでいる。 ― またユダヤ人だと自称しているが、実はそうではなく、かえってサタンの会衆である人たちから、ののしられていることも知っている。
  あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない。見よ、悪魔はあなたがたをためすために、あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている。あなたがたは十日の間苦しみを受ける。死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。

 ヨハネの黙示録3章9~12節
  見よ。サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうではなくて、うそを言っている者たちに、わたしはこうする。見よ。彼らをあなたの足もとに来てひれ伏させ、わたしがあなたを愛していることを知らせる。
  あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。
  わたしは、すぐに来る。あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい。
  勝利を得る者を、わたしの神の聖所の柱としよう。彼はもはや決して外に出て行くことはない。わたしは彼の上にわたしの神の御名と、わたしの神の都、すなわち、わたしの神のもとを出て天から下って来る新しいエルサレムの名と、わたしの新しい名とを書きしるす。

 The New Testament・The Revelation of John 1:8
  “I am the Alpha and the Omega,” says the Lord God, “who is and who was and who is to come, the Almighty.”

 The Revelation of John 2:8~10
  “To the angel of the assembly in Smyrna write:
  “The first and the last, who was dead, and has come to life says these things:
 “I know your works, oppression, and your poverty (but you are rich), and the blasphemy of those who say they are Jews, and they are not, but are a synagogue of Satan.
  Don’t be afraid of the things which you are about to suffer. Behold, the devil is about to throw some of you into prison, that you may be tested; and you will have oppression for ten days. Be faithful to death, and I will give you the crown of life.

 The Revelation of John 3:9~12
  Behold, I give some of the synagogue of Satan, of those who say they are Jews, and they are not, but lie—behold, I will make them to come and worship before your feet, and to know that I have loved you.
  Because you kept my command to endure, I also will keep you from the hour of testing which is to come on the whole world, to test those who dwell on the earth.
  I am coming quickly! Hold firmly that which you have, so that no one takes your crown.
  He who overcomes, I will make him a pillar in the temple of my God, and he will go out from there no more. I will write on him the name of my God and the name of the city of my God, the new Jerusalem, which comes down out of heaven from my God, and my own new name.


 トランプはイラン攻撃を1度も承認せず(1/2)
  「10分前」のイランからの領空侵犯警告を「真似」した「10分前」のアメリカの報復攻撃中止ツイート
   Trump copied "before 10 minutes" which Islamic Revolutionary Guard Corps(IRGC)said

 ・・・「挑発」の為にイラン領空を侵犯したアメリカ無人機撃墜
  戦争煽動者ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)の「フェイク・ニュース」
   New York Times "Fake News"



YouTube: Trump says did not send message to Tehran warning of attack
2019/06/23 公開
 


 


 


 2019年6月21日19:23 (=日本時間(JST)、太平洋標準時(PST)=同日3:23、イラン=同日13:53、ワシントン=同日5:23)
  イランのタスニム通信(Tasnim News Agency)
   「『撃墜したスパイ・ドローンは米国の侵略への(説明・証拠となる)記録だ』と、イランが現地時間の3時55分に最後の警告を出したという事に付け加えて、(イスラム革命防衛隊・航空宇宙軍(IRGC AF)の)アミール・アリ・ハジザデ(Amir Ali Hajizadeh)准将は言った。」

 2019年6月21日22:03 (=日本時間、太平洋標準時=同日6:03、イラン=同日16:33、ワシントン=同日8:03)
  アメリカのトランプ大統領
   「……月曜日(※ 木曜日の誤り)に、彼らは国際水域を飛んでいる無人ドローンを撃墜した。私がどれぐらいの数(の人々)が死ぬだろうかと尋ねた時、私達(=トランプ大統領以下ホワイトハウス)は昨夜(※ 戦争推進・煽動者達の司令により)3つの異なる地点(※「sites=地点」を同音の「sights」と誤記)に報復する為に(ミサイルが)装填され、また(艦砲が)上に向けられた。 150人の人々というのが、将軍(=米軍幹部)からの答えであった。ストライキの10分前に、私はそれを止めた。……」
   「……無人機の撃墜につり合わない。私は(イランに関して)急いでいないし、私たちの軍隊は立て直され、刷新され、そして世界の中で群を抜いて遥かに最高の状態で、行く準備ができています。制裁が昨夜より多く追加されて(その成果によりイランを)抑えている。イランは、アメリカ(の意)に反する事無く、世界(の意)に反する事無く、決して核兵器を持つことができない!」

    ※ JST:Japan Standard Time
     PST:Pacific Standard Time・・・JST-16h、米西海岸時間

 
YouTube: Trump To Chuck Todd On Iran Strikes: ‘No Planes Were In The Air’ | Meet The Press | NBC News
 2019/06/21公開

YouTube: U.S president Donald Trump reversed military plans to attack Iran
2019/06/22公開済み
 
YouTube: Iran FM: B-Team is trying to trap Trump into war
 2019/06/23公開

YouTube: Donald Trump et le New York Times : un conflit sans fin
 ドナルド・トランプとニューヨーク・タイムズ:無限の対立
 2019/06/17公開
 
YouTube: آیا اوباما از ترامپ بهتر بود؟
 オバマはトランプよりよかったですか?
 2019/06/15 に公開
 
YouTube: آیا اوباما از ترامپ بهتر بود ؟ | پاسخ دوم
オバマはトランプよりよかったですか?| | 第二の答え
2019/06/26 に公開
 
YouTube: Hassan Maged : «Chaque intervention militaire aura un impact sur la campagne de Trump»
Hassan Maged:「あらゆる軍事介入はトランプのキャンペーンに影響を与えるだろう」
 2019/06/21公開
 
YouTube: US-Sicherheitsberater John Bolton warnt Teheran: "Unser Militär ist jederzeit einsatzbereit"
 米国の安全保障補佐官のジョン・ボルトンはテヘランに次のように警告している。
 2019/06/23公開

 トランプ大統領
  「(泥沼化したイラク戦争について)避けられた大失態」
  「(6月13日にホルムズ海峡付近で起きたタンカー攻撃について)極めて小さい(問題)」


 「反グローバリズム」を掲げる、トランプ大統領の中東地域からの「撤退」と「戦争回避」の意向が伺える。

 6月20日木曜日の未明4時5分(=イラン現地時間、ワシントン=19日19:35、日本=20日9:35)、アメリカの無人偵察機「RQ-4グローバルホーク」が、イラン南部ホルモズガーン州上空を領空侵犯した後、同州クーフモバーラク付近で、イランのイスラム革命防衛隊・対空防衛部隊によって撃墜された。
 その「10分前」の午前3時55分(=イラン、ワシントン=19日19:25、日本=20日9:25)に、イスラム革命防衛隊は警告を発していた。
イスラム革命防衛隊は、米無人機の撃墜の際、それと一緒に飛行していた有人の「P8型哨戒機」については標的にしない事を決定した。その哨戒機には、米軍兵士35人が搭乗していた。

 米東部時間の20日、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が、複数のホワイトハウス高官の話として、イランに対する報復爆撃を一旦承認してから間もなく中止していたと報じた。その報道によれば、イランの現地時間21日未明の夜明け直前に、レーダー施設やミサイル発射施設等を爆撃する計画であったという。しかし米政府は、このNYT紙の報道内容を公式に認めていない。そして、このNYT紙の報道では、「10分前」という言葉は出ていなかった。
 そのNYT紙の報道を受けて、トランプ米大統領が米東部時間の21日朝に、前に掲載した通りのコメントをツイッターに投稿した。因みに、トランプは今まで、NYT紙について「フェイク・ニュース・メディア」と叩いて来た。

 米東部時間の20日、NYT紙の報道を前後する頃、トランプ大統領は先ず、同時間の朝9時15分に「イランは大変大きな過ちを犯した!」とツイッターに投稿した。
 その後の同日、トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、米無人機撃墜について「意図的に行われたこととは信じがたい」、「誤射」、「散漫で間抜けな、無責任で愚かな人間が行った可能性がある」と述べてイランの上層部、指導部は関係していないとして、「戦争回避」の方向へ導く事を努めた。

 そのトランプ大統領の発言後、また同じくNYT紙やAP通信等によると、米東部時間の20日午後、ホワイトハウスは政権幹部と議会指導部を集めてイラン情勢への対応を協議し、国防総省が爆撃を勧めて政府高官達の間で選択肢の一つとして示される中で、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ポンペオ国務長官、ハスペル中央情報局(CIA)長官が攻撃に賛成する一方で、国防総省高官は軍事行動で対応した場合に中東地域全体で事態は一気に悪化して米軍を危険にさらすとして懸念を示しすと共に、有力議員、議会指導者らも慎重な対応を求めたという。

 最新技術を保有する、1機約1億3千万ドル(約140億円)~2億ドルを超えるともされる無人偵察機「グローバルホーク」が撃墜された事により、米国が面子を失ったとも見られている。その「事件」を起こすようにわざと、「戦争煽動推進者」の強硬派は「挑発」する為に、領空侵犯を行った。面子を失うという「印象操作」、攻撃への「口実」作りの為であった、
 またそれは、今から78年前の日本と米国との「太平洋戦争」への突入の口実スローガン「リメンバー・パールハーバー」をも思い出させる同様の手口である。その真珠湾攻撃時も、米国は今回の損失額をも上回る(と言っても米国自ら策謀の下「撃って下さい」と差し出しているのであるが)戦艦・駆逐艦等の数十隻、基地航空機の数百機をも撃沈の為に差し出したのであった。

 米東部時間の21日、トランプ米大統領は前述(本記事先頭)のツイッターへの投稿後、NBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス」に於けるインタビューを受ける収録(放送は23日日曜日)で、「(攻撃の)最終的な許可は与えていなかった」、と最後の最後まで攻撃を承認しなかった事を打ち明けた。また、イランと戦争になった場合は「かつてないほど完全な破壊をもたらすことになる」と警告し、「イランとの戦争は望んでいない」、「イラン側が望めば前提条件なしで対話に応じる」と述べた。
 
 2017年4月、シリア政府軍の仕業と見せかけた、西側欧米イスラエルに使われて拉致や臓器売買を行っている偽善のスパイ・テロ組織「ホワイト・ヘルメット」やアル・カイダ系「アル・ヌスラ」等の反政府テロ組織による「False Flag」(偽旗工作)の化学攻撃の後、トランプは「フェイク写真」を見せられただけで翻り、シリアへの攻撃を許可したとも見られている。トランプの短所と見られている、短気、瞬間湯沸かし器の様な激怒、軽挙妄動等を握る周囲の政権内の強硬派スタッフ、オバマ政権時代から居残る官僚、ネオコン、シオニスト、ユダヤ・パペット、メーソン・パペット、金融や軍産複合体企業幹部等の「戦争推進者」、「戦争煽動者」達は、トランプを操作して動かそうと試みて来た。
 2018年4月、再び「ホワイト・ヘルメット」や「アル・ヌスラ」等の反政府テロ組織により、化学攻撃が起こされたと見せかけた演出、芝居である「シリア・ハリウッド」のビデオが流出され、それによりアメリカ・イギリス・フランスの三国連合がシリアにミサイル攻撃を行った。

 トランプの肩を少し持って見てやるならば、米国を支配している裏権力「ユダヤ・イルミナティ・フリーメーソン」の意向に対して安易に逆らえない現実が在る事により、トランプは本当はシリアへの介入・干渉・攻撃を行いたくないのであるが、その様な裏事情が有る事から渋々攻撃せざるを得なかった事が僕の目には浮かぶ。
 2017年の攻撃時、反グローバリズムを掲げその後政権を去る事となった、トランプの最側近であったスティーブ・バノン米首席戦略官兼大統領上級顧問が反対していた。この時の攻撃では、米軍艦部から示された選択肢の中から比較的人的被害が出にくい攻撃を選んだ。
 2018年の攻撃では、攻撃前にシリア政府軍とロシア軍に向けて「ミサイルが行くぞ!」と一見すると「脅し」の様な呼びかけで、その実「避難せよ!」と呼びかけていた事が僕の目には見えて来るし、また攻撃予定時間を過ぎて暫くの攻撃引き伸ばしの後の「最精密ピンポイント攻撃」を行って、同じく人的被害を出さない様に気遣った事も見て来る。その攻撃、及び「偽旗」が起こされる直前には、トランプは米軍のシリア撤退を口にしていた。

 米国は大きく分けて、トランプ大統領をはじめとした「反グローバリズム派」と、これまでの米国同様に他国への介入を維持したいボルトンをはじめとした「戦争推進強硬派」に分けられる。トランプは、過去のアフガニスタン、イラク、リビア、そして現在まで続いているシリアへの米軍の介入・侵略を否定し、間違いであると指摘している。その上で、現在米軍が駐留しているアフガン、イラク、シリアからの撤退を希望している。トランプは「ビジネス第一」の面が有るものの、その中東からの撤退は実際に米国にとっても、また中東地域にとっても、益となる事である。

 この度は、その度重なる「戦争推進強硬派」からの突き上げにも関わらず、トランプはうまくかわした。そして、最後の最後まで、一度も、攻撃の許可を下さなかった
トランプは、無人機が実際に本来の航路を外れてイランの領空に侵入していた事実を、或る米政府高官から知らされていたとも言われている。また、保守系のFOXニュース関係者の助言によるとも言われていたり、トランプ政権誕生時の同僚で政権から去った後もトランプに助言を与えていると言われているバノンの影響も考えられる。更に、トランプを支持するオルタナティブ・メディア(代替メディア)の保守中道右派の「Infowars」(アレックス・ジョーンズ氏出演)等の影響も考えられる。

 本記事の冒頭に並べて掲載したツイートから、僕は次の様に察する。
 トランプは、自身がツイッターに投稿する2時間40分前にイランのタスニム通信が投稿して明かした、イスラム革命防衛隊のアミール・アリ・ハジザデ准将が領空侵犯した無人機と共に並んで飛行していた有人機に対する「10分前」に警告を発していた事を「真似」して、同じ様に「警告」、並びに「脅し」の意味も込めて「10分前」の攻撃中止命令の「嘘」のツイートを投稿したのであろう。また、その「10分前」という言葉によって、米国政権の二重構造に気付いてもらおうとしたのかもしれない。
 また、その米政権の「二重構造」について、トランプはその投稿に於いて、”We were cocked & loaded to retaliate last night on 3 different sights when I asked, how many will die.”とツイートして、”We were cocked & loaded to retaliate last night on ……”と「私達は昨夜、……報復する為に(ミサイルが)装填され、また(艦砲が)上に向けられた」と述べて、トランプ自身の意向では無く、またトランプ大統領以下ホワイトハウスの人達の意向でも無く、戦争推進者・煽動者達(実際はホワイトハウス内の一部も含まれている)の司令によって「勝手に」攻撃に向けた準備がされた事を、” We were ~ed”の「受動形」で表現したのではないだろうか。
 戦争煽動者のニューヨーク・タイムズ(NYT)紙をはじめとした主流メディア・大手マスコミの「フェイク・ニュース」と異なり、実際のところは、トランプは最後の最後まで一度も攻撃の許可を下さなかった。しかし、「脅し」、警告の意味を込めて、敢えてNYT紙の報道を全面否定せずにそれを「利用」する様にして、イスラム革命防衛隊司令官のコメントを載せたイランの通信社のツイートを「真似」して、「10分前」というツイートを行ったのであった。


 <この記事についてのタイムライン>

  イラン時間:6月20日0時14分、ワシントン時間:19日15時44分
   「(米国の)無人偵察機グローバルホークが、ペルシャ湾南部の米軍基地を離陸、航空法に反して申告用信号を消し、ホルモズ海峡からイラン南東部チャーバハールの方角へ飛行を続けた」

  イラン:20日3時55分、ワシントン:19日19時25分
   イランのイスラム革命防衛隊が、無人機と共に飛行していた米国の有人機「P8型哨戒機」に対し、領空を侵犯している事に対する警告を発した。

  イラン:20日4時5分、ワシントン:19日19時35分
   米有人機を標的にしない事を決定すると共に、米無人機をイスラム革命防衛隊の対空防衛部隊が撃墜した。
 
  ワシントン:20日朝(時間不明)
   米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が、複数のホワイトハウス高官の話として、イランに対する報復爆撃を一旦承認してから間もなく中止していたとする「フェイク・ニュース」を報じた。またこの報道では、「10分前」という言葉は出ていなかった。この報道について、米政府も公式に認めていない。

  ワシントン:20日9時15分
   アメリカのトランプ大統領はツイッターに、「イランは大変大きな過ちを犯した!」と投稿した。

  ワシントン:20日、そのツイッター投稿後
   トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、米無人機撃墜について「意図的に行われたこととは信じがたい」、「誤射」、「散漫で間抜けな、無責任で愚かな人間が行った可能性がある」と述べて、イランの上層部、指導部は関係していないとして、「戦争回避」の方向へ導く事を努めた。

  ワシントン:20日午後、そのトランプ大統領の発言後
   ホワイトハウスは政権幹部と議会指導部を集めてイラン情勢への対応を協議し、攻撃する事について賛成派と慎重・反対派に分かれた。

  イラン:21日13時53分、ワシントン:同日5時23分
   イランのタスニム通信がツイッターに、イスラム革命防衛隊・航空宇宙軍(IRGC AF)の)アミール・アリ・ハジザデ准将が無人機撃墜の「10分前」に警告を発した事を明かすコメントを掲載した。
    
  ワシントン:21日8:03
   トランプ大統領がツイッターに投稿し、その中で攻撃により「150人」の推定犠牲者数を聞かされ、「無人機の撃墜につり合わない」「何も急いでいない」とし、昨夜、攻撃準備が整っていたところで攻撃直前の「10分前」にそれを中止させた旨のコメントを掲載した。
    
  ワシントン:21日、そのツイッター投稿後
   トランプ大統領はNBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス」に於けるインタビューを受ける収録(放送は23日日曜日)で、「(攻撃の)最終的な許可は与えていなかった」、と最後の最後まで攻撃を承認しなかった事を打ち明けた。また、イランと戦争になった場合は「かつてないほど完全な破壊をもたらすことになる」と警告し、「イランとの戦争は望んでいない」、「イラン側が望めば前提条件なしで対話に応じる」と述べた。

 (<この記事についてのタイムライン> はここまで)

 6月20日
  イラン・イスラム革命防衛隊
   「20日木曜朝00時14分、無人偵察機グローバルホークが、ペルシャ湾南部の米軍基地を離陸、航空法に反して申告用信号を消し、ホルモズ海峡からイラン南東部チャーバハールの方角へ飛行を続けた」
   「アメリカの偵察用無人機は、地域西部へと戻る際に、ホルモズ海峡域においてイラン領空を侵犯し、偵察・情報収集を行っていた。本日午前4時5分、イラン領空に侵入したところをイスラム革命防衛隊対空部隊により撃墜された」


  トランプ大統領
   米東部時間の20日朝9時15分(ツイッター)
    「イランは大変大きな過ちを犯した!」
   ホワイトハウスでの記者会見
    「(イランが米軍の無人偵察機を撃墜したことについて)誤射(によるものだ)」
    「おそらく間違いをやらかしたのだと思う。将校か誰かが誤ってドローンを撃ち落してしまったのだろう」
    「(撃墜は)散漫で間抜けな、無責任で愚かな人間が行った可能性がある(イラン指導部の直接的な指示ではなかった)」
    「意図的に行われたこととは信じがたい」


  アメリカの軍用無人機専門家のUlrike Franke博士
   「無人偵察機グローバルホークは絶対に撃墜されないと予想されていたが、これは誤算だった」
   「世界で最も大型で高額の無人機がイランにより撃墜された」

 6月21日
  イギリスの新聞ガーディアンのインターネットサイト
   「……アメリカのある政府高官は匿名で、表向きに事実に近い発言をし、対イラン攻撃の停止の理由は、この無人機やそのほかのアメリカの無人機P8Aポセイドンが実際に、本来の航路をはずれ、イランの領空に侵入していたことによるものだとしている」

  同日5:23(=ワシントン時間、日本時間(JST)=19:23、太平洋標準時(PST)=同日3:23、イラン=同日13:53)
   イランのタスニム通信(Tasnim News Agency)(ツイッター)
    「『撃墜したスパイ・ドローンは米国の侵略への(説明・証拠となる)記録だ』と、イランが現地時間の3時55分に最後の警告を出したという事に付け加えて、(イスラム革命防衛隊・航空宇宙軍(IRGC AF)の)アミール・アリ・ハジザデ(Amir Ali Hajizadeh)准将は言った。」

  同日8:03(=ワシントン時間、日本時間=22:03、太平洋標準時=同日6:03、イラン=同日16:33)
   アメリカのトランプ大統領(ツイッター)
    「……月曜日(※ 木曜日の誤り)に、彼らは国際水域を飛んでいる無人ドローンを撃墜した。私がどれぐらいの数(の人々)が死ぬだろうかと尋ねた時、私達(=トランプ大統領以下ホワイトハウス)は昨夜(※ 戦争推進・煽動者達の司令により)3つの異なる地点(※「sites=地点」を同音の「sights」と誤記)に報復する為に(ミサイルが)装填され、また(艦砲が)上に向けられた。 150人の人々というのが、将軍(=米軍幹部)からの答えであった。ストライキの10分前に、私はそれを止めた。……」
    「……無人機の撃墜につり合わない。私は(イランに関して)急いでいないし、私たちの軍隊は立て直され、刷新され、そして世界の中で群を抜いて遥かに最高の状態で、行く準備ができています。制裁が昨夜より多く追加されて(その成果によりイランを)抑えている。イランは、アメリカ(の意)に反する事無く、世界(の意)に反する事無く、決して核兵器を持つことができない!」
  
  米東部時間・同日朝のツイッター投稿後
   トランプ米大統領 (23日放送のNBCテレビの番組「ミート・ザ・プレス」収録インタビュー)
    「(攻撃の)最終的な許可は与えていなかった」
    「(イランと戦争になれば)かつてないほど完全な破壊をもたらすことになる(と警告)」
    「イランとの戦争は望んでいない」
    「イラン側が望めば前提条件なしで対話に応じる」


 
YouTube: Trump: Decision To Call Off Attack On Iran: ‘I Didn’t Think It Was Proportionate’ | NBC Nightly News
2019/06/21公開

  アメリカ民主党のナンシー・ペロシ下院議長
   「あの規模の巻き添え被害を伴う攻撃を行えば、かなり挑発的とみなされるだろう。大統領がそうした選択をしなかったことをうれしく思う」

 
YouTube: Pelosi, Schumer warn against war with Iran
2019/06/20公開
  
  アメリカ民主党のチャック・シューマー上院院内総務
   「大統領は戦争を意図していないのかもしれないが、大統領とその政権がへまをして戦争に突入することを心配している」

  アメリカ共和党の幹部のミッチ・マコネル上院院内総務
   「政権は慎重な対応をしていると言えるだろう」

 6月22日までに
  某評論家達
   「イランが国益を防衛する上で非常に高い能力を有し、アメリカのより厳しい措置に適切な形で回答する力を持っていることが明らかになった」

  米ジョンズホプキンス大学のロバート・グットマン氏
   「彼は自分が何をしているか分かっていない」
   「彼はほら吹きのいじめっ子だが、外交政策に関する経験は皆無だ。彼は『俺はタフガイだが、俺を試すなよ』と言っているのだ」

 
YouTube: Trump approves strikes against Iran, then abruptly pulls back: NY Times
2019/06/21公開
 
YouTube: Trump said he halted Iran attack 10 minutes before strike
 2019/06/21公開

YouTube: Trump’s flip-flops on Iran
 2019/06/21公開

YouTube: Bolton’s ‘path to diplomacy’ is ruse to crush Iran’s economy: Analyst
2019/06/27公開

  本ブログ過去の関連記事
  ・2019/05/29付:『イランへの派兵を望まないトランプ米大統領は結局「渋々」、悪魔のユダヤネオコンBチームの“欲望”とすり合わせ/Trump balanced reluctantly after all』

  ・2019/04/27付:「イランの転覆を謀るテロ組織『MKO』を支援する偽善者・米英仏の二重基準/Hypocrisy duplicity US-UK-France support anti-Iran terror "MKO"」
  ・2019/04/28付:「イラン南東テロ:MKO、米・シオニスト・サウジ・UAE、そして臭うイルミナティEU/Iran SE terror:US, Zionist, Saudi・・・ & reeky Illuminati-EU」

  ・2019/05/21付:「サウジ船へ偽旗、悪魔ユダヤネオコンBチーム、煽動者マスコミ/False Flag to Saudi by "Satanism Cult B team" & War Agitator Jew's NYT」
  ・2019/05/22付:「Red Alert !!, Iran-US:駐イラク米国大使館付近への戦争煽動者による更なる『偽旗工作』/Moreover, "False Flag" added by War agitator」
  ・2019/06/18付:「Red Alert ! 南シナ海で米国潜水艦が日本タンカーを攻撃し中国のせいにする『偽旗』の可能性、勿論偽イスラエルにも要注意/ South China Sea "False Flag" by US」
  ・2019/06/19付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米国と偽イスラエルによる「自作自演」の犯行(1/5)~両国潜水艦の存在/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/10付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(2/5)~ネタニヤフから再度の侮辱/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/12付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米国と偽イスラエルによる「自作自演」の犯行(3/5)~機雷と無人機攻撃/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(4/5)~モサドとCIAとMKO/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:「イラン反体制派国際テロ組織MKOを支援する偽善者欧米・偽イスラエル・偽ユダヤ・ネオコン・シオニスト/US, EU & Fake Israel back MKO of Iran anti-regime」
  ・2019/07/13付:『"False Flag" 日本タンカー攻撃は米と偽イスラエルによる「自作自演」(5/5)~中東が白人支配故の妨害か/Japanese tanker attack by US & Fake Israel』
  ・2019/07/13付:『米無人機撃墜:イラン領空侵犯は戦争煽動者による「挑発」、戦争突入への「リメンバー・グローバルホーク」/"Remember GH" that Provocations by War Agitator』
  ・2019/07/13付:『米無人機撃墜:アメリカによるイラン領空侵犯の「証拠」/"Evidence" that US Global Hawk shot down invaded Iranian region』

  ・本ブログ カテゴリー:「イラン」 ・・・本ページ右サイド

 引用文献
  ・新改訳聖書(発行:日本聖書刊行会)
  ・新改訳新約聖書(1965年版)(発行:日本聖書刊行会)
  ・World English Bible(eBible.org)

  ・2019/06/20付・ParsToday日本:「イランが、領空侵犯した米無人機撃墜の詳細を発表 (動画)」
  ・2019/06/21付・時事通信:「米大統領、イラン攻撃を10分前に撤回=無人機撃墜で報復検討-勢い増す強硬派」
  ・2019/06/21付・WALL STREET JOURNAL日本:「イランの米無人機撃墜 意図的でない可能性も=トランプ氏」
  ・2019/06/21付・BBC NEWS JAPAN:「トランプ氏、イラン爆撃をいったん承認し取りやめ 本人もツイート」
  ・2019/06/22付・ParsToday日本:『アメリカの偵察機専門家、「我々は面目を喪失」』
  ・2019/06/22付・時事通信:『イラン攻撃「釣り合い取れず」=米大統領、中止の経緯明かす』
  ・2019/06/22付・Newsweek日本版:「トランプ、イラン攻撃取り消しは作戦開始10分前」
  ・2019/06/22付・AFP BB NEWS日本:「土壇場でのイラン空爆中止、トランプ氏の矛盾する衝動を浮き彫りに」
  ・2019/06/23付・ParsToday日本:「米政府関係者が、イラン領空侵犯の事実を認める」

 参考文献
  ・2019/06/21付・SPUTNIK日本:「トランプ氏、イラン攻撃10分前に指令を撤回と明らかに」
  ・2019/06/21付・FNN PRIME:「トランプ氏イラン攻撃“一時承認” 米政府は公式には認めず」
  ・2019/06/21付・時事通信:「米大統領、中止の経緯明かす」
  ・2019/06/22付・朝日新聞:「トランプ大統領の本音はどこに イラン攻撃、直前で中止」
  ・2019/06/23付・毎日新聞:「イラン 米無人機撃墜 報復、米の撤回過程に異論も 揺らぐトランプ発言 FOX関係者の助言優先か」


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